Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 9月を振り返って…
    9月最後の日になり、今月を振り返ってみたいと思います。今月は三連休が2回あり、2回とも陶彫制作に没頭していました。三連休中に母の通院付き添いもありましたが、ほぼ朝から夕方まで制作時間が取れて、週末を全部合わせると新作の陶彫部品第2ステーション7個目の成形や彫り込み加飾が終わっています。屏風用の厚板も準備しました。先々の制作工程を考えるとまだまだ安心はできないものの、今月も精一杯制作してきた充実感があります。陶彫はコツコツとした地味な作業が続きますが、その労働の蓄積が深い表現になって現れてくるのではないかと思っています。RECORDは長い間下書きばかりを山積みにしてきましたが、何とか今月で解消しました。RECORDの年間撮影も実施しました。RECORDに関しては怠惰な習慣が身についている傾向があるので、同じことを繰り返さないように、その日のRECORDはその日のうちに完成できるように、日々頑張っていきたいと思います。美術の鑑賞では「奈良大和四寺のみほとけ」展(東京国立博物館)、「円山応挙から近代京都画壇へ」展(東京芸術大学美術館)、「二科展」(国立新美術館)その他で同僚が参加したグループ展に行ってきました。映画の鑑賞では「風をつかまえた少年」(シネマジャック&ベティ)に行きました。鑑賞はまぁまぁかなと思えますが、今月は制作に本腰が入っていたように感じています。来月は芸術の秋本番を迎え、創作活動も鑑賞も充実させたいと考えています。読書では「モディリアーニ」の生涯を扱った書籍が面白くて、とりわけモディリアーニの彫刻に注目しながら読んでいます。秋が深まると多少難しい書籍に挑戦してもいいかなと思えてきて、今はどうしようか思案中です。
    週末 19’RECORD撮影日
    懇意にしているカメラマンが私の作品を撮影する機会は、年間で3回あります。1回目は個展図録用の撮影日で、ここで7月の個展に向けて新作の陶彫作品全てを撮影していきます。日頃から付き合いのある複数のスタッフに工房に来てもらい、この日初めて陶彫部品を組み立てます。陶彫作品全体が見渡せる最初の瞬間であり、私自身が自作に自己評価を下す日でもあります。これは一日がかりのイベントで、私はスタッフのために宅配ピザを用意しています。次の撮影は個展開催中の会場です。これはホームページのExhibitionにアップするための撮影です。東京銀座のギャラリーせいほうでは照明がきちんと設備され、白壁に美しく映える作品が我ながらいいなぁと思い、工房との環境空間の違いに雲泥の差があると感じています。3回目はRECORDの撮影で、撮影用にRECORDの設置場所を工房に作って撮影しています。RECORDはポストカード大の平面作品で一日1点ずつ作っているので、1年間分を1回の撮影で済ませています。今日がその撮影日で、2人のカメラマンは午前10時半にやってきました。設置のために準備をして1年間のRECORDを1点ずつ撮影していきました。私は横目で撮影風景を眺めながら、陶彫成形をやっていました。時折目に入ってくるRECORDは懐かしいものばかりで、あの時はこんな思いをしていたなぁとか、この時は大変だったなぁと私の脳裏に去来し、たかが1年、されど1年の重みを感じていました。撮影が終了したのは午後1時過ぎでした。今日は若いスタッフもやってきていて、基礎デッサンに勤しんでいました。彼女と遅い昼食を済ませ、午後の作業を再開しました。スタッフもRECORDの撮影を見ていて、一日1点ずつ制作している私の姿勢をどこかで感じ取っていたようでした。すっかり習慣になっているRECORDですが、12年間の蓄積は我ながら大変なものだなぁと自負にも似た気持ちになりました。RECORDは1点1点が作品であるばかりではなく、ずっと継続している行為そのものがRECORD(記録)であって、その関係性や時間的な繋がりを表現にしているものです。心の日記とも精神の散歩とも呼べるかなぁと思っていますが、実際の制作は七転八倒していて、切羽詰った状況の中でやっているのです。それでも今日の年間撮影では満足を覚えました。1年間頑張った自分を褒めてあげたいと思っています。
    週末 地域行事&陶彫加飾
    週末になりました。私の勤めている職場は地域行事が多く、その都度管理職が出向いていきます。私は役職上これも仕事と割り切って参加していますが、職場が置かれた地域のことを考えると、地域ボランティアにも本腰を入れなければならないと思っています。午前中は職場に出かけて、地域の方々とボランティアをしてきました。ただし、そんなことがあるからと言って創作活動を休むわけにもいかず、午前中の時間を取り戻すために、午後は精一杯陶彫制作に励みました。夕方には先日来ファンになったラグビー・ワールドカップの対アイルランド戦が実況中継されるため、それまでには今日の制作ノルマを終えようと奮闘していました。今日のノルマは陶彫成形が終わった作品に彫り込み加飾をすることと、明日の成形に備えて大きなタタラを数枚用意すること、この二つの作業を夕方4時までに終わらせることでした。