Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 10月の目標設定
    10月になって、クールビズから一変してネクタイ着用で職場に出勤しています。月初めはいつも目標を定めて創作活動に励む心構えでいます。計画倒れになることも多いのですが、それでも1ヶ月くらいの目標設定が自分にはちょうどいいところです。1ヶ月のうちに週末が4回きて、それでどこまで制作が進むのか、今懸念される新作はどうなるのか、いくつかのハードルをクリアして何とかカタチにすることが出来るのか、さしずめ今月の目標はこんなところで、新作「構築〜瓦礫〜A」を少しでも具体化することを考えています。具体的には杉の柱の荒彫りを終えることです。併行して陶彫の成形を多少でも作っておくことです。新作は木彫と陶彫の組み合わせで成り立つ作品ですが、陶彫の割合が多いので、木彫に時間をかけていると間に合わなくなる恐れがあります。とか言っても窯の試運転をするまでは、陶彫がどうなってしまうのかわからない不安がつき纏っています。空気が澄んで紅葉が美しくなる季節です。そんな中で精一杯制作をやっていきたいと思っています。Yutaka Aihara.com
    RECORD8.9月分アップ
    昨年この時期に作ったRECORDの8月分と9月分がホームページにアップしています。RECORDという作品はポストカード大の平面作品で、一日1点ずつ制作しているのです。いわば毎日の記録(RECORD)です。このブログと同じで継続することに意義のある行為です。片手間でやっているようでいて、これがなかなか厳しい時があります。5日を単位として繰り返す方法を試みてから気が楽になりました。ただし、画面上の実験を思いついても時間的に無理が生じたり、何も思いつかない日があったりで、作意の繰り返しに流れてしまうことがあります。そこに公務員をやりながら作り続ける難しさがあると実感しています。最後につけるコトバはもっと苦しくて、自然に気づくあれこれを素直なコトバにすることは至難の業です。もともと自分は感性に響くコトバを持っていないのかもしれません。それでも詩(のようなモノ)を作りたくて厚顔無恥にも、この世界に足を踏み入れようとしてしまうのです。言い訳がましいことはともかく、自分のホームページに入るのには、この文章の最後にあるアドレスをクリックすれば入れます。ご高覧いただければ幸いです。                    Yutaka Aihara.com
    「土器の始まりと造形」展
    一昨日、都立美術館、都現代美術館を見て歩き、最後に池袋に行きました。美術館のハシゴも3館までが限界だなぁと思うようになりました。学生の頃はさらに画廊を10軒ほど走るように回り、家に帰るか倒れるかという鑑賞姿勢を誇ったものでしたが、家内の不平を聞くこともあって、せいぜい展覧会は一日3つまでにしたのです。人で賑わうサンシャインシティ内の雑踏から、古代オリエント博物館に行くと、あまりの静寂にホッとため息がでました。階下のキャラクターグッズで溢れるところから、悠久の時を刻んだ古代の器たちのいるところに来て、何故か身体から一気に疲れがでました。眠気も出ました。もちろん退屈だったのではなく、心が解きほぐされたような気分でした。考古学的な興味ではなく、シンプルな美しさに打たれたのです。とりわけ日本の縄文土器はやはり世界の土器の中で見ても面白く感じました。アンデスの土器の文様も楽しく、人や動物を模った壺は日常品というより饗宴の場で使ったものではないかと思いました。           Yutaka Aihara.com
    東京の「伊藤公象展」
    昨日、上野の「トリノ・エジプト展」を見た後、地下鉄で清澄白河駅まで行き、表題の展覧会を見てきました。あえて「東京の…」としたのは5月3日に茨城県笠間の陶炎祭に行き、その会場があった芸術の森公園で「伊藤公象展」を見ているからです。その時購入した図録には東京でも開催される予定があったので、どうしようかと迷っていました。知人から招待状をいただいたので、それならば行こうかということになりました。迷った理由は、普通の陶芸作品ならもう一度見に行くことはしないと思うのですが、伊藤公象の世界は、作品が置かれる環境によって作品の感じ方が違うのです。どんな空間を与えられているか、屋内なのか屋外なのか、いわば場を創出する装置のような作品群なので、異なる美術館であれば異なる世界が生まれるわけです。実際に見て笠間と東京は印象が異なりました。笠間は土に馴染んだ環境ゆえか自然なままの土に見え、東京は張巡らされたコンクリートの中にあって異質な別世界が忽然と現れたような印象でした。同じ土で焼成したものでも、まるで違う印象に奇妙な面白さを感じました。           Yutaka Aihara.com
    「トリノ・エジプト展」にて
    先日出かけた「海のエジプト展」に続き、今回は陸のエジプト発掘品で構成された「トリノ・エジプト展」を見てきました。海の場合と異なり、石碑の彩色や木製の棺等がしっかり残っていて、細部まで鑑賞できました。自分は石像に興味を持ち、家内は装飾品に興味があるので、展覧会では一緒に見て回れません。ただ、お互い一致しているのは展示品全てにわたって、考古学的な興味ではなく、美的な基準でもって展示鑑賞に没頭していることです。だから音声ガイドを使ったことはないし、順番に見て歩くこともしません。何かを感じ取れば、そこを動かないし、考古学的に重要であっても美的に馴染まなければ流してしまいます。少々厄介な鑑賞者であろうと思いますが、古代の職人が彫ったエジプト独特な立体形式には、いつも魅かれるものがあって、つい行きつ戻りつしてしまうのです。ヒエログリフも迷路のような造形物として見ると、美的なイメージが広がります。こうした展覧会を見ていると一度エジプト本国に行って、広大な野外で見たら、これら象徴的な形態がどんなふうに見えるのだろうと考えます。イタリアのトリノも行きたいのですが、まずエジプトに行って、エジプトの空気の中で巨大な造形物を味わいたいと思っています。 Yutaka Aihara.com