Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • RECORDは4つの楕円
    11月のRECORDは4つの同じ大きさの楕円形を並べ、そこに展開する要素を盛り込んでやっていこうと決めました。画面にパターンを持ち込んで制作するシリーズは、残すところあと2ヶ月となりました。技法もパターン化して苦しい状況になっていますが、1年間のシリーズとして決めているのでもう少し拘ってみようと思っています。頭から構成を捻り出し、それを毎日継続する仕事は、自分を深化させてくれるのか、それとも慣性で終わってしまうのか、自分でもよくわかりません。彩色は週末にまとめてやっていて、そこではそれなりの満足は得られるのですが、日々のペンによる構成下書きは、その日の気分に左右されてしまいます。5日間を一区切りとして段階的に展開できるように課題を課していますが、その日の公務の疲労度によって段階的にいかない時があります。前日より巧緻な構成をやろうとしても頭が回らなかったり、意欲が起こらなかったりします。それでも何とかしようと思う心があれば、このRECORDはまだまだ継続できるのではないかと思えるのです。                          Yutaka Aihara.com
    横浜の「大乱歩展」
    横浜の「港の見える丘公園」にある県立近代文学館で、江戸川乱歩の展覧会を開催しているので見てきました。美術展と違い、原稿やら書籍の頁をめくったところをガラスケースに入れて展示する文筆家の展覧会は、自分にはちょっと躊躇するところがあって行かないこともありましたが、ミステリーや怪奇小説を扱った江戸川乱歩のことなので、面白そうだと思って出かけてみたのです。晩年の「少年探偵団」や「怪人二十面相」は、書籍ばかりではなくTVや映画にもなっていたので、世代的には少々若い自分にも馴染みがありました。そういえばこんな本がシリーズになっていたっけ、と思い出すことが多く、自分はきちんと江戸川乱歩を読んでいなかったことを恥ずかしく思いました。自分が中学生の頃は、友人の影響で推理小説をよく読んでいたのですが、海外のものばかりで江戸川乱歩は知名度ほど自分は内容を知っていなかったことに気づいたのです。改めて今回の展覧会で知ったのは、闇を抉り出すような世界をずっと求めてきた乱歩の作家人生です。シュルレアリスムのようなイラストを見て、晩年のヒット作ばかりではなく、作家として自立したばかりの作品も読んでみたい衝動に駆られました。
    文化の日に相応しく…
    文化の日に相応しく今日は制作三昧でした。一旦陶彫を始めてしまうと、タタラにした陶土の乾燥を確かめながら仕事を進めていくので、制作を休むことができません。2日前に成形した陶彫部品2点が、ちょうどよい硬さになっていたので、鉄ベラ等で加飾を行いました。しばらく時間を置いて、仕上げていきます。加飾の際に成形用石膏型を外すので、次のタタラを石膏型に押しつけて成形を始めます。石膏型が大小2つ作ってあるので、同時に2点ずつ成形を行います。ということで、加飾や仕上げも2点ずつ同時に行うことになります。だから陶彫は次から次へと気を抜く間もなく、2点ずつ出来上がっていくのです。先日からポツポツやっていた保管用の木箱作りも、木彫の仕上げ彫りも一時休みにして、当分陶彫一本でやっていくつもりです。時間はあっという間に過ぎていきます。制作に没頭できる休日は幸せな時間帯ですが、時は矢の如く過ぎてしまうので、立ち止まることができません。成形の構想ではじっくり考える時間がありますが、ぼ〜と過ごすわけにはいかず、手も頭もクルクル回り続けて一日が終わります。
    飛び石連休雑感
    昨日が日曜日、明日が文化の日。それで今日はしっかり勤務を要する日で、つまり飛び石連休に挟まれた仕事日でした。職場に行けば、昨日のことも明日のことも頭から消えて、目の前の仕事に忙殺されてしまうのです。疲れてぼんやり職場の天井を見上げて、いつまでこんな仕事を続けるのだろうと思っていましたが、仕事があるからこそ休日工房に籠もって創作に勤しむことが楽しいと感じられるのかもしれません。工房にいる時間は貴重な時間です。時間が止まって欲しいとさえ願うことがあります。この貴重と感じられるのは公務があるからこそ感じられるのであって、限りある時間を有効に使うようにしているのも公務のおかげと言えます。はたして退職したら、こんなふうに時間を貴重と思えるのでしょうか。今でこそ退職の日をあと何年と指折り数えているのですが、いざ職が無くなると、今のように少ない時間のやりくりの中で、創作に没頭することができるのか疑問です。作り続け、動き回り、走りまくることが、あるいは作品に緊張を与えているのかもしれません。                               Yutaka Aihara.com

    記憶に留めたい11月1日
    今日から11月です。農業用倉庫として建てた工房で、今日は記憶に留めたい一日となりました。自分の彫刻デビューは陶壁でした。陶彫による表現が自分にとっては創作の原点になっているのです。前から工房で準備を進めていましたが、今日やっと陶彫制作がスタートしたのです。昔使っていた作業場からすれば、恵まれた環境の中で陶彫を扱える幸せを噛みしめています。土台になる石膏型にタタラにした陶土を押し込め、どべ(陶土を水で溶いたもので接着のために使用)で別の陶土を加工しモデリングを行っていく作業です。石膏型もタタラもボランティアの子が準備してくれました。ちょっと前までは全て自分でやっていたことが、今では人的な環境も揃ってきたことになります。時間をおいて表面処理や加飾をやっていきますが、明後日が文化の日なので、そこで「構築〜瓦礫〜A」部品の成形が2つ出来る予定です。久しぶりに大掛かりな成形を行ったので結構疲れました。でも、やっぱり陶彫は面白いと感じ、これこそ自分の世界だと再認識した一日でした。 Yutaka Aihara.com