2010.05.02 Sunday
一日1枚のペースで葉書大の平面作品を描き上げていくRECORD。今月は「集まる」というテーマで、やってみようと思います。「集合」と「拡散」は構成上よく使われるテーマです。自分の作る彫刻は集合彫刻で、ひとつずつのパーツを組み合わせて彫刻にしています。パノラマ的な空間演出ができて、それを自分の作品の特徴にしています。ですから彫刻作品はすべて「集まる」形態をとっているのです。RECORDを利用して、彫刻のエスキースが出来るかもしれません。また平面という重力を気にしない自由な世界だからこそ出来る表現もあると思います。今月も5日間を展開する期間として定めて、「集まる」イメージを搾り出していきたいと思います。旧作のRECORDはホームページにアップしていますので、こちらもご覧いただけたら幸いです。
2010.05.01 Saturday
5月になりました。ゴールデンウィークが始まりました。今日は快晴で、工房のある植木畑は新緑にあふれています。予定の図録撮影日になっているので、ボランティアの子の助けを借りて、工房に2点の作品を組み立て、午前中から撮影の準備をしていました。ずっと一緒に仕事をしているカメラマン2人がやってきて、早速撮影に取り掛かりました。今回は今までの図録と違い、工房内の撮影も行いました。工房をオープンにして、制作現場を図録に盛り込みたいと思ったからです。撮影日は作品の梱包を解いたり、また包みなおしたりするのに手間がかかります。これは恒例になってしまっていて、家内やボランティアの手を煩わせますが、でも個展前に一度は出品する作品を並べてみて確認する必要があります。撮影日は撮影だけでなく、そうした個展の出品作品の雰囲気を掴むのにも最適なのです。
2010.04.30 Friday
明日からゴールデンウィークが始まります。5連休をどう過ごすのか、仕事一辺倒だった4月から、ちょっと解放されるような思いです。既に決まっていることは、1日に個展用図録撮影があります。いよいよ個展に向けた準備ですが、例年より遅いスタートです。3日に栃木県益子の陶器市と茨城県笠間の陶炎祭に出かけます。これは恒例で、陶芸家の親友に会いに行くのです。5日には美術館巡りをします。思いきり多くの展覧会を見たいところですが、家内からストップがかかるので選んで回ります。2日と4日は工房で片づけをしながら、新作の構想を練ります。連休に身体を休めるというわけにはいかず、公務の仕事を離れて、創作活動に順ずることをやっていきます。これは自分の性分としか言いようの無いもので、これでリフレッシュが出来るのです。5連休も始まってしまえば、あっという間に終わると思っていますが、やはり楽しみな5連休ではあります。
2010.04.29 Thursday
新作も終わり、図録撮影日も延びたので、今日は工房の整理整頓を行いました。昨年の夏に工房ができて、棚をいくつか購入し、旧作を運び込んでいたのですが、整理をしないまま新作の制作に入ってしまったので、いつかは整理をしなければと思っていたのです。昨年の当初は荷物の片付けに関して大変な勢いで始めました。この勢いが衰えないうちに整理整頓をきちんとしなければならないと自分に言い聞かせていました。実家の車庫に置いてあった旧作は梱包のダンボールが駄目になり、それを取り除いたまま、工房の作品保管場所と決めているところに放置してありました。木箱は夏に作っていたのですが、梱包もせず、ずっとそのままでした。今日が休日で、しかも時間が出来たので、旧作の梱包をやりました。そこでまだ木箱が足りないことがわかりました。近いうちに木箱を作ろうと思います。作品の保管には結構気を使います。そのために工房の半分くらいを作品収納のためのスペースにしているのです。久しぶりの工房の整理にクタクタになった一日でした。
2010.04.28 Wednesday
20代の滞欧時代に作った自分の初期の版画に、車輪のような歯車のようなイメージを描きました。具象彫刻をやっていた自分が初めて抽象を意識した作品で、版下は捨てられずそのまま日本に持ち帰ってきました。まだ陶芸が出来なかった帰国後の生活の中で、やはり歯車をモチーフにした油絵を描いていました。陶彫が出来るようになっても度々車輪や歯車のイメージが登場し、レリーフにしています。RECORDを始めた3年前も、初めは歯車でした。歯車が噛み合うような噛み合わないようなもどかしいイメージが好きなのかもしれません。組織はひとつひとつの歯車で回り、噛み合わないそれぞれの個性や癖を、お互い認め合いながらも大人の理性や心情でもって何とか噛み合わせて、目の前の課題を全うしていくのが今の自分の調整役としての仕事なのです。そんな繋がりを日常生活の中で見出せるので、やはり今回のRECORDも、歯車に戻ってきました。そうした関係性が自分の創作のテーマになっていると考えています。