2017.07.20 Thursday
ネットによると「暑気払い(しょきばらい)とは、暑い夏に冷たい食べ物や体を冷やす効果のある食品、同じく体を冷やす効能のある漢方や薬などで、体に溜まった熱気を取り除こうとすること。『暑さをうち払う』という意味である。」という掲載がありました。梅雨明けが宣言され、毎日猛暑が続いています。私の職場では暑気払いを若い幹事が計画してくれました。4月から新しい体制で始まった平成29年度ですが、日常化してしまっている多忙な仕事や、時に困難な課題を職員全員で何とか解決してここまでやってきました。私たちは専門家集団で、個々違う仕事を抱えていますが、専門を超えたチームワークの良さが売りになっていて、そんな職員に支えられて私もここまでやってこられたと自覚しています。再任用管理職でもこの職場ならやっていけると感じさせるのが、職員集団が情報の共有やそれぞれが他分野の仕事をカバーする文化を築いているからです。今日の昼食で私は久しぶりに大鍋で鳥汁を作り、職員に提供しました。これはコミュニケーションを図る手段ですが、私から職員へのささやかな感謝の気持ちもありました。夜の暑気払いは、会話が弾んで楽しいひと時でした。私は現在の職場の人たちに余暇を有効に過ごすよう推進しています。現在は、多くの人たちの超過勤務によって支えられている安全安心な職場環境ですが、その良さを保ちつつ、多忙化解消に向けて施策を打ちたいと考えていて、それぞれが家庭を大切にして余暇を楽しむワーク&バランスを職場文化として定着させたいと思っています。暑気払いでは出来るだけ仕事の話はしないで、将来設計やら趣味の話が出来るように持ちかけました。
2017.07.19 Wednesday
私が現在乗っている光岡自動車は、富山県にしかない工場でハンドメイドによる車の生産をしている会社です。街であまり見かけない車体なのは、そんな会社のコンセプトがあるためで、購入から3ヶ月待たないと新車が手許に届きません。今まで乗っていたダークグリーンの「ビュート」も忘れた頃に連絡が来て、あぁ車を購入していたんだっけと思い返した記憶があります。NOTE(ブログ)のアーカイヴを見ると、今年の4月1日に横浜市都筑区にある光岡自動車の支店に出かけ、車を購入していました。それが今日手許にやってきました。実際は3ヶ月以上かかっているのですが、今日も以前と同じく、あぁ車を購入していたんだっけと思い返した次第です。私は通常の通勤に車を使っていないので、とりわけ不便を感じていないのと、早く新車に乗りたいという拘りもなかったので、のんびり待っていた感じです。新車は同じ「ビュート」で車体はワインレッドです。工房に来ている若い女性スタッフを駅まで送り迎えしているので、お洒落度を上げてみたのです。「ビュート」のベースカーは日産マーチです。今まで乗っていた「ビュート」は車内のデザインに凝っていなかったので、内装はマーチそのものでした。新車の「ビュート」は内装も凝って「ビュート」らしくしてみました。運転席は車体と同じワインレッドの木製にしました。現在再任用で働いている私は、いよいよこれが最後の自家用車かなぁという思いがあります。工芸品のような「ビュート」を大切に乗っていきたいと思っています。
2017.07.18 Tuesday
昨日より東京銀座のギャラリーせいほうでの個展が始まり、初日には多くの関係者に来廊していただきました。有難うございました。今日から3日間は横浜市公務員管理職としての仕事が詰まっていて、私はギャラリーには行けません。残念ですが、二足の草鞋生活とはこういうもので、こればかりは仕方がないと思っています。彫刻家と公務員、この二つの世界を交互に行き来しながら私は30年以上もやってきました。彫刻家は自分ひとりの世界が基本で、自分の内面と対話して自らのカタチを探って創造していく世界です。自分を追い詰めていくこともありますが、それは他者にとってはどうでもよい世界で、社会的ニーズはありません。ただ創造した世界を具現化した時に、それを鑑賞していただいて、見た人の心に活力を与えることが出来れば本望と言えます。公務員としての仕事は、社会的ニーズに支えられ、業種ごとに組織を作っています。自分の内面を振り返ることはありませんが、組織を運営する上での各人の資質や能力が問われる世界です。組織を統括する私は、組織が有効に働くために施策を打ち出し、また部下の評価もやっていきます。自分の職場で適材適所に職員を配置しているか、それは自分の人事に関する自己評価もあります。