2019.01.16 Wednesday
今日は職場には出勤せず、午前と午後に職場外で会議が組まれていました。午前中は桜木町、午後は伊勢佐木長者町の施設で別々の会議があって、私は一日中その周辺にいました。午前中の会議が終わったところで、昼食時間を含めて2時間余りの余裕が生まれ、どこかのカフェで時間潰しをしようと思っていましたが、桜木町には横浜美術館があり、昼食時間を利用して展覧会を見ることにしました。嘗て横浜山手の神奈川近代文学館で「寺山修司展」を見た時も、会議に行く途中に立ち寄ったのでした。横浜の港周辺は文化的な施設が集まっていて大変便利なため、私はこうした環境をフルに使って自己表現の構築に役立てたいと願っています。自分が横浜市の住民であることを誇りに思う要因がここにあります。今日、横浜美術館で開催していたのは「イサム・ノグチと長谷川三郎」展で、一人はアメリカ人彫刻家、もう一人は日本人画家で、それぞれに抽象的作風を持ち、1950年に知り合った芸術家2人は意気投合したようで、日本の伝統とモダンを行き来しながら、お互いの表現を深めていったのでした。展覧会には「変わるものと変わらざるもの」という副題がついていたのも日本美の再発見が齎した表現の方向性であろうと思います。彫刻家イサム・ノグチは、川崎市にある岡本太郎美術館での大きな展覧会があったばかりで、私はここでまとまった作品を見ています。その前にも東京の初台で個展があったばかりでした。同じ作品を別の会場で見てみると、空間によって作品が違って見えるのも彫刻の特徴です。そういう意味では楽しめる展覧会だったと思っています。詳しい感想は後日改めます。
2019.01.15 Tuesday
三連休でやり残した作業を、今晩仕事から帰宅した後、工房でやりました。1時間程度なら寒くても作業が出来ると判断して、暗い夜道を工房に向かいました。工房に着いて作業を始めると、工房に棲みついている魔物に取り巻かれ、作業はトントン拍子に進みました。陶土に触れていると私は不思議な満足が得られます。沸々と意欲が湧いてくるのです。工房に点在する陶彫部品は私の分身たちです。私の心のカタチはこんな雰囲気を纏っているのかぁとつくづく思いました。昼間では考えないことを夜になると考えるのはどうしたものでしょうか。私の彫刻作品は私のどこから生まれてくるのか、これら陶彫部品は本当に私が作ったものなのか、今までのNOTE(ブログ)にも自己イメージの源泉を書いてきましたが、眼の前に広がっている30個以上もある陶彫部品は、理由なく突如ここにやってきた異生物が、気候変動によって固まってしまった化石のようにも思えるのです。こんな不可思議な物体を私が作っていることが自分でも信じられなくなることがあるのです。私にとって彫刻とは何なのか、それは私が魂を吹き込んだ私とは別個の生物みたいな気がしています。それらはじっと私を待っていて、工房の風景に馴染んでいるようにも思えます。次から次へと誕生する生物は、私の宝物であり、心のカタチであり、私を支えてくれる頼もしい存在です。夜の工房では生物たちから声が聞こえてきそうです。そんな雰囲気を感じさせてくれる夜の工房には、またやって来たいと思いますが、昼間の仕事から帰ってくると、制作する気持ちが萎えてしまっている時もあって、習慣化できない辛さもあります。
2019.01.14 Monday
寒さと闘っているというのは多少大げさではありますが、一日工房で作業した後、自宅に戻ってくると疲労で動けなくなるのは事実です。工房は断熱材等の内装がないので、室内温度はほとんど外と変わりません。朝早く工房に入り、ストーブを炊きますが、そこに表示される温度は2度であることが多く、冷え切った空気の中で暫しストーブが点火するまで、傍を離れることが出来ないでいます。まさに寒さとの闘いなのかなぁと思うところです。今日は成人の日です。晴れて良かったなぁと思うのは、数年前突然の大雪に見舞われ、大変な思いをした新成人が多かったのではないかという記憶が甦るからです。その日家内は邦楽器2丁を持って神奈川公会堂に出かけていました。大雪で駅から家まで帰れず、私が徒歩で迎えに行ったことがありました。私が低音三味線一丁を担いで雪の中を一緒に帰ってきました。家内は長靴を急遽買ったようで、和服に長靴という格好で私を待っていました。