2011.05.08 Sunday
今日は好天に恵まれた一日でした。いつも仕事を一緒にやっている御馴染みのカメラマンが来て、7月の個展用図録の写真撮影を行いました。昨年より1週間遅い日取りになりましたが、自分としては充分に準備する時間があって、好都合でした。最近工房に出入りするようになったアーティストの卵たち3名が手伝いに来てくれて、カメラマン到着前に野外工房に「構築~解放~」の組み立てと設置をしてくれました。持つべき者は有能なアシスタントだとこの時ばかりは思いました。室内では「構築~楼閣~」、加えて先程野外に設置して撮影を終えた「構築~解放~」を室内に移動しての撮影となりました。その後、小品「陶紋」の撮影と続き、ほぼ丸一日かけて撮影終了。今日は真夏日になり、暑い工房内で体力を消耗させながら作品の解体と梱包を行いました。3人の若い力に感謝です。個展搬入前に作品の確認を行える機会として、この写真撮影は大切なイベントなのです。いよいよ今年も個展に向けての準備が出来てきた実感があります。
2011.05.07 Saturday
3月11日に東日本大震災があって生活意識が変わりました。災害は予期せずやってきて、私たちの生活をあっという間に変えてしまうのかと改めて思いました。震災に遭われた方々に心からご冥福をお祈りいたします。こうした有事に自分は唖然とするばかりです。幸い勤務先は地域社会との絆が強く、防災拠点施設としての機能を持っています。自分も公務員としてやるべきことがあると自覚しています。有事となれば彫刻のことなど考える間もなく、地域社会に全体の奉仕者として貢献しているかもしれません。では彫刻家としての自分はどうなのか、現代美術はどのようなカタチで社会貢献できるのか、それも考えていきたい課題です。震災から2ヶ月…。被災された人々が自身の心と向き合うのはこれからです。被災を伝えられてきた私たちも自身の心と向き合うべきと考えます。人の心に希望をともすのは何か、かつて自分も生きる力を与えてもらった何かがあるはずです。公務員として自覚をもって行動すると同時に、造形する者として何をするべきか今後の大きなテーマとして捉えたいと思います。
2011.05.06 Friday
今年の7月にある個展に陶彫による小品を出すことにしました。昨年まで小品と言えば「球体都市」で、それを毎年数点ずつ出品していました。「球体都市」は40個近くになり、ひとまず昨年で幕を引きました。ただ球体はとても好きなカタチなので、別のシリーズにして今後も制作していきたいと思っています。今年は「陶紋」と名付けた直方体の小品を7点出品いたします。直方体の高さとレリーフ文様に変化をつけてシリーズ化を図りたいと考えています。時間が許せばいろいろなバリエーションが可能で、持ち運びに容易な大きさなので気楽に作るには最適だと思います。小品は大きな空間を想定した雛型として作ることも楽しいし、また手の平において眺める親しみやすさも魅力のひとつです。小品の楽しさは充分わかっているつもりでも、年間スケジュールに差し込むのは至難の業と言わざるをえません。二束の草鞋のつらいところで、限りある時間の中で、まずギャラリーの空間を考えてしまうと作品は大きくなってしまうのです。小品「陶紋」はどのくらい続くのかわかりませんが、可能な限り展開していきたいと思います。
2011.05.05 Thursday
連休最終日です。なかなか充実していたように思える連休でした。制作はどんなにやっても満足と言うことはありませんが、時間を有効に使えたような気がしています。今日の午前中は工房にいました。7月の個展に出すことにした小品の印を彫って作品に貼り付けていました。先日彫った印と合わせると、今回は2種類の印を彫ったことになります。RECORDも今日の分を仕上げて工房を後にしました。午後は家内の従兄弟のホームパーティーに招待されていたのです。冠婚葬祭だけでなく、何でもないときに従兄弟たちに会って、最近のことやら、将来のことやら、あるいはグチが言いあえるのはとてもいい関係だなぁと思って、ひと時を過ごしました。昼12時から夜9時まで長々とお喋りに興じました。次は相原工房でパーティーが出来たらいいなぁと思いつつ帰宅しました。
2011.05.04 Wednesday
今日は工房で制作三昧の一日でした。次なるイメージに向かって木材の購入に出かけました。昨日益子や笠間に行って数々の陶芸作品を見ているうちに、イメージが固まりました。来年夏の発表を目指して現在制作を開始している「発掘シリーズ」の新作屏風とは異なるイメージで、むしろ「構築シリーズ」に続く作品です。径40センチか50センチの丸太を基本にしようと思っていましたが、集成材で円柱を作り、そこに陶彫部品を組み入れようと思います。丸太から集成材に考えを変えたのは、木材そのものが個性を主張してほしくないと思ったからです。銘木のような木材はそれだけで見栄えがして個性的です。造形とは違う要素が入り込んでしまうことがあります。立体造形としてイメージする場合には素材そのものは無性格な方がいい時があります。今日は集成材に使えそうな木材を購入して径と高さを決めました。この素材に着手するのは、まだ先ですが、素材が工房に置いてあるだけで意欲が出てきます。しばらく素材を眺めていたいのです。来年になるか再来年になるか発表の機会は別に考えるとして、複数の作品制作を同時にスタートさせるのは自分の常套手段です。