Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 携帯電話の買い替え
    自分は電話とメールくらいしか使わない携帯電話ですが、家内は映像や音楽のダウンロード、ゲーム等携帯電話の機能をフルに活用しています。初めは携帯電話なんて嫌いと言っていたのに、一度持ち出したら手放せなくなっているようです。10年くらい前に一緒に購入した携帯電話ですが、何回か買い換えています。今回は、というより今回も家内の携帯電話が壊れて、今日買い換えてきました。私は買っても放りっぱなし、家内はさっそくいじりまくって発信音や待ち受け画面を自分なりに変えています。便利な通信機器ですが、これが普及していなかった時代は、その時代なりの楽しみがあったはずと考えると、これが本当にいいものかどうかわかりません。昼間作業場でやっていた砂のマチエールを貼る作業は手で行う素朴な仕事ですが、こういうリアルな世界が傍らにないと自分は落ち着かない性格で、遠方から画像や文字が通信されてきたりする世界は、やはり馴染めないのかもしれません。Yutaka Aihara.com
    凝縮した時間を生きる
    砂のマチエールに関わって今日も一日が終わろうとしています。作業場に朝入ると、あっという間に夕方がやってきます。まさに凝縮した時間を生きている感じです。何も考えずに手先だけを見つめて7時間、それが一瞬とも思える7時間です。創作活動に憑かれると一生が短いと感じるのは自分だけでしょうか。ああしたい、こうしたいが増えてきて、技能が追いつかなくなる感じです。たったひとつのことしかやっていないのに、次から次へイメージが溢れてくるのは創造行為の特徴です。中途半端なところでは幕引きが出来なくなってしまうのです。今日は腕や肩、腰の疲れだけではなく、目の疲れもひどくなってきたので、身体的な理由で作業の幕引きをしましたが、明日も継続です。                            Yutaka Aihara.com
    08年末の砂のマチエール
    今年も例年の通り、新作の平面部分に砂を硬化剤で貼り付ける作業がやってきました。いつも暮れの押し迫った頃にこの作業をしています。昨年も一昨年もテーブル彫刻のテーブル部分に当たる厚板に砂を貼っていました。今年は床から杉の柱が立ち上がる大地の部分に砂を貼ります。大地は厚板9畳分あって穴が開いています。砂マチエールをつけるところは例年になく広い範囲で、今年中に終わるかどうかわかりませんが、正月休みで砂が固まるので、今年中に何とか終わらせたいと、今日から頑張り始めました。横浜市の公務員としては休庁期間に入りました。でも制作は今日からフル回転です。日々目標を掲げてやっていくことにします。腕や腰に疲労が出ていますが、気持ちで持たせる毎日です。                     Yutaka Aihara.com
    奄美大島のタンカン
    家内の叔父が奄美大島から送られてきたタンカンを届けてくれました。今年春に訪れた奄美大島。家内の血縁をひく嘉徳の村より送られてきたものだそうで、本土では貴重な柑橘類になります。表面はでこぼこしていて、ちょっとデコポンに似た果物ですが、独特な美味しさがあって大好きです。何といっても香りがいいのです。南国の感じが溢れていて、こちらで売られているみかん等の柑橘類とは異質な感じがします。今日は仕事納めで、明日から休庁期間に入ります。休庁期間は例年彫刻の作業が捗る期間でもあります。大好きなタンカンを食べて勢いをつけて、明日からめいいっぱいの作業に臨みたいと思います。                          Yutaka Aihara.com
    「セザンヌ主義」展
    地元の横浜美術館による企画展「セザンヌ主義」に行ってきました。クリスマスのみなとみらい地区はさぞや混んでいるだろうと思って覚悟して出かけましたが、あにはからんや不況の影響なのか、思ったほどの混雑はなく、当美術館の企画展もゆったりと観ることができました。「父と呼ばれる画家への礼賛」と副題にある通り、内外の画家による多様な表現が展示されていましたが、セザンヌから受けた影響がいろいろなところに垣間見られて、面白い企画になっていました。近代から現代に繋がる造形芸術の流れはセザンヌから始まったと言っても過言ではないでしょう。見慣れたはずのセザンヌの絵画が妙に美しく感じられて、絵画は自然の再現や模倣ではなく、自然から受けた感動そのもので自然を描くものという基本的なことを再確認しました。                                Yutaka Aihara.com