Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

  • Tag cloud

  • Archives

  • 週末 屏風の塗装作業
    昨日は6人で砂マチエールの貼り付け作業を行いました。今日は引き続き新作屏風の油絵の具塗装作業を行うことにしました。今日のスタッフは一人だけでしたが、彼女は染めをやっているアーティストで、作業に対する手際が良く、私の作品に昔から関わりを持ってくれています。砂マチエールは完全に乾いていない状態でしたが、油絵の具にも硬化剤が入っているため、全体に滲みこませる作業に入りました。今日のところは一層目の下地を塗る作業だけにして一旦終えることにしました。新作の屏風の下地はグレートーンの淡い色彩にしました。砂マチエールを貼るため6枚の厚板は作業台に乗せていましたが、下地を塗装した後で厚板全てをビニールシートを敷いた床に移しました。二層目の塗装からは刷毛によるものではなく、油絵の具を上部から垂らす行為に変えるのです。油絵の具塗装作業での描写行為は行ないません。偶然に飛び散った色彩を次から次へと上乗せしていく方法を取ります。点描のような状況が微妙な雰囲気を醸し出して、そこに自らのイメージと合致させようとしています。今月中に何層も油絵の具を撒き散らして、当初のイメージに近づけていきたいと考えています。今月はウィークディの仕事も厳しい局面を迎えていますが、創作活動も佳境を迎え、いろいろな意味で精魂を傾けているなぁと感じます。夕方3時半ごろ疲労を感じ、自宅に戻りましたが、手伝ってくれたスタッフは自らの作品を作っていて、もう少し作業を続けたいと言っていました。彼女から連絡があったのは5時半頃でした。新型コロナウイルスのこともあって、彼女を車で家の近くまで送りました。公共交通機関を使ってスタッフが工房にやってくると、帰路は私が車で送る手段を取っています。それはウィークディも同じです。私が仕事から帰っても工房に明かりが灯っていると、私は工房に顔を出し、スタッフを車で送ることをしています。床に置いた厚板は暫く乾かすことにしました。
    週末 砂マチエール貼り付け作業
    今日は若いスタッフ4人、家内と私の合計6人を工房に集めました。スタッフは10代から20代の女性たちで、美術に関係した人ばかりです。今月の制作目標として一番に掲げているのが、砂マチエールの貼り付け作業で、新作ではここが見せ場になるところなのです。新作は屏風とその前の床を使って、陶彫部品を複数組み合わせ、自らの世界観を創出させます。言うなれば集合彫刻ですが、これは私のデビュー以来ずっと続けてきた表現方法で、その年によってテーブル彫刻であったり、塔であったり、また今回のような屏風であったりしています。今回の屏風は荒廃し風化した架空都市をイメージしていますが、抽象化を進めているため、観る人によってさまざまな解釈があってもいいと思っています。屏風は6枚の厚板を蝶番で繋げる計画で、その1枚1枚には格子模様を刳り貫いてあります。その単なる木材の状態をイメージ通りにするには画面全てに砂マチエールを貼り付けて、そこに油絵の具を滲みこませていかなければならないなぁと考えていて、砂マチエールと硬化剤を大量に画材店から購入していたのです。作業として大変なのは砂マチエールの貼り付け作業で、私一人ではどうにもならず、普段から工房に関わりのある人たちに声をかけていました。6人がかりで作業を進めたので、今日一日で砂マチエール貼り付け作業は無事終わりました。朝10時から夕方4時まで、昼食を除いて継続で作業をやっていました。作業をしてくれた人たちに感謝申し上げます。全員がボランティアですが、工房を使用している関係者ばかりなので、私としては気兼ねなく仕事をお願いできたわけです。一日乾かして、明日は油絵の具の塗装作業に入ります。手伝いスタッフは1人だけになりますが、ほとんど私だけでできる作業なので、明日以降も頑張っていこうと思っています。
    砂マチエール大量搬入
    今日、東京神田の文房堂から砂マチエール200mlを18本、硬化剤200mlを30本、合計48本が職場に届きました。自宅は不在にしていることが多いので職場に搬入してもらいました。今日は家内が自宅にいたようですが、職場の方が分かり易いこともあって、外商部の女性社員に伝えてあったのでした。文房堂の砂マチエールは私が陶彫作品でデビューして以来、ずっと愛用しています。砂マチエールも各社のものを使用しましたが、私の作品に合うのは文房堂の砂マチエール(マリーン)かなぁと思っています。東京神田の文房堂は、明治時代からある老舗の画材店で、大学生の頃より利用していました。初めは銅版画をやっている先輩に連れて行ってもらった記憶があります。