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  • GW⑤ 柱陶制作&美術館散策
    ゴールデンウィーク5日目を迎えました。「発掘~根景~」の柱陶制作が残り8枚となり、今日はこれを完成すべく早朝から工房に出かけました。夕方、家内と東京の美術館へ行く約束になっていたので、その分制作時間を前倒し、午前7時半には工房にいました。夕方楽しみが待っていると思うと、作業は一段と集中するようで、午後2時過ぎには8枚の柱陶の彫り込みは出来上がっていました。成形と加飾の終わった柱陶の、次の工程として乾燥を待つことがありますが、幸い気温が高めの日々が続いていて、1週間もすれば窯入れが可能ではないかと思います。これで個展の準備として陶彫制作をするのは小品のみとなりました。明日から当初制作目標を立てていた「発掘~角景~」のテーブルに取り掛かります。久しぶりにテーブルの脚の部分の木彫を行います。予定通り午後3時過ぎには、家内と自宅を出て東京に向いました。金曜日の国立美術館は開館時間が延長しているので、混雑を避けるために今日のこの時間帯を選んだのでした。予定していた美術館は2つありました。まず東京新橋にある汐留ミュージアム。ここは企業が経営する美術館で、延長時間がないため先に訪れました。開催していた展覧会は「ジョルジュ・ブラック展」。ブラックは、よく知られたキュビズムの巨匠ですが、ジュエリー、彫刻、陶磁器といった絵画以外の作品を集めた展覧会で、企画の面白さに惹かれました。ブラックがこんな作品も作っていたのかという意外性がありました。詳しい感想は後日改めたいと思います。次に行ったのが東京上野の国立西洋美術館で開催中の「プラド美術館展」。案の定、上野は大変混雑していたようで、とくに動物園の方から家族連れが駅に向ってくる光景が目に飛び込んできました。パンダの人気は留まるところを知らず、今日も初夏を思わせる好天気だったので動物園の散策にはちょうど良かったのではないかと思いました。国立西洋美術館の方はまずまずの混み具合で、来日したプラド美術館の所蔵作品を落ち着いて見ることが出来ました。その中でも目玉は数点のベラスケスでしたが、ブリューゲルやルーベンスも見られて満足しました。私は20代の頃にオーストリアに滞在していて、その時にスペインのマドリッドを訪れています。プラド美術館にも行っていますが、微かな印象しかなくて、もう一度訪れたいと願っていました。日本で所蔵作品の一部が見られたのは幸運でしたが、自分が求める作品は美術館が国外に貸し出すことはないと思うので、必ず再訪したいと考えています。今回の展覧会の感想は、後日改めます。今日は早朝から充実した一日を過ごしました。
    GW④ 柱陶について
    今年は暦の関係で飛び石連休になりましたが、ゴールデンウィーク後半が始まりました。ゴールデンウィーク前半の続きで、今日も柱陶に時間を費やしました。柱陶とは陶板で四方を覆った柱のことで、柱の素材は木です。陶彫だけで柱が作れれば最高ですが、陶は歪んだり、罅割れたりするので、柱の芯には木材を使っているのです。1本の柱の四方に縦に3枚ずつ、合計で12枚の陶板を接着していきます。テーブルの柱は4本あるので、48枚の陶板が必要ですが、以前作った分があり、新たに作るのは残り16枚です。これは今日と明日で作り上げようと思っています。一日のノルマは8枚、厚めのタタラを用意し、そこに彫り込みを施して、ヘラで丁寧に仕上げていきます。乾燥したらヤスリで指跡を消し、化粧掛けを行います。焼成は他の陶彫部品と一緒に窯入れする予定です。陶彫で大きな立体が技術的に作れなかった若い頃は、陶彫の彫り込みをよくやっていました。その頃の自分はレリーフの造形作家としてやっていこうと思っていました。現在は立体にした陶彫部品に彫り込み加飾をやっていますが、柱陶を作っていると若い頃を思い出します。ゴールデンウィーク中の制作時間は一日7時間と決めています。今日まで4日間の休日がありましたが、全て7時間ずつ作業をしています。今日も朝9時から夕方4時まで、じっくり作業をしていました。7時間で柱陶の8枚は何とか作り上げました。予定では明日で柱陶は作り終わることになりますが、明日は夕方、家内と東京に出かけて展覧会を見てくるつもりです。金曜日は遅い時間帯まで美術館が開館しているので、ゴールデンウィーク真っ最中に鑑賞を入れようと思っています。明日は早い時間に工房に出かけていって、新たな柱陶8枚を作り上げようと考えています。制作がもう一息のところまできました。
    5月RECORDは「隙」
