Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 本焼きの心配
    震災で大変な被害に遭われた方々を思えば、自分の心配なぞ取るに足りないことですが、深夜3時頃に横浜でも震度3程度の揺れがあり、昨日窯入れした作品がどうなっているのか心配になりました。今日は仕事帰りに工房に行って、窯の様子を見てきました。窯の温度計はいつものように順調な温度を示しており、ホッと胸を撫で下ろしました。どの程度の地震で安全装置が作動するのかわからないし、もしも途中で電気が切れれば窯内の作品はどうなってしまうのか自分にもわかりません。ただ釉薬を使っていないので、再度スイッチを入れれば案外大丈夫な気もしています。こんなことで心配する自分からすれば、栃木県益子や茨城県笠間の陶芸家は、5月の陶器市を控えて、その心配は計り知れないものがあると察します。彼らは直接生活に結びつく商品を作っているわけですから、大変な心労があろうかと思います。自分も含めて本焼きが問題なく済むことを願っています。
    週末 「構築~解放~」運搬
    図録撮影日が5月8日になったことを受けて、自宅の物置にある「構築~解放~」を工房に運搬しました。組み立てると幅5メートル以上、縦2メートル以上になる作品ですが、数十個の部品にしてあり、それぞれ丁寧に梱包してあるので、持ち運びは人力だけで可能でした。ボランティアの子が来てくれたおかげで、午前中に運搬を終えました。自宅の物置から工房まで歩いて数分の距離を何度も行き来したせいで結構疲れました。確認はまた次回にします。午後は「構築~楼閣~」の仕上げを施した部品の窯入れを行いました。ほとんど出来上がっている「構築~楼閣~」ですが、わずかばかり本焼きをしていない部品があるのです。震災の影響で窯を作動させることをしばらく見送っていました。そろそろタイムリミットとなり、今日から窯入れを始めることにしました。計画停電がないこと、大きな地震の揺れがないことを願うばかりです。
    週末 図録の打ち合わせ
    朝から工房で制作三昧。「構築~楼閣~」の残りの陶彫部品の仕上げにかかっていました。午後、今までずっと担当していただいているカメラマンが来て、夏の個展の図録のための打ち合わせを持ちました。これでやっと個展に向けての気構えが出来ました。毎年のこととはいえ何かがないと個展に向けて動き出せないのです。打ち合わせを持つことは実感が持てる大切な機会です。撮影日は5月8日(日曜日)に決まりました。現在8割程度できている「構築~楼閣~」と修整が必要な「構築~解放~」の2点が出品作品です。5月8日までに2点を完成させなければなりません。いよいよ全体構成に向けて取り組む期間になります。精神的には大変ですが、楽しい期間でもあります。図録の雛型もやっていくつもりです。工房内の温度は20度を超えて初夏のような空気が漂いました。季節的には制作しやすい気候で、これから作品作りは佳境に入ります。
    長いような短いような…
    年度当初の1週間は長いような短いような1週間です。月曜日は山積した仕事に、週末の眠りから一気に目覚めて、ひたすら取り組んでいます。朝7時前に職場にやってきて、気がつくと夜7時を回っていることもありました。あっという間に金曜日がきて1週間が終了。ついでに言えば週末も長いような短いような…。土曜日の朝に作業を始めて、あっという間に日曜の夜を迎えます。明日からの週末もきっと同じです。これを充実していると言っていいのかどうか。通勤電車の中でA・ブルトンを読んでいますが、文章を咀嚼し思索を始める前に駅に到着。知識のみが空回りしているような感じです。RECORDも毎晩あくせくやっていて、じっくり眺める余裕はありません。それでも職場での仕事は確実に出来上がり、週末の制作は完成に向かって進んでいます。RECORDも然り。途中で躓いたり、転ぶことはできませんが、不思議なことにこんな時期は迷いさえ生じないのかもしれません。リズムに身を任せている毎日が、長いような短いような時を刻んで過ぎていきます。
    桜満開の風景
    職場でも窓を開けておくと、桜の花びらが入ってきます。職場には巨木となった桜が数本あります。自宅の周囲にも桜があって目を楽しませてくれます。桜は不思議な木だと思っています。葉が出ないうちに枝という枝が白い花に被われて、桜満開という雰囲気を醸し出します。山々を見ると、あそこにもここにも桜があったと気づきます。普段気づかないところに桜があって、この時ばかりは桜であることを主張しているのです。桜はあっという間に散っていきます。この儚さがいいと感じる人は多いようで、桜が絵画になったり、詩に詠まれたりする所以であろうと思います。時が移る気配を堂々と示してくれる木でもあります。自分は公務員になってから年度初めの忙しさが付き纏い、桜を愛でることもなく時を過ごしてしまいます。視界を掠める程度の風景でしかないのです。休日に花見に行こうとしても、制作に追われていて、工房の窓から眺める程度です。定年になったら桜満開の風景をゆっくり楽しみたいと思います。