Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • [RECORD」2シーズンへ
    昨日ブログに書いた立体に加えて、「RECORD」セカンドシーズンも脳裏に去来しています。07年2月から08年1月までの365点は、とにかく作ることに精を出して、見通しをもったテーマは考えてはいませんでした。むしろ出来るだけ過去のイメージに囚われることなくやっていこうとしたのですが、なかなかうまくいかずに悩みました。セカンドシーズンは逆に手枷足枷をはめて不自由な中で、どのくらい自由にイメージが展開できるかやってみようと考えています。用紙は一部欠落した不定形なものを使おうと思います。1ヶ月でテーマを変えます。今までの365点のように何となく変化していくのではなく、1ヶ月ごとにイメージをコントロールしていきます。こうした禁欲的な方法で1年間。うるう年なので366点。どこまで出来るか試してみたい意欲に駆られています。
    次のイメージへ…
    「構築〜解放〜」がカタチになってきた時から、次のステップへのイメージが脳裏に去来するようになりました。木彫ではまだまだ柱にこだわっていこうと考えています。柱を30本使い円錐を描くように立てて構成したのが昨年の「構築〜包囲〜」。34本で逆円錐状に中心から外へ向かうように構成しようとしているのが今年の「構築〜解放〜」です。今イメージとしてあるのは柱による骨組みでユニットを数個作り、それを場によって構成するものです。つまり「集団」を作っていこうとしています。床にころがり、床から立ち上がり、また壁に寄りかかる「集団」です。柱もある程度細めの方がいいと考えています。木を主張してはいけない表現になるからです。細い鉄でもいいかもしれませんが、今は木組みに面白さを感じているので、もう1年は木で作ろうと思います。次はどんな作品になるのか、またイメージを追いつつ制作する日々が待っています。
    梱包に明け暮れた一日
    週末だけとはいえ1年間かけて作った作品を、ほとんど丸一日かけて梱包しました。エアキャップを始めとする梱包材を作業場に山のように持ち込んで、集合彫刻の部品を次々に包みました。今回も「構築〜解放〜」と表書きをしておきます。搬出してから倉庫に入れる時に前作と区別がつかなくなるからです。まだ彫刻を始めたばかりの頃は、梱包に時間をかけるなんて意味がないと思っていました。確かに小品ならば時間はかかりません。でも今は梱包は大事です。作品が集合体なので、ひとつでも欠けると困るし、今回のグループ展が終わった後、またいつこの作品が展示できるのか見当がつかないのでしっかり梱包して倉庫に保管しておくのです。明日はボルトナットの確認や「RECORD」にヒートンをつける等、細々とした搬入準備をする予定です。                             Yutaka Aihara.com
    「RECORD」梱包前に…
    365点の連作が終わりに近づいています。残り数日ですが、これを出品するグループ展の搬入日が29日なので少々困っています。今まで一日一枚のペースで作品を作ってきましたが、展覧会開催中に残り2枚を作らねばならず、おまけに展示されている額をはずして、2枚の作品を額に収めなくてはなりません。これはかなり手間がかかるので、ここは「RECORD(記録)」ならず未来の作品を予め作って、出来ている1月分の作品と一緒に額装して梱包してしまおうと考えました。明日から梱包を始めるので、何とか間に合わせようと今日は必死でした。小さい作品なれど、いっぺんに何点も作るのは楽ではありません。最後は粗雑にしたくないので、あれこれアイデアを捻り出して作ってみました。う〜ん、出来はギャラリーで展示してみて考えることにします。                        Yutaka Aihara.com
    グループ展案内状は「蛙」
    今年の横浜のグループ展の事務局をしているのは自分の大学の後輩で、まだ20代の若い造形作家です。彼は数年前に恐竜の骨を木彫し、現在は大きなドラゴンを制作している具象系の作家ですが、彼がデザインしたグループ展の案内状がとても面白く人目を引く出来栄えです。案内状のデザインになったのは蛙です。正面を向いて手を広げた姿態が「ゲテかわいい」感じです。ゲテモノ的な可愛らしさが気に入りました。ただし蛙の苦手な人にはつらいかもしれませんが…。その案内状を知人・友人に今日発送しました。グループ展のインフォメーションを記しておきます。名称は「サクレ展」。場所は「横浜市教育文化センター1F市民ギャラリー」。JR線・市営地下鉄とも「関内駅」下車。大通公園に面したレンガの建物です。会期は1月30日(水)から2月4日(月)まで。各日10時から18時、最終日は16時までとなっております。ご高覧いただければ幸いです。          Yutaka Aihara.com