版画用具の充実さでは他に類を見ないので、版画に興味のある私は今後も文房堂を利用するでしょう。砂マチエールは陶彫作品との相性が良く、砂に油絵の具を浸みこませると陶肌に近くなり、殺伐とした雰囲気を表現するのに最適です。砂マチエールを貼り付け、油絵の具で塗装した画面は、私は平面でありながら立体として意識しています。画面を作っている際に色彩を考えることがあり、そんな意味では絵画性にも拘っていますが、筆による描写はせず、油絵の具を画面に垂らしたり、無作為に散らしたりしています。アメリカ人芸術家J・ポロックのアクションペインティングのような按配ですが、荒廃し風化した世界を具現化するためにやっているのです。毎年のように砂マチエールを使って作品をつくっているので、工房の棚には砂マチエール専用の籠があって、在庫が少なくなると文房堂に注文をしているのです。予定では明日は砂マチエールを貼る作業をやります。明日は頑張ろうと思います。
    疲労が溜まる日常
    毎年この時期になると、私は夜中に目が覚めて職場のことをあれこれ考え込む癖があります。来年度の職場体制をどう動かしていくのか、人事をどう組んでいくのか、一人で考えるには限界もあり、副管理職や主幹の職員にも相談していきます。最終決定は私がするにしても職員一人ひとりの細かな情報が欲しいのです。人事面接はそろそろ終わりに近づいています。私たち管理職は人事を行なうためにいると極論を言った人がいましたが、まさにその通りだと実感する日々です。副管理職時代を含めると、私は11年間もこんな仕事をしています。これは毎年やっているけれども、決して慣れるものではありません。新しい年度を迎えるにあたって、職場が生まれ変わる節目となり、組織という生命の産みの苦しさを伴うものではないかと私は感じています。なかなか理想どおりにはいかないと思いつつ、職員全員が気持ちよく仕事をしてもらうために最善を尽くすのが私の使命なのですが、それでも全員の満足を得ることは不可能で、誰かにシワ寄せがいってしまいます。そこを説得して了解してもらって任務をやっていただくことが多々あり、私としては結構辛いなぁと感じていることも確かです。なかなか苦く感じる1ヶ月ですが、日常的に疲労が溜まる時期でもあります。週末の創作活動は、そんな職場での苦しい日常にどのくらいリフレッシュを与えてくれているのか、確かに気持ちが変わり、ある意味で心身ともに楽になることはあります。でも創作活動には創作活動なりの苦しさもあって、職場の苦しさと創作活動の苦しさがバランスをとっている按配です。苦しさの質が違うので、これで何とかやっていけるのですが、粘り強く課題と向き合うことが私の得意とするところなので、余力は充分あります。多くの人に支えられていることもあり、頑張っていこうと思っています。今日のNOTE(ブログ)は気持ちの吐露に終わってしまいました。乱文御容赦ください。
    縮小してしまった重要なイベント
    新型コロナウイルスはいつになったら収束するのでしょうか。先が見えない中で、戦々恐々とした毎日を送っていますが、1年間で1回の大きなイベントも縮小して実施することになりました。私のNOTE(ブログ)を同業者が見ているので、職種を隠さなくてもいいのではないかと言われたことがありますが、退職するまでは職種を知らせない方針でいこうと思っています。今日行われた重要なイベントは儀礼的なものでした。本来なら職場がある地域にもイベントを開放し、また来賓として来ていただく地域の方々がいるのですが、そういうゲストは一切入れない身内だけのものになりました。私の祝辞は例年なら広く公開されるところを、今回に限っては身内だけのものになり、定期的な朝礼に近いカタチになりましたが、今日のイベントはそんな条件であっても1年のけじめとして執り行うことになったのでした。祝辞の中で私は9年前の東日本大震災に触れて、命を繋いでいこうと呼びかけました。さまざまなところでイベントが中止になっている現在の世情を考えると、このイベントがたとえ縮小であっても、決行出来たことに感謝申し上げたい気分です。イベント縮小に伴い、職員同士の慰労会もなくなりました。また4月に入って儀礼的なイベントが続きますが、新型コロナウイルスの感染が広がっている中で、新年度はどうなっていくのか心配の種は尽きません。私にとっての救いは、今のところ職場関係者に感染した者がいないこと、工房に出入りしている若いスタッフは相変わらず元気でいてくれること、これに尽きると言えます。私自身も手洗いやうがいは欠かさず行うようになりました。マスクは人の集まるところに出かけるときは着用しています。私は花粉症のくせにマスクが苦手です。でもそうは言っていられない状況なので、煩わしくてもマスクをするようにしています。生活までも変えてしまう感染症。今は一刻も早く収束することを願うばかりです。