Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末 企画展&公募展&グループ展
    久しぶりに東京に展覧会を見に出かけました。それでも今日は工房での制作を休むわけにはいかず、朝6時に工房に行って陶彫成形用の大きなタタラを6枚用意しました。座布団大のタタラを掌で叩いて作るのに労力を使いますが、今日の楽しみがあるおかげで夢中で作業をしました。2時間程度で今日のノルマは終わりました。8時半に自宅を出て、公共交通機関を使って池袋経由で中村橋まで出かけ、練馬区美術館で開催中の「舟越保武彫刻展」に行ってきました。学生時代から彫刻に親しんだ自分は、舟越保武の存在の凄さは充分承知していますが、現代彫刻が多くの市民の支持を得ているとは思えなかったので、今日の「舟越保武彫刻展」の混雑ぶりに目を見張りました。鑑賞者は高齢の方が多かったので、どこかの団体で来られているのかもしれませんが、日本人彫刻家の展覧会に大勢の人が押し寄せる状況は、とても有り難いと思いました。内容の詳細は後日に改めます。次に地下鉄で銀座まで出て、美術家連盟画廊で開催している画家のグループ展に行きました。そのグループの中に同じ職場で働いている人がいるのです。それはモダンアート展の仲間で作るグループ展のようで、なかなか粒揃いの力量を持った人たちでした。同じ職場の人は例年の作品より簡素になり、空白部分に幽玄な雰囲気が漂っていました。次に地下鉄で新橋に向かい、汐留ミュージアムで開催中の「アール・ヌーヴォーのガラス展」に行きました。これも見応えがある展覧会で、優美で緻密なガラス工芸に目が釘付けになりました。この内容も後日改めてアップしたいと思います。最後に再び地下鉄に乗って六本木で降りました。国立新美術館で二科展をやっていて、自分の後輩の彫刻家が今年も入選しているので見てきました。彼は毎年出品しているので継続して見せてもらっていますが、彫刻家としての成長が著しく、またスケールも広がっています。教員という職業を前向きに捉え、今回は教室をイメージした場を創出していました。つまり生徒が使う机を並べ、その天板を積層にして造形を施し、お互いが繋がっている関係を作り出していました。昨今の中学生が巻き込まれた社会的な問題も含まれているようで、孤立した関係を何とか解決していきたい思いが表現できていたと感じました。頼もしい後輩がいることが自分には幸せで、今日一日のアート散策を通して、制作に対するさらなる意欲が沸き起こってきたように思えます。
    発表のために制作する日常
    一昔前は作品を作り溜めておくことをしていました。展覧会やホームページで発表しなければ、旧作が気に入らなくなったら再び手を入れることが可能で、過去の作品は常に現在の表現に更新されていました。現在は毎年7月に東京銀座で個展をしている関係で、昔のような作り溜めはありません。貯蓄なしの自転車操業で、時に危ない綱渡りもやっています。これが10年も続いているので、既に習慣化していて、自分の生きる張り合いにもなっています。自己表現に迷いがあったり、自分が表現に成熟を感じていない状態であれば、こうした発表に追われる日常は危険です。自分が燃え尽きたり、潰れてしまうかもしれないという追い詰められた精神状態になることが考えられるからです。作品はいずれにしても発表するために作るモノです。鑑賞者に見てもらうことで、コミュニケーションを図り、それによって観る側も作る側も心を活性化させることが目的です。一日1点制作を課しているRECORDもホームページにアップすることでデジタル面での発表をしています。今ではもう自分が作る全てが発表対象となっていて、自分の密かなメモは存在していません。日記ですらNOTE(ブログ)にしてしまう自分がいます。二足の草鞋生活がある以上、当分はこんなオープンな状況を続けるしか方法がありません。現在の仕事を退職して時間が持てたら、この状況を変えていくかもしれません。若い頃の作り溜めをもう一度してみたいと思っているからです。
    仕事の多忙化解消に向けて
