Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 「海のエジプト展」にて
    連休の3日目は美術館に行きたいと思っていました。彼岸で墓参りを済ませ、みなとみらい地区に行きました。連休なので混雑は仕方ないと決めて、予てより見たいと思っていた「海のエジプト展」に足を運びました。案の定、大変な混雑ぶりでチケット売り場まで長蛇の列でした。入場しても人の群れで小品を見るのが難儀でした。海から引き揚げられた遺物は、それだけでドラマ性があり、海水に浸かって摩滅した石彫は、風化とは異なる雰囲気を漂わせていました。巨像3体が照明に輝き、その迫力に圧倒されました。花崗閃緑岩による王妃の像の襞のある衣が美しく、その肌理の細かい仕上げに見とれました。クレオパトラに関するものも興味が尽きません。美術とは違う考古学的な興味関心が湧いてきます。エジプトの海岸に眠る謎。古代の都市の解明は歴史のスケールの大きなロマンを感じさせるからこそ、これほど多くの人を惹きつけるのでしょう。                 Yutaka Aihara.com
    相原工房の出発
    亡父の残してくれた畑の一部に倉庫を建てたのは7月でしたが、いろいろ整備をして、やっと作業ができる空間を作りました。倉庫に収納する荷物はまだまだありますが、今日そこで木彫の第一歩を踏み出しました。前に使っていた作業場より快適です。建物の用途は倉庫ですが、気持ちの上では相原工房と思うようにしました。木彫作業と併行して、かつて実家の車庫から運んできた「発掘〜地下遺構〜」と「発掘〜円墳〜」を梱包していたダンボール箱が壊れていたので、ボランティアの子にお願いして、梱包を解いてダンボールを畳んでもらいました。近いうちに木箱を用意しようと思います。木彫の方は荒彫りを始めました。鋸を挽き、挽き目に合わせて鑿で木材を削っていきます。今日のところはまず2本。すべて荒彫りが終わったわけではありませんが、相原工房に立ちこめる快い空気に慌しい気持ちが消えて、今日はこれでよしとしました。明日は母と亡父の墓参りに行きますが、その前に相原工房に立ち寄って仕事をしていきたいと思っています。        Yutaka Aihara.com
    連休初日の躓き
    さて、今日から5連休。朝から身も心も作品制作体勢になっていました。杉の柱に下書きして、これから荒彫りを開始する時になって、今まで使っていた鋸を取り出しました。柱にあてて挽いてみたら、あれ?何かヘン、と思って鋸の刃を見たら、あまりにもひどい状態でした。手入れをしていなかったせいで、刃こぼれをしていて、これで力任せに挽いても、いい仕事はできません。自分は恥ずかしながら鋸の目立てができないのです。父が生きていた頃は、父のところに通ってきている職人さん達が昼休みに地べたに座って鋸の目立てをコツコツやっていました。自分がやると砥石が均一にかからず、かえって鋸を駄目にしてしまうので、やらせてもらえませんでした。仕方ない、新しい鋸を買ってくるしかないと思って店に出かけました。亡父は自分の道具を後生大事に使っていて、工具の刃が短くなり、握りも磨り減っていました。そんな父を見て育った自分は、自分で工具を駄目にすると不甲斐なさを感じてしまうのです。連休初日はそんな躓きをしました。明日こそ心機一転、木彫を頑張りたいと思います。                 Yutaka Aihara.com
    5連休をどう過ごす
    明日からシルバーウィークの5連休が始まります。この始まる…という期待が何ともいいのです。始まってしまうと、すぐ終わってしまいます。今日はウキウキの前日なので、5連休の作品制作計画を立てようと思います。まず2日間は「構築〜瓦礫〜A」の柱の荒彫り。すでに杉材を購入してあります。鑿を研いで精神統一して開始したいと思います。次の日は美術館鑑賞日。午前中は亡父の墓参りがあるので、夕方から近くの美術館に行こうと思っています。残り2日間は陶彫制作の予定です。まず、栃木県益子に陶土を買いに行って、土錬機で別々の陶土を練りこみ、常日頃使っている土にしていきます。次に菊練り、タタラ、そして成形。そこまでいくかどうかわかりませんが、5連休後半はとにかく陶彫をやろうと決めています。木彫(2日)美術館(1日)陶彫(2日)という計画です。ようやくワクワクしてきました。この5連休で制作の弾みをつけて、さらにその先へ進めていきたいと考えているのです。                          Yutaka Aihara.com
    琴平電鉄「八栗駅」
    香川県高松市に行ったのはかなり前のことですが、地方のローカル線で気に入っているのが琴平電鉄です。小さな電車に揺られながら、八栗駅で降り、そこから石材店の並ぶ路地を歩いて、牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館に行きました。近くに庵治港があって、海岸線の向かいには石切り場のある山が迫り、凹凸のある風景が広がっていました。八栗駅はとても小さな駅でした。こんなところに世界的な彫刻家の住居と美術館があるのかと思われるほど閑散とした印象を受けました。墓石を扱う店が軒を並べているのを見て、なるほど石の町に来たんだなぁと納得しました。讃岐うどんを食べて、町の中を練り歩き、寄り道しながらイサム・ノグチ庭園美術館に辿り着いたことが思い出されます。庭園美術館の周囲も石材店が多く、庭園美術館がこうした町の中にあるのが、ちょっと驚きでした。自分の勝手な想像では広々とした丘の上に建っているものだと思い込んでいたからです。八栗駅に戻って、人気の無いホームで、庭園美術館内部の空間とこの駅のあまりにも違う環境に不思議な、それでいて気持ちの良いミスマッチを感じていました。   Yutaka Aihara.com