2019.04.03 Wednesday
今月の制作目標を考えました。最初に19’とつけたのは過去に同じタイトルがあるかもしれず、敢えて西暦を入れたのでした。4月は職場としては多忙です。年度初めにやらなくてはならないことがたくさんあって、気持ちが落ち着きません。私は新しい職場に転勤してきましたが、前の職場との若干の違いを感じ取って戸惑っています。日々慣れてきていますが、今月は創作活動に気持ちが向くかどうか心配です。そうは言っていられない状況もあるので、制作目標だけは決めておきたいと考えました。大作「発掘~双景~」は何とか目途が立ちました。それ以外のテーブル彫刻と小品数点を今月から始めようと思っています。テーブル彫刻は2個同時に作っていて、テーブルの天板は既にカット済みです。無理をせずに2個のうちの一つを完成させていこうと思っています。曲面のある陶彫部品を配置するテーブル彫刻にしようかと考えていて、あたかも動き出すような動物的な造形がイメージにあります。4本足の架空の動物というわけです。私は有機的な形態が結構好きなので、時に植物的であったり、また動物的であったり、動きを表現する立体を作ろうと心がけている節があります。なかなか作り出せなかったテーブル彫刻は、実は私に面白みを感じさせる要素が一杯詰まっているのです。今月はテーブルの木の脚を彫ること、テ-ブルに設置する陶彫部品を作ることに集中して取り組みたいと考えています。幸い4月末から5月にかけて長い連休があります。この連休でテーブル彫刻を完成させれば、個展出品予定の作品全貌が見えてきます。陶彫制作はそんな目標を掲げてやっていきますが、一日1点ずつ作っているRECORDがかなり厳しい状況に追い込まれています。新しい職場から自宅に帰って、RECORD用紙を取り出して、何かを描き始めると睡魔に襲われて耐えられなくなるのです。これはどうしたものか、お茶を飲んだり、音楽を聴いたりして何とか下書きだけでも終わらせようと必死です。まずは下書きを描き溜めておくことが精一杯で、仕上げにはほど遠い状態です。もう少し落ち着いたら猛然と仕上げに取り掛かれるのでしょうか。甚だ心もとないRECORDですが、それでも諦めずにやっていきたいと思っています。
2019.04.02 Tuesday
先日、常連になっている横浜のミニシアターにイタリア映画「エマの瞳」を観に行ってきました。主人公は盲目の女性エマと仕事漬けでプレイボーイのテオ。この2人の恋愛が中心になる物語ですが、境遇が対照的な2人がどうして惹かれあうようになったのか、お互いを補填しあう関係によって、生きること、愛し合うことの真実が見える映画になっているように私には感じられました。図録にこんな文章がありました。「これまでの作品にありがちな、障がい者の能力を称賛したり、彼らの境遇へ同情を向けるようなものではない。~略~わたしたちにとっては”特別な”彼らの日常を、わたしたちの恋愛という”ありがちな”日常と交差させ、わたしたちにとっても”特別”でないものにさせること。~略~身体的に盲目を病むエマと、心の盲目を病むテオ。盲目に捉われず、実質的に正常で充足した生活を送っているエマ。”見えない”心を患うテオは、エマに好意を抱きながらも、保守的な固定観念に縛られ、そこから中々脱却することができないでいる。」(ジュゼッペ・コッツォリーノ著)この文章が示す通り、お互いが不器用になってしまうほどの大恋愛を通して、それぞれが内面と向き合い、自己を問う場面もありました。とりわけテオは仕事に奔走する外見とは違い、母親や妹には距離をおく臆病な男として描かれていました。変化を受け入れるとはどういうことか、愛しいと思う感情にはさまざまなニュアンスが含まれていることを、この映画は語っていました。映画の冒頭に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の体験場面が出てきました。これはドイツの学者が提唱したもので、暗闇の空間で、日常生活のさまざまな事柄を聴覚や臭覚など、視覚以外の感覚で体験するワークショップです。盲目のエマとテオが体験を通して出会う場面ですが、よく練られた動機づけになっていると思いました。
2019.04.01 Monday
新年度になりました。私は4年目の再任用管理職として、横浜市旭区の職場から瀬谷区の職場に転勤してきました。私は再任用満了まで残すところ2年です。この2年で何が出来るのか、自分でも甚だ心許ないのですが、この職場に骨を埋めることになるので、精一杯頑張っていきたいと思います。今日は新しい職場の私の部屋に篭っていて、ほとんど何も出来ずに一日が過ぎていきました。昼ごろ、副管理職の車で地域を回ってきました。慣れない地域なので戸惑いもありましたが、何とかやっていこうと決めました。新しい元号の発表もありました。「令和」という文字を見たときに、次世代の新鮮さを感じました。時代が変われば、空気も変わります。令和の時代は平和で穏やかな時代になってほしいと願っています。