    この新聞記事を転載すると、自分の業種がわかってしまう可能性もありますが、今日は橫浜市公務員管理職の中で自分が取り組んでいる研究課題について書こうと思います。昨年、経済協力開発機構(OECD)が私たちの仕事に関する超過勤務時間のことについて新聞紙上で公表しました。各新聞社が取り挙げていた調査では、34カ国の中で日本が特筆して多いことを示していました。私たちの仕事に残業手当はありません。というより専門の研究を含めると、どこまでがONでどこからがOFFなのか線引きの難しいところがあるのです。人との関わりで仕事をしている私たちは、関係者との個別対応や関係機関との打ち合わせがある一方で、事務処理も多く、それら全てに亘って勤務時間内に仕事を終わらせることが出来ないのです。職員の生きがいや仕事の達成感は、この業種には充分あると言っても過言ではなく、それがあるが故に全てを効率化するわけにはいかないと私は考えています。それでもどこの職場でも休日出勤者が多く、職員によってはほとんど休んでいない人もいます。これを何とか解消をしたいと現在研究に取り組んでいるところです。
    橫浜の復興橋保全の取り組み
    先月末の神奈川新聞の記事に目が留まりました。「橫浜『復興橋』保全へ」という見出しで「凝った意匠の歴史遺産」と副題がつけられていました。記事によると、関東大震災で崩壊した橋のうち昭和初期には187橋を復興したそうで、時代を経て河川の埋め立てや道路建設などで、現在は41橋が当時の姿で残っているそうです。私は中区打越の切り通しを車で通るとき、打越橋のもつ鉄筋構造の美しさを見て、橋は建造物の中でもとりわけ美しい景観をしていることを改めて認識しています。新聞によると「橋の四隅にあり、頭部に灯具を設けた『橋柱』をアールデコ調にするなど凝った意匠が施され、それぞれの橋が昭和初期の趣をよく残しているのが分かる~以下略~」と書かれていて、灯具は金属が不足していた第二次大戦の頃に撤去されたものが多いそうで、今後は当時の意匠を忠実に再現していく方針が示されています。橫浜の財産保全の考え方は素晴らしいと思います。美観を保つための努力もあるようで、市民としてエールを送りたいと思います。私が橋を美しい造形だと認識したのは、広島県の錦帯橋を見てからです。非の打ちどころがない完璧な構造体、しかも木材によって作られた優美な姿に眼を見張りました。長崎県に行った時も市内を流れる河川にかかる石造橋の美しさに魅せられました。橋は人々が日常利用する建造物でありながら、アートとしての魅力があると私は見ています。地元横浜にも魅力ある橋が数多く残されていることを知って大変嬉しく思います。しかもアールデコ調の橋柱があったとは、何と言う素晴らしさだろうとワクワクしてしまいます。
    涼風のたつ9月になって…
    9月になりました。夏の気配はどこにいったのかと思えるほど涼風がたっています。先月から始まった陶彫の新作ですが、先月はあまりにも暑かったため、制作が今ひとつ進んでいませんでした。今月は巻き返したいと思っています。陶彫部品はとりあえず10個の成形・加飾を終わらせることを今月の目標にします。幸い今月は5連休があります。5連休中は今のところ休日出勤がないので制作に没頭できそうです。今月は美術館にも足を運びたいなぁと思います。秋には興味関心のある展覧会が予定されているので楽しみです。昨晩は従兄弟のライヴに行ってきました。従兄弟は弾き語りで歌を歌っていますが、今回はドラムとリードギターのメンバーを加えた元気なロックバンドになっていました。横浜でライヴをやる時は必ず聴きに行っています。今月も先月のように映画に行きたいと考えています。ライブもそうですが、夜の楽しみがあった方が一日が充実します。RECORDも時間をやり繰りして継続していきます。日によって集中したり緩慢になったりして、なかなか思い通りにならないのですが、今までのRECORDの蓄積を眺めていると継続への意欲が湧いてきます。まだまだRECORDもこれから展開可能だと思っています。読書はフロイトの「夢解釈」に引き続き挑みます。精神分析学は哲学より多少理解し易いように思えます。焦らず休まず続けていくこと、これが自分の生き方になっていて、地道ながら良好な結果を生むと私は考えています。今月もコツコツと頑張っていこうと思っています。