Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 2つのグループ展
    今日は休日ですが、工房には行かず、知り合いが出品しているグループ展を2つ見て回ることにしました。幸い2つとも地元の横浜でやっているので、気軽に出かけて行きました。ひとつは以前借りていた作業場によく来ていた美大生が出品している卒業制作選抜展。彼女に会うのは久しぶりでした。美大でプロダクトデザインを学んでいる彼女は、「結風~風の運ぶすべてのものとあなたを結ぶ~」というタイトルで、障子をモチーフにした作品を出品。格子ひとつひとつが風により俄に揺れる工夫が凝らされていて、その微妙な動きと清楚な造形感覚が現代的な「和」を演出していました。古来からある幾何文様の美しさに自然な動きを加えた企画は、商品化を狙える要素を持っているように思えました。もうひとつのグループ展は書道展。「芳林書展」に出品しているのは自分と同じ管理職仲間です。理数系出身の彼が書を嗜むとは、ちょっとびっくりしましたが、その筆跡の美しさにも驚きました。「積文学」という3文字が、鮮やかな墨で勢いよく書かれた作品を見て、こういう一面も彼のどこかにあるのかと、改めて人の心の多様さを考えました。二束の草鞋は自分だけではないと勇気づけられた一日でした。
    体調は戻りつつ…
    声が枯れて咳き込んでいる症状も次第に回復してきました。体調は戻りつつあるものの、無理ができないかなと思っています。明日は休日です。最初の計画では、思い切り制作を頑張る予定でしたが、必要最低限にして身体を休めようと思っています。明日は窯出し、RECORDの彩色くらいに留めようと考えています。休日は工房に行かないと気がすまないので、工房での制作時間は2時間程度としました。焦らず休まずが自分のスタンスです。少しずつの積み重ねを大切にやっていこうと思います。
    生活環境が齎すもの
    自分が24歳から29歳までの5年間海外で暮らしていたことを、50代になって忘れているかと思えば、そうではなさそうだと実感する時があります。もちろんブラブラしていた5年間で失ったものもあります。30歳になったばかりで帰国した時に同世代に引け目を感じていたことは確かです。公務員というありふれた職種を選んだのであれば、早くから日本でやっていても良かったし、彫刻家としてデビューしたのも遅かったのです。大学の仲間がいろいろな美術団体に所属して活躍しているのを知って、親元にいて仕事場も無い自分はどうしたらよいのか悩んでいました。でも最近は海外に住んでいたことが自分の感覚に根付いていて、空間の解釈に多大な影響を受けていることを自覚しました。自宅を建てた時の間取りや工房の在り方が、日本で暮らしていた時の自分とは明らかに違うのではないかと思うのです。狭い日本の住宅事情を考えても、今の自分は贅沢な空間を持っています。贅沢と考えるのは、帰国してから時が経っている証拠で、海外ではこのくらいは贅沢でも何でもありません。そうした生活環境が齎す雰囲気が作品に表れるのではないかと思うことがあります。芸術そのものが文化国家には必要不可欠なモノでも、見方を変えれば贅沢なモノです。その作り手としては空間の大小ではなく、作品を思索しやすい環境を持つべきと考えます。
    ガラガラ声と大きなマスク
    今日職場に行くと、「どうしたんですか?」「声がつらそうですね」と自分の顔を覆っているマスクを見ながら、職場の人が声をかけてくれました。管理職である自分は今までなら周りを気遣い、周りの人に声をかけていました。「年休が欲しいのですが…」と職場の人に言われれば快諾して「お大事になさってください。」と送り出していました。今度は自分がそうなっているのですが、年度末に近くなって仕事で帰るに帰れず、結局は勤務終了まで職場にいました。帰りがけ、「僕が車で送りましょう。」と、自分を気にしてくれていたベテラン職員が言ってくれたことが天の助け。好意に甘えてしまいました。年休は管理職が承諾するものですが、自分は年休が取れずに、こうして身体を騙しつつ山積する仕事をこなしていくのかなと思いました。現在、人事評価がある程度出来上がって、来年度に向けての準備が始まっています。この立場で、いったいいつ休めるのか、週末は別の世界を持っている自分には厳しいものがあります。健康あっての二束の草鞋。自宅では仕事をせずに休もうと思っていたら、目の前にRECORDの白い画面。加えて今書いているブログ。病の中で描くRECORDもまた一興かも、と咳き込みながらペンを走らせました。
    HPの新しいNOTE
    ホームページの中にあるNOTE(ブログ)が新しい形式になりました。使い慣れないうちは大変ですが、すっきりしたデザインになりました。毎日書いているものなので、すぐ慣れるとは思いますが…。このホームページは自分にとっては大切な表現手段です。WEBギャラリーとして、昼夜を問わず公開しているものなので、設置に手間暇がかかる立体作品を見せたい時は便利です。NOTE(ブログ)は、横浜市公務員として仕事をしている日々の中で、美術的なことを考えられる手段として貴重です。今後ともよろしくお願いいたします。