タクシー待ちをする新成人たちの晴れ着が長い列を作っていました。今日も朝のうちに家内を同公会堂に車で送りました。私は夕方まで新作の陶彫制作に挑んでいました。成形1点と彫り込み加飾2点が今日の制作ノルマでしたが、寒さのため手が悴んで夕方以降の作業が進められず、少しノルマを残して工房を後にしました。この3日間は自分なりに頑張ったと評価していますが、寒さの疲労を持ち越さないようにするため、睡眠はよく取ろうと決めていました。夏の暑さや冬の寒さは制作工程に影響を及ぼすと考えていて、そこを考慮しておかないと身体を壊すのではないかと思うところです。
2019.01.13 Sunday
三連休の中日です。今日も朝から工房に行って、新作の陶彫部品の制作に励んでいました。昨日準備したタタラを使って根の陶彫部品の成形をやっていました。三連休の制作目標である根の陶彫部品2個のうち、初めの1個目に取り掛かっていました。成形が終わったところで、次の成形に備えて、大きなタタラを複数枚用意しました。陶土の塊を掌で叩いて座布団大に伸ばす作業です。そこでふと気づいたことがあります。制作の後に、私は決まって顎が痛くなっていて、食べ物を咀嚼する時はそれが歯茎にまで影響していることです。最初は歯痛ではないかと思いましたが、何か違うような気がしていました。判明したのは作業中にやっている私の癖でした。力仕事で私は思い切り歯を噛み締めているのです。それはタタラ作りに限らず、土練りだったり、木彫だったり、パワーを必要とする作業になると、必ず顎が痛くなるのです。亡父にも同じような癖があったことを思い出しました。亡父の口癖は「歯ぎしりするまで頑張る」というもので、造園の施工中によく言っていました。夕食になると顎が疲れていて、原因が分からないうちはこれはどうしたものだろうと思っていました。まさか私は歯ぎしりするまで頑張ってはいないのですが、無意識に歯を噛み締めてしまう癖が出ているようです。成形や彫り込み加飾のような神経を使う作業にそれはありません。ですから年中あるわけではないのです。今日は昨日ほど寒くはなく制作は進みました。顎の疲れは別にしても、寒さによる身体全体の疲れはかなりあると思っています。今日は夕方5時に作業を終えました。自宅に帰ると空調の効いた部屋が心地よい暖かさのため、ソファから起き上がれなくなりました。明日も制作継続です。
2019.01.12 Saturday
今日から三連休で、陶彫制作は根の陶彫部品を2個作ることを目標に掲げました。朝から工房に篭りましたが、気温は益々寒くなり、少し作業をしたらストーブで温まる繰り返しでした。ウィークディの疲労もあって遅々として進まぬ作業に加えて、この寒さに心が折れそうでしたが、自宅に戻ってしまうと二度と工房に来たくなくなるだろうと思い、今日の制作ノルマを果たすまでは陶土に齧りついていました。外は雨が降ったり止んだりしていて、天気予報では雪に変わるかもしれないと言っていました。幸い横浜では夜まで雪が降ることもなかったのですが、この寒さだけは何とも対応し難く、制作によって心底冷えてしまったのでした。今日は夕方から職場に出かけなければならない用事がありました。職場のある地域で賀詞交換会が開催されるので、管理職として出席するためでした。1月5日にあった賀詞交換会は区単位で行ったもので、今回は自治会によるものでした。ここの自治会と私はかなり密接な関係があり、職場を理解してもらうために、こうした会には必ず参加しているのです。ここの集いには見知った顔が多いため、私は新年の挨拶だけではなく、余興を準備して臨んでいました。今年は正副管理職による漫才をやりました。副管理職にも手伝ってもらい、職場の事情を盛り込んだネタを私は考えていました。横浜に同種の職場は数多くあれど、正副管理職が漫才をやる職場は滅多にないのではないかと自負しています。自分の職場を良い方向にもっていくために私は手段を選びません。職員間のコミュニケーションを図る大鍋作りもそうですが、地域とのパイプを太くするための余興もやっていて、職場周辺の活性化を願っているのです。毎年秋に制作しているプロジェクション・マッピングもそのひとつです。ただし、これは義務というより自分の楽しみでもあって、自分が出来ることをやっているに過ぎません。