Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 大阪・劇団四季「オペラ座の怪人」
    職場の仲間と大阪に研修に行くことになり、梅田の大阪四季劇場で上演中の「オペラ座の怪人」を観ました。前に下野昇叔父が出演した「CATS」を観たことがあり、劇団四季の舞台は久しぶりでした。開演早々豪華な装置や衣裳に目が奪われ、オペラの発声によって進行するミュージカルにしばらく時間を忘れてしまいました。劇団四季は日本で成功している有名な劇団で、観客の楽しませ方を心得た舞台は、観ていて安心感がありました。キャストもダブルキャストどころではない大勢のキャストを抱えていて、長丁場を乗り切るための工夫や手段を感じました。
    起伏の多い地形
    自宅から職場まで通う道すがら思うことは、この横浜郊外の地形のことです。起伏に富んだ地形で丘陵が多く、また山が開発された名残りとして切り立った崖もあります。相模原の方に行くと地形は平坦になっていくように思いますが、ここ横浜は小さな丘がたくさん点在しています。風景としては快い景観を作っていて美しく感じますが、坂が多い街に住む生活者としては、駅から徒歩で行くには結構大変な思いをしています。立体作品を作っていると、空間に対する認識に神経を使うようになり、それが作品ばかりではなく、こうした地形にも興味が及んできます。坂の上から眺めると丘陵が連なった景色が眼前に広がり、丘陵のうねる角度や川の蛇行に楽しさを見つけて、いつまでもそこに佇んでいたくなるのです。            Yutaka Aihara.com
    横浜の「絹谷幸二展」
    地元横浜のデパートで「絹谷幸二展」が開催されているので見てきました。独特な色彩はますます冴えわたり、補色同士のぶつかり、構成のメリハリが圧倒的な力で迫ってきました。絹谷絵画は、日本人好みの肌理が細かく渋く地味な絵画という概念をひっくり返した世界で、明るい太陽に照らされたカーニバルのような絢爛たる絵画です。最近の「祭り」のシリーズにも奔放な色彩が施され、絹谷絵画らしさが面目躍如としていました。自分もこのくらい強烈な色彩が使えたらいいなと思いつつ、会場をぐるりと回りました。見終わった印象は、たくさんの色彩を使っていながら、不思議と不自然さは感じられず、むしろしっとりとした感じが残りました。色彩が作者によって巧くコントロールされ、心地よい色面構成を作っていたせいかもしれません。
    下野昇リサイタルに寄せて
    声楽家下野昇は家内の叔父です。ちょうど家内と付き合いだした大学4年生の頃、初めて東京文化会館でのリサイタルに連れて行かれ、声量の凄さに驚いたことを覚えています。その頃、叔父は小沢征爾指揮によるオペラに出演もしていて雲の上の存在でした。家内と一緒になってから幾度となくリサイタルに招かれ、その度に豊かな表現力に声援を送ってきました。今年73歳の叔父は横浜市青葉台のホールでリサイタルを行い、昔と変わらぬ声量に驚かされ、またその声量に支えられた歌心に鳥肌が立ちました。自分の創作活動も叔父のようにずっと豊かな表現力を持っていたいとつくづく思いました。ピアノ伴奏した河原忠之氏の技量も特筆すべきものがありました。決して歌より表に出ない伴奏でありながら、その音の表情は雄弁そのもので伴奏に聴き惚れてしまいました。ギャラリーで発表する自分の作品にも言えることですが、こうした場所に客を呼ぶ以上は、来てよかったと思えるものを提供すべきと感じました。                       Yutaka Aihara.com
    RECORDシーズン2アップ
    昨年の2月からRECORDの2年目のシーズンが始まって、今年の1月に完了しました。とりあえず2月分と3月分をホームページにアップしましたのでご覧ください。2月は三角形を、3月は正方形をそれぞれ基本にした構成的な作品を作りました。ずっとポストカード大の平面作品を作り続けていますが、3月は奄美大島に行った記念に、そこで購入した大島紬の生地を使ったRECORDにしています。RECORD(記録)というタイトル通りに旅先で仕入れた素材を使って、思い出を封じ込めるようにしています。なお、ホームページにはこの文章の最後にあるアドレスをクリックしていただけると入れます。よろしくお願いいたします。Yutaka Aihara.com