Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • ウィークディの工房
    今日は仕事帰りに工房に立ち寄りました。滅多にないことですが、大きな陶彫ピラミッド4点の梱包が終わっていないため、工房で仕事をすることにしたのです。ついでにRECORDの彩色もやりました。夕暮れ迫る工房でしたが、暑さは相変わらずで、蒸し風呂のような中で汗を搾りながら作業をしました。毎晩こんなふうに工房に通えたらいいのですが、公務が立て込むと、そういうわけにもいかず結局週末だけが頼りの創作活動になっています。仕事人間としては、まだ融通がきくほどの立場ではなく、超過勤務も仕方ない状況です。多忙が心身に染み込んで、創作でさえ短時間でイメージを固めてしまう癖がついています。それだけ緊張を強いられることもありますが、それも習慣として身についてしまっています。何かをやっていないと落ちつかないという軽い強迫観念があるのかもしれません。眠気はふいにやってきて、突如動力が止まるように寝てしまう日常です。深い眠りにつけることが幸いです。
    夏空の彼方へ…
    週末の汗水流す作業で疲れが残っている週明けです。どうも気分が前向きになりません。あと5日も経てば個展の搬入があるのに、慣れたせいもあるのかもしれませんがワクワク感はありません。梅雨が明けた空は真っ青な夏空です。午後、出張があって蒸し暑い外を歩いていると、青空がどこまでも広がっていて、まばらな日陰を選びながら目的地に着きました。会議中も窓から見える横浜の高層ビルが青空に映えていました。夏の空の彼方に浮かんだ雲。雲をこえたところには何があるのか、そんな想像力をかきたてる今日の空です。空を見ていたら、どこかへ放浪したくなりました。空の彼方へフワリと飛んでいけたら気持ちいいのに…と思いながら勤務時間を日々消化している日常です。
    週末 木枠の製作
    今月の個展に出品する「構築~楼閣~」の陶彫部品に、高さ70cmの四角錘(ピラミッド)が4点あります。今まで自分が作った陶彫作品の中で一番大きなものです。搬入用木箱には入らず、直方体の木枠を組んで、その中に収めて搬入しようと思い立ちました。上に別の箱が積まれても大丈夫な木枠を作ってみましたが、思った以上に時間がかかって、今日は梱包までいきませんでした。あとは搬入当日の土曜日の朝に、4つの大きなピラミッドをエアキャップで包んで木枠に収め、ギャラリーに運搬しようと思います。今年は準備万端とはいかず、ちょっと焦っています。明日から公務員としての仕事が待っていますが、どこかで暇を見つけて搬入準備を終わらせたいと願っています。
    週末 搬入用木箱の製作
    来週に迫った個展のために今日と明日は制作より製作を優先することにしました。制作というのは創作活動の場合を指し、製作というのは作業全般のことを指します。今日は搬入のために木箱をいくつかを作りました。陶彫部品はそれぞれ木箱に入れて保管しています。自分は個展のたびに出品作品の木箱を作っておきます。かつてはダンボールに入れて運搬しましたが、長く収納庫に置いておくとダンボール箱が潰れてしまうのです。過去の作品のダンボールは全て廃棄して、新たな木箱を作ったのです。そこで2年前より作品は全部木箱に入れることにしました。手間が少々かかりますが、後々のことを考えれば、このくらいはいいのではないかと思います。横浜は梅雨明けしたらしく、蒸し暑い工房でしたが、いつものように汗で上着を濡らしながら作業を行いました。明日も継続です。
    「シュルレアリスム宣言」以前
    現在、通勤電車の中で読んでいる「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・ベアール著 思潮社)は、時代背景やら現代文芸史の知識が乏しいとなかなか先に進めず、長い間鞄の中に携帯している状態です。ちょうど20歳代前半のブルトンが、周辺の仲間とダダイズムを体現し、芝居の戯曲の中で破壊行為ともとれる言動を行ったり、騒々しい集会を開いたり、催眠実験を繰り返しています。ダダイズムの時代に生きた作家であれば、その雰囲気がわかるのでしょうが、自分はこうした書籍から知識を得るのみで、一時代を風靡した運動のことはよくわかっていません。体系化されることを嫌い、既成概念を打ち砕くダダイズムは、当時は革新という知識を纏った暴動だったのかもしれません。それによって行き着く先は、一体どこなのでしょうか。さらに熟考され、啓蒙的でさえあったシュルレアリスムだったということでしょうか。ブルトンが20歳代後半になって、シュルレアリスム宣言に至る過程が同書で描かれており、今読んでいるところは、まさにシュルレアリスムに差し掛かる箇所なのです。いよいよ面白くなるブルトンの伝記ですが、短い通勤時間の中で、じっくり味わいながら読んでいこうと思います。