2009.07.28 Tuesday
横浜市公務員として、同じ部署で共に助け合いながら働いていた同僚が先日他界し、今日通夜を迎えました。享年44歳。惜しまれる夭逝にたくさんの人が弔問に訪れました。彼の仕事は芯の通ったもので、また周囲にも気を使うことも多く、その実力の評価は横浜市屈指と言えました。横浜市は大変な逸材を失ったものです。彼が年下でありながら、自分は彼に頼ることが多く、以前はよく連絡を取り合うこともありました。彼は人間臭いところがあって、朝まで飲んでいることがあったと聞いています。今思うと無理をしていたように感じています。寿命とは決められているものなのでしょうか。才能に溢れた人に夭折が多いのは、ちょっと考えすぎでしょうか。彼は将来を嘱望されていただけに、また身近で付き合っていた時は、本当に人間味に溢れた人だっただけに惜しまれてなりません。
2009.07.27 Monday
東京銀座での個展開催中に東京の美術館を巡りました。先週のことですが、国立新美術館で「ルネ・ラリック展」を見てきました。ちょうど「野村仁展」をやっていたので、現代美術家の個展の後にラリックを見ることになりました。「ルネ・ラリック展」の観客の年齢層が高く、いかにも宝飾に関心のある方々が熱心に鑑賞していました。ラリック芸術の魅力は、万人が納得できるような美しさにあります。とくに線や面で区切られた構成が心地よく、虫や植物のフォルムがこれ以上考えられないギリギリまでデザインされ、斬新さと美的完全さを兼ね備えたモノになっています。アール・デコの時代に建築装飾まで進出し、優美な作品を数多く残したラリック。芸術と産業を融和させ、時代の花形だったラリック。とくに初期の頃の装飾品に深い精神性を感じることができました。
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2009.07.26 Sunday
建設の終わった倉庫をどう活用するのかを今日から考えます。まず、今まで実家や自宅にあった道具や用具の運搬を始めました。そこには昨晩、東京銀座から戻ってきた作品も置いてあります。細かなモノは自家用車で、大きなモノはトラックを借りて運搬しようと計画しています。さしずめ倉庫の中に作業場を確保して、作りかけの作品を保管するつもりです。朝早く大きな作業台が2つ、業者によって運搬されてきました。陶芸に使うコンプレッサーや土錬機、電動ろくろも運び込みました。倉庫のある植木畑は爽やかな風が吹いて気持ちのいい空気に包まれています。まず、コンプレッサーを試運転して見ました。とりあえずRECORDをその作業場で作って見ます。制作をしながら収納のレイアウトを考え、徐々に整備していこうと思います。
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2009.07.25 Saturday
始まれば、あっと言う間に終わってしまう印象でした。今日で個展が終了です。ギャラリーせいほうの開館時間に合わせて、大学生たちや職場の人たちが来てくれて朝から盛況でした。懐かしい人たちともお会いできました。こうした旧交を温める機会としても個展を開催して良かったと思いました。美大で彫刻を専攻する学生たちも教授に連れられてやってきて、卒業後の悩みを打ち明けていました。毎年見ていただいている写真家野掘氏から「手馴れた陶彫を、今回チャレンジした木彫と併せて展示するのはどうか?木彫だけで勝負した方がよかったのではないか。」という貴重なご意見を戴きました。搬出にはボランティアを含め8名のスタッフが揃って、梱包や運び出しをしてくれました。4回目の個展ともなると、自分も冷静に周りを見ることができます。来ていただける方、ご意見ご感想を述べていただける方、搬入搬出を手伝っていただける方、いろいろな人に支えられた個展だということを改めて確認して感謝している次第です。来年は木彫だけで勝負する年になります。「構築シリーズ」を始めます。来年もよろしくお願いいたします。明日から来年に向けて制作開始です。
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2009.07.24 Friday
農業用倉庫として建設していた作業場が今日完成を迎えました。収納庫も兼ねているので、明日の個展搬出で現在展示中の作品が、この倉庫に戻ってきます。大雨の中、業者立会いの下で鍵や書類の引渡しを行いました。自分にとっては記念すべき一日です。一時横殴りの雨になっていたので、雨漏りの具合を確かめることができました。雨漏りがないどころか、内部は空調設備がないにもかかわらず、空気は乾燥していて、モノを収納するのには最適な環境だと思いました。もともとここは植木畑だったところで、まだ植木を多く残しているので、外の環境も気に入っています。今後、倉庫内外で自分は創作活動に携わっていくつもりです。ここが自分の心の拠り所になります。とくに横浜市公務員を退職したあとは、自宅とここを往復する毎日になると思っています。
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