人事を行うためにこの役職にいるという極論の人もいますが、私もその通りだと思っています。ある意味で職場は創造的な部分もあり、それが彫刻家としての能力と重なるかもしれないと思うこともあります。ですが、二つの仕事はまるで違います。私の中では矛盾することはなく、それぞれの仕事が私という人間を形成しているんだなぁと思うようにしています。人間は多面体で、その時や場所や場合によって表面に出す色合いが異なっているのです。私は長年にわたって二足の草鞋生活を営んでいるので、その使い分けが上手くなっていると自負しています。東京のギャラリーと横浜の職場、非日常と日常、個人と組織、時期によって二足の草鞋が噛み合わない時もありますが、個展開催中に思いを巡らした今日を振り返りました。
2017.07.17 Monday
今年の個展が始まりました。毎年夏の炎天下の中で個展が開幕しますが、今年も例外ではなく暑い一日でした。個展も12年目になると慣れが出てきますが、毎回来ていただく方々の顔ぶれが違うので、新鮮さはあります。午前11時の開幕と同時に現れたのは妹の家族総勢6人でした。家内が食事に誘って、全員で「天國」に行きました。ホームページ掲載用にカメラマンが来て、展示の様子を撮影してくれました。公務員の同業者や元職場の同僚も来てくれました。ウィーン時代からの友人も来廊し、昔話に花が咲きました。現在の職場で、私の片腕になってくれている副管理職が奥様と一緒に現れたときは驚きました。多忙な中で時間を作っていただけたことに感謝です。以前工房に通っていた女性スタッフが来て、結婚の報告もありました。嬉しそうな彼女を見ていると所帯を持った喜びが伝わってきました。横浜市の行政の方もお見えになりました。個人的に美術が好きそうで楽しんでいられる様子が伝わりました。個展という場所は、仕事を抜きにした関係が作れたり、長い間疎遠だった旧友ともう一度親交を温めあったり、初対面の人と知り合うことが出来る絶好の場所であり、また自分にとっては人と人との繋がりを確認できる機会でもあるのです。それだけに限らず、美術評論家や美術関連の出版社の幹部にもお会いでき、助言をいただける研鑽の場所でもあります。今日は、今年も個展が開催出来て良かったと思える一日を過ごしました。明日から木曜日までは職場の仕事が立て込んでいて、私はギャラリーに顔を出すことは出来ませんが、また金曜日と土曜日には午前中からギャラリーにおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2017.07.16 Sunday
個展で発表する新作は、毎年図録用の撮影をしていて、その時に一度組立てています。集合彫刻を作り続けている私は、最終的な形態がどのようになるのか、多くの人の手を借りて確認するのです。理想的なことを言えば、撮影の時に組立てたメンバーがそのまま個展の搬入に来てくれれば、組立ての状況や方法がわかっているので、不安や心配はありませんが、スタッフの個人的な事情もあってなかなか理想通りにはいきません。今回も事故や怪我によってスタッフが2人来れないことがわかっていました。別の1人は仕事が入っていました。この子は大学の助手をやっているため、今日はオープンキャンパスがあって来られないことになっていました。頼ったのは今年美大に入ったばかりの子で、彼女は初めて搬入を手伝うことになりました。その子を含めて工房スタッフ2人、家内と私、それに毎年仕事を請け負ってくれる業者2人の合計6人で搬入作業をやりました。荷物をトラックに積み込んで工房を出たのが午前9時でした。首都高湾岸線を飛ばして東京銀座のギャラリーせいほうに到着したのが午前10時。梱包を外して「発掘~宙景~」のテーブルを組立て始めました。今回は業者2人には運送だけではなくテーブルの組立てにも参加してもらいました。昼食前に業者は帰り、残ったメンバー4人で「発掘~宙景~」の最終組立て、「発掘~座景~」の組立て、さらに台座を5個組立てて、そこに「陶紋」を置きました。最後に照明の位置を決めて、全て展示が終わったのが午後3時でした。搬入は毎年定番化していますが、作品が異なるので、それにかかる仕事量が変わってきます。今回スタッフが足りず、私はかなり疲れてしまいましたが、無事に展示作業が済んだことで、ホッと胸を撫で下ろしました。毎年昼食は銀座ライオン本店に行っています。みんなで卓を囲んでオムハヤシライスを頬張った時に、今年も個展が出来て良かったという感慨が込み上げてきました。