Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末 タタラ&スイム
    雨が上がると気持ちの良い青空になりました。工房のある畑の木々に陽が降り注ぎ、久しぶりに緑が美しいと感じました。先日まで新作の陶彫土台の成形が3点出来上がり、今日は新たな成形のための準備に入りました。また座布団くらいの大きさのタタラを10枚程度作りました。すべて手のひらで叩いて陶土を伸ばしているので、シンドい作業です。土練りとタタラ作りは肉体労働、成形と加飾は精神労働です。肉体労働ついでに、近隣のスポーツクラブに行って水泳をしてきました。水泳は午後1時過ぎと夜7時過ぎの2回行きました。1回で1.5キロくらい泳ぐので合わせて3キロくらいは泳いでいるのかもしれません。タタラを3枚作っては泳ぎに行って、また3枚作って…という具合にやっていたので、ブログを書いている今は身体がクタクタです。明日に疲れが残らないといいなぁと思っています。タタラの乾燥具合を見て明日成形が出来れば最高です。
    急に涼しくなって…
    急に涼しくなって上着を着て出勤です。あの暑さはどこへいったのか、喉もと過ぎればの境地です。創作へ向かう意欲は高まっていますが、秋が深まればその気持ちは一層強くなります。気候によって人の感情が左右され、自分くらいの年齢なると、この時ばかりとひたすら創作の炎を燃やしていますが、工房に通ってくる若いボランティアはメランコリックな気持ちになっているようです。自分も学生時代はそうだったのかもしれません。シトシト降る雨の中をギャラリーや美術館に一人急ぐ当時の自分自身の姿が今でも思い出せるのが不思議です。こんな泥臭い彫刻ばかりやっていて、女の子に本当にモテるのか真剣に思っていた時期がありました。今思うと滑稽ですが、それでも女々しい絵や詩は書くまいと決めていたのです。あの時の気持ちはどこへいったのか、今年の暑さと同じ、喉もと過ぎればの境地です。
    制作合間の墓参り
    大雨の秋分の日です。朝7時に工房に行って、先日成形が終わった3点の陶彫作品に加飾を施しました。三角錐に穴を空ける作業ですが、創作に直結する工程なので緊張する反面、楽しい作業でもあります。昼ごろ制作を中断し、実家の母と墓参りに行きました。祖父母の代には、あまり墓参りに積極的ではなかった自分ですが、父が他界してからは事あるごとに墓参りに行っています。墓が先祖代々からある小さな土地から菩提寺に移ったことが墓参りによく行く契機となっていますが、墓地周辺の環境が良く、菩提寺の庭園にある大きな百日紅を眺めるのも楽しみのひとつになっているのです。午後は再び工房で作業再開。今日の工房内は肌寒く、ちょっと疲れも出たので早めに切り上げ、RECORDに使うアクリルガッシュを買いに出ました。父が残してくれた土地に工房を建て、その恩恵に与っていることを墓参りを通して実感した一日でした。
    10‘個展評壇より
    『木・陶による「構築」シリーズ。「陶」は錆びた鋳物か古代の土器の趣。「木」は漁具の銛のような形。双方組み合わせての「構築」オブジェ。今回は巨大なテーブル状に仕立てて、壮観。』(美じょん新報 9月20日付)この月の彫刻の個展はギャラリーせいほうでの個展ばかり3つが取り上げられていました。実際、彫刻の個展は数が少ないように思います。立体作品は素材の扱いや制作場所の確保等に難しい面があり、かかる費用や手間暇のわりに関心が高いとは言えません。それでも立体作品を作っていたいと思っています。批評は真摯に受け止めて、次の作品に生かしたいと思います。批評の中で「漁具の銛」という表現がとても好きになりました。見に来てくださった方々からもいろいろなご意見ご感想をいただきました。改めて感謝申し上げます。
    相原工房の1年間
    そろそろ工房を使い始めて1年くらい経つかなぁと思って、ブログのアーカイブを開いたら、まさにその通りでした。「相原工房の出発」というタイトルで、先ず手始めに「構築~瓦礫~」の木彫荒彫りをやっていたことがわかりました。併せてボランティアの子が来て、旧作の壊れた梱包を解き、梱包材のダンボールを畳んでゴミ処理をしてくれていたこともわかりました。昨年7月に建設が始まった工房ですが、収納棚や作業台、陶芸窯等が入って、ちょうど1年前に現在の環境になりました。あれから1年間…倉庫として建てた工房なので、夏の暑さ、冬の寒さは大変厳しいものがあります。それでも自分にとっては愛着のある素敵な空間で、たかが1年間でも、ここで悩み苦しみ、またリラックスもしていました。もっとこうしたい、ああしたいと思うところは工房内にいっぱいあります。時間に追われる今はこのままで制作をしていかねばなりませんが、時間が出来たら、もっと今より効率よく作品保管が出来る配置と、展示に適した内部空間を作り上げていきたいと願っています。