2011.03.29 Tuesday
年度末の残務整理が多忙を極めるなか、通勤時間の読書が唯一の心の癒しです。アンドレ・ブルトン著「シュルレアリスムと絵画」を読んでいて、超現実の世界に心を委ねながら、夢と現実が交差する造形を楽しんでいます。現実逃避なのか、それとも今の自分がいる世界が本当の意味でリアルなのか、よくわからなくなります。内面世界に遊びたいと思うのは、年度末残務の多忙さ故か、心が枯渇しているせいか、あるいはその両方かもしれませんが、無性に創作に向いたくなるのです。就寝は疲れて夢さえ見ない毎日ですが、せめて通勤時間に読む書籍に誘われて、超現実的世界に遊びたいと願っています。
2011.03.28 Monday
この一週間は長い一週間です。3月から4月に切り替わる一週間なので、年度末と年度当初の複雑な思いの籠もった日々になるからです。職場では荷物整理を始める職員がいます。異動があるためです。自分はまだ残務整理が出来ず、何をどこから手をつけていいかわからない状態です。書類を完璧にしておきたいと思っても、時間ばかりが経ってしまい、気持ちは焦るばかりです。朝から晩まで職場にいて12時間以上の勤務になると、眼が疲れてパソコンが見えづらくなります。夜は失敗も多くなり、19時以降の残業は効率的とは言えません。ならば朝早く仕事に取り掛かろうと思いますが、朝は頭がまわりません。きっと今週末に仕事が雪崩込むことは間違いありません。創作活動の入り込む余地がない現状です。
2011.03.27 Sunday
週末と言っても昨日が出勤日だったので、今日一日だけの制作日になりました。工房のガレージ側の木蓮や桃の花が満開で、花々が青空に映えて美しいと感じました。朝から夕方まで工房にいて、木彫の柱の仕上げを終わらせました。来週炙り作業に入ります。作業途中で疲れたと思うこともありましたが、根気強く取り組んで何とか8本を彫り終え、ホッと一息つきました。夕方から材料の買出しに出ました。炙り作業に必要なガスやブラシが以前使用した時に駄目になっていたような気がしたのです。荏油も買ってきました。これは別の用途で使います。今日は充実した時間を過ごすことができました。また来週。モチベーションを下げないようにしたいと思います。
2011.03.26 Saturday
昨年3月27日(土)付けのNOTE(ブログ)に「週末なのに出勤日」という文章を載せています。毎年3月最終の土曜日が出勤日となっているので、今年も昨年と同じ内容で出勤しています。施設を複数業者が使用するので、管理職としては施設管理の面から出勤して対応しているのです。年間何回かは週末の出勤日があります。今日はほとんどウィークディと同じ8時間勤務になりました。工房に行けないのは残念ですが、仕方がないと割り切って仕事をしていました。仕事帰りに、母が白内障の手術で入院しているので見舞いにも行きました。母は至って元気で安心しました。80代後半の年齢に差しかかっても一人で実家で暮らしていて、あまり弱音を吐かない気丈なところのある母親です。杖も持たず旅行にも出かけていき、銀座の個展にもひょっこり現れます。自分が安心して仕事ができるのは、こんな環境もあるのかもしれません。
2011.03.25 Friday
根拠のない自分の人生観が、職場の何人かに妙に支持されています。それは無理のない自然な流れの中で、焦らず着実に生きてゆくという至極当たり前の人生観です。職場で不自然な働き方をしていた人が、事故に遭遇したり、身体を悪くしたケースが見られたので、どこかでその人は無理をしていたのではないかと自分が呟いた一言が、自分流の根拠のない人生観になってしまったわけです。それは現在の職場で起こっただけでなく、かつて自分の周囲にもそうしたケースがありました。若くして彫刻家兼デザイナーとして成功し、大きな工房を手に入れた人が突如交通事故で亡くなったり、地位や名誉を急いだ人が急逝することがあって驚いたことがあります。自分はいつも自分自身を振り返って、今の自分に無理がないかどうかを確かめることにしていると言うと、職場の人がうんうんと頷いていました。自然なままに流れに逆らわず日々を過ごすこと。この年齢まで仕事で蓄積したものがあるからこそ自然に管理職になり、彫刻を弛まず続けてきたからこそ自分の工房が持てたこと。若ければ無理が祟るところを、今の自分であればきっとこのくらいのことがあってもいいのではないかと感じています。自然なままに…これが自分の人生観です。