Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

  • Tag cloud

  • Archives

  • 横浜市民ギャラリー搬入日
    昼ごろ、業者が作品を取りに来て、そのまま横浜の関内にある市民ギャラリーに向いました。116本の杉材の柱、9枚の土台は搬入口から運び込むのに時間がかかり、さらに梱包をとく作業にも時間がかかりました。入り口近くに設置。作業場では大きく見えていた作品が意外に小さく見え、かなりの時間を使った労働の蓄積もこんなものかと思うほど、こじんまりとした印象をもちました。でも例年のような物足りなさは今回は感じられず、密度といい、空間配置といい、まずまずかなと思いました。ただ土台の広がりがあまりなかったことがやや不満です。もう少し量を作るべきだったと思いました。今週末は市民ギャラリーにずっといるので、何かまだ不満なところが見えてくるでしょう。案内状を出せなかった人のためにグループ展のインフォメーションを記しておきます。名称は「サクレ展」、場所は横浜市教育文化センター1F、明日23日(金)〜27日(火)10:00〜18:00(ただし最終日は〜16:00。ご高覧いただければ幸いです。
    搬入前日の戯れ言
    明日「構築〜起源〜」の搬入と設置があります。市民ギャラリーで組み立て作業をしますが、この時初めて完成された作品を全体として眺めることができるのです。自分の制作工程では部分を作り続けて全体を見る機会はほとんどなく、全体を捉える時はまだ砂マチエールや柱の修整彫り・炙りをやっていない時なのです。この時ようやく全体を考えながら最後の表面加工を施すのです。もう2ヶ月も前のことです。部品の梱包に時間がかかることがあり、試しにどこかで全体を組み立てることを今までしたことがありません。明日がすべてです。新作の長所も短所もすべて明白になる一日です。きっと例年のように反省することがあるだろうと思いますが、今日くらいはプラス思考で、頭の中で行うシュミレーションに酔っていたいのです。欠点が見えないうちが花です。                         Yutaka Aihara.com
    職場で三吉演芸場観劇
    昨日は警察署で武道初めを見て、今日はまったく雰囲気を変えて三吉演芸場に行ってきました。これは職場で新年会として自分が企画したものです。横浜に住んでそこで働いている身としては、常々地元の演芸場を応援したいと思っているのです。今日は橘菊太郎劇団の座長不在日で、恋瀬川情炎というゲスト座長がやってきました。この人の追っかけが指定席を占め、私たちは後ろの方の自由席をとりました。案の定大入り満員でした。お客さんから戴いた万札を胸につけて歌い踊る役者は、まさに客あっての商売で、サービス精神に溢れ、色気や情感いっぱいの空気をまき散らせていました。自分はこうした商業演劇が結構好きな方です。作り物の世界は芸能も芸術も変わらないと思っているほどです。理屈なしに楽しめる濃密な時間を過ごし、ちょっぴり心が元気になったような気がしました。              Yutaka Aihara.com
    警察署の武道初め
    このところブログに作品のことばかり書いてきたので、今日は話題を変えます。警察署が行う武道初めに職場を代表して行って来ました。若手の警察官たちが日頃鍛えている腕前を、柔道や剣道を通して披露するのが武道初めです。紅白に分かれた選手が柔道や剣道で勝ち抜いていくもので、勇ましい掛け声や体当たりの試合で、こちらまで熱くなってしまいます。地域を守るために逞しい心身を作っておくのが警察官の使命です。今日の様子を見ていると、日本の秩序はまだ大丈夫という気がしてきます。しばし時間を忘れて清々しい雰囲気を味わってきました。
    新作の梱包作業
    よくぞここまで辿り着いたと思うほど今回は制作に手間取りました。梱包作業は116本の柱と9枚の土台を別々に梱包するので、全部で125個の部品に分けて行います。とくに土台は自分ひとりで梱包するのに無理があり、今日ばかりは家内に手伝ってもらいました。部品が多いので箱詰めでは時間が足りず、ビニールシートにエアキャップを貼って、それにひとつずつ部品を包む作業になりました。梱包はとても大切な作業のひとつです。というのも自分がやっている集合彫刻は搬入設置に時間がかかるため、簡単に作品を見せられないところがあるのです。展覧会の後は、作品を梱包して倉庫に収めてしまうので、保存状態をできるだけよくしておきたいと願っています。梱包に気を使う理由はそこにあります。来週の搬入の後は7月の銀座の個展まで保存です。