    「隙」は隙間という単純な意味から、不和であったり、油断することであったり、マイナスイメージを連想するコトバです。RECORDは視覚的な構成要素に置き換えるので、心理的な表現を追求することに、たとえば文学や音楽に比べると限界があるように感じてしまいます。今回のRECORDとしては、単純な隙間という意味合いで捉えていきたいと思っています。今年は画面に幾何学的なパターンを持ち込んでいるので、なおさら心情を描くのは厳しいかもしれません。今までも表現が装飾的すぎる嫌いはありました。テーマが深層的なほど、内容に切り込んでいくのは難しいと思っています。言い訳にもなりますが、一日1点を完成させるというノルマは、じっくり考えることに不向きです。瞬時に頭を過るイメージを捕まえて視覚化することがRECORDの醍醐味であろうと思っています。あたかもスポーツのように継続するトレーニングで、造形作品を生み出していくのがRECORDなのです。ただし、自分が許せる一定水準を保つために、1点ずつに丁寧な描き込みをやっています。そこに手間がかかり、多忙な時に仕上げを後回しにしてしまう傾向が自分にはあります。もっと気楽に描ければいいのでしょうが、私は生真面目な性格で、適当な匙加減が出来ません。遊びがないため、洒落た遊戯的な世界観に憧れますが、それをRECORDに持ち込んでも、自分には納得できる作品が作れないのです。イラスト風のRECORDを試みたことが過去にありましたが、自分の作品ではないように感じています。今月は自分らしいRECORDを作っていきます。
    薫風の5月になって…
    今日から5月が始まります。このところ初夏を思わせる気候が続いていて、まさに薫風の5月といった雰囲気です。今月は新作である陶彫作品の完成を目指します。来月早々に図録用の写真撮影があるため、今月は焦りと緊張に苛まれる1ヵ月になりそうです。私はこうした緊張感が結構好きで、精神的に追い込まれることで、自分の中に眠っている集中力を呼び覚まそうとしているのです。ウィークディは私には公務員管理職としての仕事がありますが、週末の創作活動はあたかも勤務をしているように、決まった時間内で制作をすることを好んでいます。最終段階で勤務時間のような定型を外すことが、作品完成へ向かう筋道だと私は思っています。何故なら、それは私が作るものが創作、つまり精神の産物だからです。通常の精神状態では作品に魂は宿りません。根拠のある説明は出来ませんが、経験上、作品に何かを吹き込むために常軌を逸しなければならぬことが多々あるのです。今月はまさにそうした1ヵ月ですが、仕事で宿泊を伴う県外出張もあって、いろいろな意味で多忙を極める時期だなぁと思っています。それでも美術館や映画館に鑑賞に行くつもりです。RECORDも調子が良いので、継続して頑張りたいと思っています。読書もアートと美学に関する興味津々の書籍のため、楽しみながらじっくり読んでいきます。何とか持久力を保てるように身体を気遣いながらやっていこうと考えています。
    GW③ 4月を振り返る
    ゴールデンウィーク3日目です。この三連休の後、2日間仕事で出勤し、また4連休があります。今日で前半のゴールデンウィークが終わりました。当初の制作目標ではこの三連休で「発掘~角景~」を完成させるはずでしたが、「発掘~根景~」の柱陶が出来ていないのに気づき、優先順位を変えました。昨日から今日にかけて集中して柱陶の制作を行っていました。柱陶は今まで作ったものを差し引くと、不足分28個を作らねばならないことが判明しました。昨日と今日で12個を作ったので、残り16個になりました。ゴールデンウィーク中に何とかしようと思っています。今日は2晩続いた映画にも行かず、朝からずっと陶彫制作に時間を費やしました。制作に集中していると時間は瞬く間に過ぎていきます。今が頑張り時と自分で覚悟を決めていて、陶土と自分の手を見つめ続けました。ふと気づけば今日が4月の最終日。初夏を思わせる気候になり、作業中は汗が滴っていました。今月は「発掘~根景~」と「発掘~角景~」の制作が佳境を迎え、週末は毎回工房に篭っていました。焦る気持ちは来月も続くでしょう。一日1点ずつ葉書大の平面作品を自宅で制作しているRECORDも充実していました。その日のRECORDはその日のうちに、という初心に返って、この小さな創作活動に邁進しました。鑑賞も充実していました。美術の展覧会では「名作誕生」展(東京国立博物館)、「百花繚乱列島」展(千葉市美術館)、「横山大観展」(東京国立近代美術館)、その他に公募団体の展覧会にも足を伸ばしました。映画鑑賞では「ぼくの名前はズッキーニ」、「女は二度決断する」、「ザ スクエア」(以上がシネマジャック&ベティ)、「シェイプ オブ ウォーター」(横浜ニューテアトル)と続きました。展覧会4つ、映画4本は1ヶ月分としては充分な成果かなぁと思っています。読書はゆっくりなペースで美学者が著した書籍を読んでいます。職場は新しい人事のもとで船出をしました。まだ今後のことは何とも言えませんが、職場が落ち着いて新年度を迎えられたからこそ、私が創作活動や鑑賞に没頭できたのではないかと思っています。そういう意味で全職員に感謝したいと思います。