令和は万葉集から採用した文字だそうで、日本独自の文学から採用したことは、日本人として嬉しく思っています。今週は新しい職場で大きなイベントがあり、私の役職は今週が一番大変なのです。慣れているとは言え、今までと異なる環境での仕事は骨が折れます。創作活動も4月に入り、個展に出品する大作以外の作品に着手しなければならなくなってきました。それをどうやって進めていこうか、新しい職場では考えることもできず、今月の制作目標は明日になってから考えます。RECORDも手はつけられず、気持ちが落ち着くまでに今少し時間がかかりそうです。追々新しい職場にも慣れていくと思いますが、二足の草鞋生活は双方とも微妙に影響しあっているようで、今月はやや厳しい精神状態に陥りそうな気がしています。無理をせずにやっていこうと思います。
2019.03.31 Sunday
今日は3月の最終日であり、平成30年度の年度末でもあります。明日新しい元号が発表されるとあって、今日は何か特別な日のような印象を受けます。私は通常の週末を過ごしていました。工房には昨日に引き続き、中国籍の若いアーティストがやってきていました。彼女は持参したノートパソコンに向かい、自作のデザインを一所懸命やっていました。私はテーブル彫刻用の陶彫部品を作るために土練りをやっていました。夕方に2人で横浜駅に出かけ、明日から始まる新年度のための文房具を購入しました。気分を一新させようと、私は自分を鼓舞していますが、その前に今月を振り返ってみたいと思います。3月は職場にある私の部屋の残務整理を時間を割いて行いました。個人情報を裁断機にかけ、棚の書類を一掃しました。来年度人事にも力を尽くしました。人事は完璧とは言えませんが、何とか来年度はこれでいけるのではないかと推測しています。創作活動の方は「発掘~双景~」が9割程度終わりました。テーブル彫刻は来月に回すことになりましたが、一番大きな作品「発掘~双景~」の完成に向けての手応えがあるので、まずまずの評価を与えていいのかなぁと思っています。職場が新年度になっても陶彫制作は何ら変わることなく継続していくので、来月も頑張る姿勢を崩さずにやっていきます。RECORD制作は最悪の1ヶ月でした。下書きばかりが先行する状態は変わっていないばかりか、さらに下書きの山積みが増えています。新年度になって落ち着いたら、また少しずつ山積みを減らしていこうと思っています。鑑賞は展覧会は1箇所だけ行くことが出来ました。「インポッシブル・アーキテクチャー」展(埼玉県立近代美術館)でしたが、その日に日暮里にある朝倉彫塑館も訪れました。映画鑑賞は充実していました。「小さな独裁者」、「サンセット」、「エマの瞳」(いづれもシネマジャック&ベティ)、「ヨーゼフ・ボイスは挑発する」(横浜シネマリン)の4本を観てきました。慌しい3月にしてはよく映画に出かけていたなぁと思っています。読書はほとんど進まず、美術評論家による「ある日の彫刻家」が鞄に入ったままです。これも来月には読破したいと思っています。
2019.03.30 Saturday
3月最後の週末になりました。今日は朝から工房に中国籍の若いアーティストがやってきました。彼女は美大で助手を勤めていますが、自分の作品を作るとなると大学や自宅ではなかなか手につかず、昔から相原工房を利用しているのです。大学は春季休業になっていますが、助手たちは残務整理や新年度準備に追われていて、学生のように休めず、多忙な毎日を過ごしているようです。近々助手たちによる展覧会があるため、彼女はそこに出品する作品を制作していました。私の職場にも中国に繋がる人がいて、工房に出入りしている彼女に会ってみたいと言っていたので、そのうち紹介することになるでしょう。同じ山東省出身なので、懐かしい思いに駆られるのではないかと思います。私は焼成に失敗してやり直しを進めている陶彫部品の2個目の作品に取り掛かっていました。結局、この件があったために小さめのテーブル彫刻を作り始めることが出来ず、また来月に持ち越しになります。2度目に作っている陶彫部品は慎重に丁寧にやっていて、漸く夕方になって成形と彫り込み加飾が出来上がりました。後はじっくり乾燥させていくだけです。明日はテーブル彫刻に設置する陶彫部品のための土練りをやっていきますが、それを成形し立ち上げるのは来月の週末になります。週末2回分ほど遅れてしまいました。遅れを取り戻すために頑張っていくしか方法がありません。夕方は常連のミニシアターに映画「エマの瞳」を観に行きました。家内は演奏活動が立て込んでいるため、私一人で出かけました。主人公は施術士をしている盲目の女性エマ。エマは障害があるにも関わらず自立した生活を送っていて、なかなか障害に向き合えない若い子の面倒をみていました。そこに女たらしの広告マンが現れて、エマと関わるうちに彼の人生観に変化が生じて、やがて大人の恋愛に発展していく物語でした。イタリア映画らしく細やかな情感に溢れていました。詳しい感想は後日改めますが、感想をNOTE(ブログ)にアップするのは来月になりそうです。