Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末のひと時
    週末は倉庫の片付けやら、近隣のスポーツクラブに水泳に行ったりしながら、あっけなく過ぎていきます。作品の構想を練りながら行動しているので、時間がいくらあっても足りないと感じます。RECORDの彩色とこのブログも欠かさずやっているので、ぼんやりと休んでいる状態ではありません。それでも朝のひと時は週末の余裕を感じることができます。朝食が美味しいと感じるのもそのためでしょう。朝、頭の中で今日一日の出来ることを考えるのが楽しいのです。今日は倉庫の中をこんなふうにアレンジしようとか、そろそろ素材を買ってこようとか、目前にある10数時間という未来が輝いているような気がします。たかが10数時間、されど10数時間です。結局考えていたほどのことは出来ませんが、でも開放感に浸れて過ごした週末は自分の元気のもとになっていると思っています。明日からまた公務。でも仕事があるからこそ週末が楽しいのでしょう。また来週末に期待します。   Yutaka Aihara.com
    「瓦礫」陶彫の破片
    新作では、殻を打ち破った樹木が上昇していく漠然としたイメージがあります。自分が調合している陶土が焼成で黒くなる影響もあるのでしょうが、作品全体のイメージは黒っぽい色彩で覆われています。陶彫は瓦礫の山となっていて、かつて作っていた都市空間が、カタチを成さなくなるまで破壊された情景が浮かんできているのです。そうしたイメージはどこから来るのでしょうか。この「瓦礫」を作るためには、どういう具合に陶彫の破片を配置してみようか、それとも無作為にやってみようか、頭の中でぐるぐるアイデアが浮かびますが、新作でわかっていることは、今までの作品にない提示方法を試みようとしていることです。樹木は「構築〜起源〜」で試したように炙って炭化させる計画です。数本になるか、さらに多くなるかわからないのですが、この樹木をどのように立てようか、陶彫の破片の中に柱を立てる陶彫のパーツを用意しようか、今後の課題として考えながら制作を進めていきます。
    「安定感のある…」印象
    7月の個展に知り合いの臨床心理士夫妻が見えて、彼らなりに感想を述べていただきました。ご主人は自分の職場で働いている人で、管理職の立場からすれば大変頼りにしているスタッフのひとりです。彼によって支えられている人はたくさんいます。奥様も臨床心理士で介護系、とくにアルツハイマーの患者をカウンセリングしているそうで、聞き上手のプロと言うべきか、寄り添う会話によって人生を活性化させる専門家だそうです。奥様と自分は初対面でした。カウンセラーという職種の人は、話しやすい空気感をもっていて、個展会場でも話は弾みました。(というより私がよく喋ってしまいました)後でご主人に個展の感想を聞いて、自分のことながら「へぇ」と思ってしまいました。奥様は、私と作品を見て「安定感のある…」と言われたそうです。管理職の立場としては嬉しい限りです。アーティストとしては…複雑です。確かに決めた時間にコツコツと作業している自分は安定した精神状態をもっています。それが作品に表れ、いい意味でも悪い意味でも安定感が作品に出てしまうようです。人の心を感じ取れる人は、作品でも何かを感じ取れるのかと改めて思った次第です。来年また夫妻を呼びます。自分の心の変化を毎年確認したいと思っているからです。              Yutaka Aihara.com
    「構築シリーズ」に向けて
    来年7月のスケジュールに入れていただいている「ギャラリーせいほう」での個展では、「構築シリーズ」をスタートする予定です。今まで「構築〜包囲〜」と「構築〜解放〜」に取り組んできましたが、「構築〜包囲〜」の発展したカタチをもう一度やってみたいと思っています。柱をピラミッドの骨格のように組み、その骨格が殻を破って突き出たイメージを思い描いているのです。殻には陶彫の破片を使います。陶彫は「発掘シリーズ」で使った技法です。陶土は過去の遺物、樹木は未来に向う素材として扱うことが自分の中で定着しつつありますが、それは大地にあって気象や環境によって質を変化させていくカタチをもたない土と、同じ状況であってもカタチを変化させていく木を、それぞれ自然にあるがままの素材に造形意図を入れて対峙させてみたいと思っているのです。どちらの素材も地球がもたらす恵みであることに変わりなく、それ自体でも美しい素材です。造形化する意味を考えながら、当初のイメージに制作を通して近づいていけたらと思っています。
    RECORDは「三角形模様」
    今年のRECORDはカタチの繰り返しによって、画面を構成しています。今月は同じ大きさの三角形を4つ配置して、それをベースに平面作品を作っていく予定です。三角形は好きな図形で、かつて陶彫でもピラミッドを作っています。とくにこれから陶彫や木彫で作る立体作品は、三角錐や円錐、四角錘など三角形を基にした作品と作ろうと考えています。上部で1点に結ぶ図形は内包する空間に魅力を感じてしまうのです。上昇しても出口を塞がれている状態では、パワーが再び下降してクルクル回り、それを繰り返しているうちに内包する空間にパワーが充満するように思えるのです。前に「構築〜包囲〜」を作りました。まだ展開できそうな状況を残したまま、「構築〜解放〜」に向ってしまったので、もう一度「構築〜包囲〜」に戻ってみようと思っています。上部で1点に結ぶ図形に拘るのはそのためです。とりあえず今月のRECORDで試します。                  Yutaka Aihara.com