2007.02.13 Tuesday
「発掘〜円墳〜」は、4月の個展に出品する作品のひとつです。作品をテーブルにするアイデアは新しいものではありませんが、テーブルの下に陶彫ブロックを接着する作品は初めてだろうと思います。テーブルの下にあるものは地下に埋もれている造形と考えて、こうした構成を思いついたのです。地下となれば墓地のイメージになるのは、ウィーンで見たカタコンベの影響かもしれません。ドーナツ状のテーブルが最初のイメージにあったので「発掘〜円墳〜」という題名にしました。テーブルの上に出ている部分はわずかで、むしろ下の部分に塊としての造形があります。テーブルの上を爪先立って見たり、下に屈んだりして見る彫刻です。約40個の陶彫ブロックで構成されているので、組み立てに手間がかかります。そんなわけで集合彫刻は展示するのに時間がかかるので、きちんと写真に撮っておきたいのです。今週末に組み立てて、カメラマンに撮影をお願いする予定です。
2007.02.12 Monday
4月の個展にはテーブル彫刻2点を出品する予定です。昨日から作業場に運び込んできた部品を確認しながら梱包を始めています。テーブル彫刻のテーブルを支えるのは枕木です。ガーデニング用品として売られていたものを、これはアートになると感じて購入しました。枕木は線路の下に使われていたので、楔を打った跡が残り、さらに風雨に晒されて朽ち果てた箇所があったりしてとても魅力的な素材です。これをそのまま使うことはせず、ガスバーナーで炙って煤をすり込んで黒くしました。今回梱包から出してみると煤がかなり散らばっていました。今日は黒い塗料を染込ませて、さらに深みを出しました。年輪や節の穴が何とも美しく、陶彫と併せると生きてくるような気がします。本来の目的を果たしたモノが別の世界で生まれ変わるのは素晴らしいことだと思っています。アートになるモノはもっと他にもあるはずです。ピカソが試みたようにアートリサイクルをさらに進めていきたいと思います。
2007.02.11 Sunday
今日は昨日運び込んだダンボールから陶彫の部品をすべて取り出しました。作品は数十個の陶彫をボルトでつないで集合体として見せるもので、1つの作品には様々な部品があって、それらをすべて確認する必要があります。テーブル形体になるので、まず柱になる古木。これは枕木をガスバーナーで炙って煤をすり込んだものを使っています。いわばリサイクル。次にテーブルの天板になる厚板。これは最近作った「構築〜包囲〜」と同じで、砂でマチエールをつけたものに油絵の具を塗りこんだもの。そこにテーブル上下にボルトで接着する陶彫ブロックが数十個。ダンボールやら梱包材やらで作業場はたちまちあふれかえり、古くなったダンボールは畳んで重ね、梱包材は丸めてゴミ処理場へ。今日も昨日に続き、制作とは関係ないところで疲労をしています。明日も継続かと思うと気が重い連休です。
2007.02.10 Saturday
軽トラックをレンタルし、作品置き場と撮影場所との間を何度も行き来しました。ギャラリーせいほうでの個展に向けて、新しい図録を準備するためです。撮影日は今月17日(土)。そのために1週間早く作品を運び込み、作品の保存状態を確認したいと思っています。修整があればこの1週間で行うつもりです。図録は昨年作ったデザインをそのまま踏襲して見ようと思います。ただ作品の大きさや構造が違うので、組み立てやら梱包が昨年より手間取るのではないかと心配です。作品置き場から出してきた作品は、ダンボールの箱にいくつも分けて入れてあって、そのダンボールはボロボロになっているものもありました。もう一度梱包しなおしです。それにしても自作とはいえ、何年か前に箱詰めした量の多さに疲労を覚えました。もう一度やりなおすと思うと気が重くなります。明日からぼちぼち始めることにします。
2007.02.09 Friday
365点の連作は昨日のブログに書いた通りですが、始めて9点目にして苦しくなってきました。まだ習慣化していないこともありますが、毎日新しいことを発想しようとしても、結局昨日描いた作品の亜流になっています。前の作品に囚われすぎるのかもしれません。この苦闘が有効なのはわかっていますが、並べてみると全て同じ作品に見えます。日々繰り返している労働で発想が乏しくなっているのでしょう。この365点の連作に振り回されてはいけないと思いつつ、何とか楽しめる状態にならないかと次は頭を振り回しています。気楽にやろうと思っても、なかなか出来ないのは、今まで大きな彫刻をやっているという構えがあったからだと気がつきました。ミロやピカソのように、または幼児のようにリキむことなく描ける素晴らしさ。落書きと自分に言い聞かせて、また明日から始めます。