Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 朧気な次作のイメージ
    陶彫部品を組み合わせて集合彫刻を作っている自分には、陶彫部品を点在させて場の空間を創出するイメージがつき纏います。集合があるなら拡散があってもいいのではないかと思うところです。次作のイメージは拡散による空間です。先日訪れた「イサムノグチ庭園美術館」で見た「石壁サークル」は、たとえ作者本人は個体を作っていたとしても、鑑賞する私は全体の宇宙観を感じていました。個体と個体が響き合う空間は刺激的で、心象風景を見ているようでした。亡父が施工していた日本庭園も拡散による空間解釈と言えます。石の置き方や植栽によって、疑似自然なる小宇宙が広がっていると思われます。私たち日本人はそこに情緒を感じたり、絶景を見て取ったりします。時に簡潔なる美も見ています。これは象徴化された世界で、私は庭園も広い意味での彫刻に含まれると思っています。次作のイメージは陶彫による庭園です。私は中学生の頃から亡父の手伝いをしていました。当時は嫌だった石や植木の運搬や設置は、ずっと私の頭に残ることになって、そののちに出会う彫刻と庭園が空間概念として結びついたのでした。それもイサムノグチの影響があったと言えます。日本人として見慣れた風景も日系アメリカ人彫刻家の眼を通すと新鮮な造形表現として脚光を浴び、またそれを知って庭園を再度見直すことになったのでした。まだイメージは朧気な状況に過ぎませんが、次第に具体的なものが見えてくるのではないかと思います。
    29年度最初のイベント
    私の職場では1年間に何回かイベントを開催しています。職場は専門職の集まりで、通常はそれぞれ専門を生かした仕事をしていますが、イベントの時は専門を越えた連携をして、組織の一員としてその役割を果たしています。今日が新体制による初めてのイベントでした。今日のイベントは儀礼的な要素が強く、私は式典の中で式辞を述べさせていただきました。没個性的な儀礼は集団の中では必要な要素だと私は考えています。全員がひとつの方向に向くことができるからです。こうしたイベントは、私たちの職種では1年間の出発に先駆けて、それに相応しい慣習になっています。これは創作活動の間逆に位置するものです。創作は個々それぞれの個性によって成される行為です。個人的創作から集団的行動に至る幅広い行為は、人間だからこそ可能な行為です。時と場所と場合を使い分けられるのは、理性が働くからこそ出来るものです。今日のイベントを見ながら、そんなことを感じていました。ともかく1年間がスタートしました。平穏無事な1年間になって欲しいことと、私の課題は超過勤務のあり方を見直すことです。全員がゆとりをもって過ごせる職場環境を目指したいと考えています。
    4月RECORDは「つくる」
    先月のRECORDは「こわす」というテーマでやっていました。破壊から創造という20世紀の巨匠ピカソの創造行為が有名ですが、芸術家に相応しいコトバでもあります。それに倣うなら「こわす」の後にくるのは「つくる」ことではないかと思ったのです。些か短絡的ではありますが、テーマは単純な方がいいのではないかと思った次第です。一日1点ずつを制作しているRECORDは、たとえ小さな平面作品でも、日々によって精神的な緩急があって、なかなか作品にならず厳しいときも多々あります。最近は下書きを終えると安心してしまって、その後の工程を後回しにする傾向があり、そこを戒めたいところですが、先月のやり残したRECORが自宅の食卓に山積してあって、今月のどこかの場面でやらなければならないと思っています。年度が変わった今月も時間的な余裕はありません。毎年無理してやってきたRECORDですが、夜になると睡魔に勝てない日々が続いております。「つくる」というテーマをしっかり見つめ直して、10年前に一日1点の小さな創作を始めた初心の意気込みをもう一度思い出そうと思っています。継続の力を信じて頑張っていく所存です。
    光岡自動車ファンとして…
    一昨日、横浜市都筑区にある光岡自動車の支店に行って来ました。私は光岡自動車の「ビュート」に乗っています。営業担当の話では、私の「ビュート」は二世代目にあたる車で、現在は三世代目が出ているということでした。「ビュート」を購入する前は、クライスラーの「PTクルーザー」に乗っていました。米国車は故障すると大変厄介なことになるので、国産車に乗り替えたのでしたが、燃費もよく小回りがきく「ビュート」は私の愛車になりました。私の拘りは車のメカニックではありません。走りを堪能しようとは思っていないからです。効率的で利便性の高いファミリーカーにも興味はなく、車は自分の創作活動を助長するものという考えで乗っているのです。そのため私の拘りは滅多に走っていない車であることと、自分のデザインポリシーに合ったその外見になります。「PTクルーザー」はクラシカルな外見で魅了されましたが、次に行き着いたのは「ビュート」でした。「ビュート」の下地になる車は日産「マーチ」で、言わば会社全体で公的な改造車にしているのが光岡自動車なのです。注文すると3ヶ月かかると営業担当が言っていました。富山県にしか工場がないので陸送代もかかるそうです。1点ずつ手仕事でボディを作るので時間がかかり、そのコンセプトを理解した上での発注です。一昨日契約を交わし、新車は6月の納品になると言われました。現在はダークグリーンの「ビュート」に乗っていますが、新車はワインレッドにしました。若い工房スタッフを乗せることが多いので、お洒落度が増していいんじゃないかと家内に言われました。
    週末 今月の制作目標
    4月当初は週末があって、公務員としての年度初めの仕事に先駆けて、彫刻家としての制作目標を述べたいと思います。今月は「発掘~座景~」の完成を目指したいと考えています。来月の連休に「発掘~座景~」だけでもカメラマンに撮影をしていただきたいと思っているからです。砂マチエールを施した台座の油絵の具による彩色、陶彫部品の追加、柱陶を実際の柱に接着するため、柱の先端の彫り込み等、仕上げまでに必要な工程はまだまだあります。それらをどうやったら今月中に終わらせることが出来るのか、頭を抱えるところです。週末だけでは無理な工程なので、ウィークディの夜も工房に通わなければなりません。昼間の仕事では年度当初の多忙な時期ですが、創作活動も負けず劣らず多忙を極めます。今日はそんな焦りを抱えたまま制作に没頭しました。一日の集中する時間は限られていて、夕方になると集中力が薄れてきます。今月は見たい展覧会もあって、週末の時間の使い方を工夫しなければなりません。どんな予定が入ろうとも週末は早朝から制作をしようと思います。私は夕方になるとモチベーションが下がります。それなら朝の時間帯が勝負だと自分に言い聞かせています。RECORDは相変わらず厳しい中での制作になることはわかっています。現在は一日1点というRECORDのノルマは、下書きだけになってしまっていて、彩色や仕上げを何時やるのか、これも頭を抱えるところです。RECORDは彩色や仕上げの描き込みで変わります。下書きはいかにも中途半端で完成と呼べません。読書も滞っています。今月から心機一転したいと思っています。