私は時間が区切られている方が集中力が増すようで、夕方には予定通りの成果を出すことが出来ました。さっそく自宅に帰ってラグビーの試合をテレビで見ました。格上のアイルランドに大差をつけられないように日本は健闘してくれたらいいなぁと謙虚に思っていましたが、前半は負けていたものの、後半はトライを決めて逆転し、何と日本が勝ってしまいました。これには思わず興奮して声が出ました。以前、南アフリカに勝った時は奇跡と称された日本でしたが、明らかにアイルランド相手に力が拮抗していて、日本が確実に実力をつけているのが分かりました。今年のワールドカップ日本開催でラグビーの面白さを実感することになりました。きっとそれは私だけではないはずで、日本にラグビーファンが増えて、観戦が身近になってくれたらいいなぁと思っています。
    ポートフォリオについて
    ポートフォリオとは何か、職種の課題として市の全体会議に出すために私に課せられたもので、人材評価に使われるが故に、その定義をしておこうと現在私が取り組んでいる媒体です。後輩の彫刻家によると大学の講義でポートフォリオを扱っているらしく、理論や実践をそこで学べることになっているそうです。私の時代にはありませんでした。確かに美術系の大学はデザイン会社に就職を求める学生が多いので、実績をアピールするための作品集をどのように作るかは重要な就活アイテムになっていて、クリエーターにとって現在なくてはならないものと言えます。ポートフォリオを和訳すれば書類を運ぶためのケースであり、ファイル等に綴じ込むものとは多少意味が違うようですが、内容をひとまとめにしたものと言えば分かり易いと思います。ネットで調べるとポートフォリオには大きく3分野があり、金融・教育・クリエイティブで主に使われていると示されていました。金融関連のポートフォリオは、金融商品等の偏った資産分配をすると、予測外の大きな市場変動があった場合のリスクが発生します。それを避ける目的で、バランスを考えた資産分配の方法としてポートフォリオ理論が使われていると書かれていました。ポートフォリオは単なる記録ではなく、自己アピールのために企業の求めに応じたスキルやキャリアを示すもので、作成者が資料を取捨選択し作品化するものです。そこに全体のバランス感覚も問われてしまい、それが採用評価に繋がるものと考えられます。とりわけクリエイティブな分野では作品の意図するところや、学習や実習で培われた能力などを最大限示し、視覚的にも映えるものを作らなければなりません。教育分野では個人評価ツールとして、生徒が学習過程で残したレポートや試験用紙、活動を写し取った画像等を保存する方法で、ポートフォリオはテストでは測りきれない個人能力の総合的な評価方法であると書かれていました。学生に限らず、転職を考える社会人もポートフォリオを作成し、自己能力を可視化して評価をしていただくのが最近の傾向のようです。ポートフォリオそのものをアート化するのも表現方法としてはいいかもしれないと思います。
    睡魔との闘い
    朝晩涼しくなって凌ぎやすい季節になりました。工房周辺の草刈りが終わって、工房が建っている植木畑がすっきりしています。親戚の造園士に感謝です。工房への小路は畑の中にあるので、草が生い茂っていた時は、草をかき分けて歩いていましたが、今は露が足を濡らすことがなく、楽に歩けるようになりました。そんな状況なので、そろそろ夜の時間帯に工房に通おうと思っていますが、如何せん最近の涼しさ故か、夜になると猛烈な睡魔に襲われます。睡眠はしっかりとれているので、睡眠不足ということはありません。私は23時を回ると眠くて起きていられなくなり、すぐ就寝してしまいます。二足の草鞋生活のおかげかもしれませんが、自分は人より多忙な生活かもしれず、夜が眠れないことはありません。職場の課題はありますが、睡眠を邪魔するほどではなく、あれこれ考えていても眠気がやってきて、そのまま寝てしまうのです。困っているのは20時くらいから23時くらいまでの間に襲ってくる睡魔です。20時に寝てしまうと、さすがに深夜に目覚めてしまうので、何とか23時まで持ちこたえています。というより、私には日々の創作活動と記録があるので、寝ていられないのです。創作活動とはRECORDのことで、一日1点ずつ完成させていく小さな平面作品です。記録とはこのNOTE(ブログ)のことで、これも日々書いてアップしています。RECORDは下書きだけの山積みされた過去の作品に対し、現在は猛烈な勢いで仕上げに入っています。1年間に1回のカメラマンによるRECORD撮影日が決まったので、今は慌ててその帳尻合わせをしているようなものです。途中で絵の具の筆を置いた時に、ふと眠くなってテーブルにうつ伏してしまう時間があります。あ、まずいと思って、冷水を飲んでもう一度画面に向かいます。まさに睡魔との闘いです。NOTE(ブログ)はパソコン画面を見ていると睡魔が消えていきます。ICT機器は睡眠を邪魔するものなのでしょうか。睡魔は精神的なもののようで、創作活動は集中はするものの心はリラックスしているのかもしれません。週末の昼間にやっている陶彫制作よりも、毎晩睡魔と闘いながらやっているRECORD制作の方が、ある意味では厳しいと感じています。