2015.05.03 Sunday
ゴールデンウィークの2日目です。今日は昨日のアクシデントを取り戻すべく、朝から工房に篭って制作に追われました。久しぶりに木彫を再開して鑿を振るいました。日中は電動工具を使うことが出来るので、朝9時から夕方4時まで騒音を出しました。今日は好天に恵まれ、青空に新緑が映えていました。若いスタッフが2人、職場の人が1人、それぞれの制作に没頭していました。順調に制作が進んでいるという当たり前のことが嬉しく思える一日でした。制作は単調な作業でも満足が得られます。自分のために創作活動をしている意志が働いているからです。こんな時に次なる作品のイメージが湧いてきています。現行の作品が完成間近になる時に、決まって次のイメージが降りてくるのです。イメージが降り立ったのは今日ではありません。もう少し前の日で、現行の作品に焦りがあって気持ちに余裕が持てなかった時でした。若いスタッフと休憩を取っている時に、次なるイメージを雑駁に話しました。自分はメモをしないので、こうした話で具体化のアイデアが突如出てくる場合があるのです。明日も継続です。
2015.05.02 Saturday
ゴールデンウィークが始まりました。5連休は制作への期待に胸を弾ませていましたが、早朝に出鼻を挫かれました。一昨日窯入れをしておいた作品の焼成が今朝終わっていると思い、早朝に工房に行ってみると、電流の主幹ブレーカーが落ちているのを発見しました。昨日窯の温度を確かめに来たときは確実に温度は上昇していて、これなら朝には温度はピークから下降に転じていると判断していましたが、何かがおかしいと気づいてブレーカーを開いてみたら案の定スイッチが落ちていました。夜中に何があったのだろうと考えを巡らせましたが、よくわからず、すぐにブレーカーを上げて温度の状態を繋ぎました。幸い窯のスイッチが切れてから、それほどの時間が経っていないのと、自分の作品は釉薬を使っていないので、再度温度を上げても問題がないこともあって、最悪な事態にはなりませんでした。ただし、工房は窯を使っている間は全ての電気が使えなくなります。電気代を基本料金で収めるために容量をギリギリにしてあるためです。そのため今日の制作は照明も音楽も無い状態でやらざるを得ませんでした。太陽光だけで、しかも電動工具が使えず、出来ることといえば陶彫部品にヤスリをかけることくらいで、今日一日を凌ぎました。中国籍の若いスタッフが来ていて、彼女にも迷惑が及びましたが、明るく対応してくれたので助かりました。今日のお詫びと彼女が無事取得できた就労ビザを祝って、夕方になって横浜中華街に出かけて夕食とショッピングを楽しみました。帰宅後、もう一度工房に出かけて窯の温度を確認してきました。今度は大丈夫でした。明日は連休の制作の仕切り直しをしたいと思います。
2015.05.01 Friday
制作に弾みをつけたい5月になりました。明日から始まる5連休に期待が高まります。5連休の目標は「発掘~群塔~」の屏風部分に接着する木彫の完成です。現在粗彫りが終わって仕上げにかかっています。全7点のうち残り3点の仕上げ彫りをすれば完成になります。木彫の接着と陶彫部分を接合するためボルトナットを入れる穴開けも出来たらいいなぁと思っています。5連休の後は床置きの木彫もやっていきます。木彫が終われば彩色になります。下塗りはスタッフに手伝ってもらう予定です。今月中に「発掘~群塔~」が完成できればいいと考えていますが、ウィークディの仕事が立て込むので、状況を見極めながらそのつど考えていきます。この時期は都心で開催される展覧会も充実してきて、何とか時間を遣り繰りして鑑賞の計画を入れようと思います。RECORDも継続ですが、このところRECORDに一番皺寄せがいっているようで、水準を保つのが苦しくなっています。読書はまだ大著に挑む自信がないので、夏頃までは比較的読みやすいものにしようと思います。5月は季候も良く制作に没頭できる1ヶ月ですが、4月からの疲労が取れません。健康に留意して身体を気遣いながら過ごそうと思います。
2015.04.30 Thursday
今日で4月が終わり、明日から5月です。5月初めは何と言ってもゴールデンウィークがあって、そこをどう過ごすかを考えると楽しくなります。職場は暦通りの休日になるので、ゴールデンウィークは5月2日から6日までの5日間になります。例年なら個展の図録用に撮影を組んでいたり、栃木県益子の陶器市や茨城県笠間の陶炎祭に出かけるところですが、今回は最終日に「発掘~丘陵~」の撮影があるだけで、他の日程は全て制作に当てています。新作に手間がかかって、連休中に全ての作品が出来上がるところまでいかないのです。というわけで連休中は、制作に次ぐ制作で、朝から夕方ま一所懸命素材に立ち向かいます。それもまた良しと思っている自分がいます。自分には余暇をのんびり過ごすゆとりがありません。美術館鑑賞や私事旅行も制作工程の合間に出かけるのが習慣になっています。今月は金曜夜に東京国立新美術館に行って「ルーブル美術館展」を見てきただけでしたが、制作の過密スケジュールを考えれば仕方ないと思っています。5連休はどこへも行かないつもりですが、心の豊かさが枯渇してきたら、何か手立てを考えようと思います。
2015.04.29 Wednesday
ゴールデンウィークに入り、東北新幹線が一時運転見合わせのニュースが入ってきました。新緑の美しい季節になって、各地に出かける人も多いだろうにとFMラジオのニュースを聴いていましたが、私は相変わらず工房に篭って一日中制作三昧でした。明日と明後日は暦通りの勤務日なので、今日からゴールデンウィークと言われてもピンとこないのです。ともかく今日は5月6日にある新作の撮影のために制作工程を少し変えて、「発掘~丘陵~」の陶彫仕上げと化粧掛けを先に進めていました。明日私は勤務ですが、家内が陶彫の仕上げをやりに工房に来てくれます。これで「発掘~丘陵~」の陶彫部品は全て焼成可能な状態になり、明日の晩に窯入れをしようと考えています。「陶紋」の制作は、今日の段階で成形と彫り込み加飾が終わり、乾燥をさせることになりました。ひょっとして「陶紋」は5月6日に間に合わないかなぁと思っています。焦って窯に入れてしまうと失敗するので、ここは慎重に扱いたいと思っています。すぐ前に迫った完成を見定めながら制作を進めていると、一日があっという間に過ぎていきます。結局、5月6日に「発掘~丘陵~」と「陶紋」の撮影を決めてから、まったく木彫はやっていません。まず撮影する作品が優先です。焼成で失敗すると、せっかく立てた予定が崩れてしまうので、窯入れで緊張が走ります。毎年のことですが、綱渡りのような制作工程にピリピリしながら、今までそれを何とかクリアしてやってきた自負はあります。言い方を変えれば根拠のない自信ですが、今回も大丈夫と自分に言い聞かせて窯入れに臨みます。自分はこうした張り詰めた状態が大好きなのです。社会的にニーズのない芸術作品に対して、ピリピリしながらワクワクしているのは命がけで遊んでいるように思えて、不思議な生きがいを感じてしまうのです。これはもう自分の命を活性化させるための爆弾刺激剤と言っても差し支えないと思います。