Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末 リフレッシュした日
    今日は昼頃に映画館、その後は美術館という計画を立てていました。ただし、週末の制作をしないわけにはいかず、早朝7時から工房に籠もりました。土練りと畳大のタタラ6枚を作って自宅に戻りました。朝7時から10時までの制作は充実していましたが、工房の温度は1度。手が悴むような寒さの中で、土練りもタタラ作りも身体を動かす作業なので、何とかやってきました。11時頃、家内と自家用車で横浜の中心街にあるシネマ・ジャック&ベティに行き、「パーソナル・ソング」という映画を観てきました。この映画は、認知症を患った高齢者が、かつて好きだった音楽を聴くことで、脳が活性化していくドキュメンタリーで、いろいろな介護施設で幾多の実験を重ねていく過程が描かれていました。音楽療法によって生きる喜びを取り戻す場面は感動的でした。詳しい感想は機会を改めます。映画館を後にしてから、第三京浜で一路東京に向かいました。府中市美術館で開催中の「小山田二郎展」を見てきました。小山田二郎は特異な作風で知られる画家で、既に他界しています。今年が生誕100年にあたるそうです。シュルレアリスムの画家として出発し、ひと目で小山田二郎作とわかる人物像を創作しています。自分も若い頃に「鳥女」のシリーズを見て興味を覚えました。そんな小山田ワールドに触れたくて府中市まで足を伸ばしたのでした。これも詳しい感想は機会を改めます。今日は充実していました。自分の内面世界を外からの刺激によって深めることが出来たような気がしています。明日は母の用事があるのですが、制作を続行したいと思います。
    週末は楽しみな鑑賞で…
    ワインラベルになる木版画が漸く彫り上がり、試し刷りをすることになりました。気持ちの面で多少ホッとしています。ウィークディ夜の工房通いも定着して、毎晩少しずつ陶彫作品が出来上がっています。この先を考えると、まだまだ制作時間が足りないのですが、明日の土曜日はちょっと時間を割いて、映画と美術館に行こうと思っています。楽しいことがないと二足の草鞋それぞれの仕事に追われている日々が無味乾燥に感じてしまうためです。自分にとって一番のリフレッシュは鑑賞です。それだって自分を深める糧になるものですが、刺激をもらえて楽しめる一石二鳥の趣味なのです。今日は職場での夜の会議があり、長い勤務時間を過ごしました。帰宅後、かなり遅い時間に工房に出かけ、一日1点の陶彫の彫り込み加飾をやってきました。さらに一日1点のRECORDの下書きも終えました。過密なスケジュールでやれやれですが、明日の鑑賞を楽しみに今日の仕事を頑張っていたといった按配です。本当に長いウィークディでした。
    夜の工房に通う日々
    今週は毎晩工房に通っています。「発掘~丘陵~」に接合する陶彫の彫り込み加飾をやっているのです。小さい円柱なので、一晩1点ずつ彫り込んでいます。40点作っていく予定なので、夜な夜な40日間かけて「発掘~丘陵~」を仕上げていくつもりです。もちろん職場や他の場所で夜の会合もありますので、毎晩と言うわけにはいきません。工房で過ごす時間は2時間程度です。仕事から帰って夕食前に工房に出かけ、工房から戻ってから夕食を済ませます。その後にRECORDの制作、そしてNOTE(ブログ)を書いて一日が終わります。こうなると帰宅してからがなかなか多忙で、ゆっくり過ごす時間がなくなっています。家内が自分のスケジュールに合わせて炊事してくれるのが有り難いと思います。自分はしっかり寝ないと仕事が出来ないタイプで、昼間の仕事にも影響が出てしまいます。睡眠時間は最低6時間必要なのです。起床して出勤する時間を考慮すると、夜12時前には就寝しないと身体がもちません。夜の工房通いのやり繰りが大変ですが、工房に行って円柱の彫り込みを始めると忽ち無我夢中になってしまいます。陶土の表面に掻き出しヘラでカタチを彫り込んでいくのが快感なのです。照明で浮き上がった陶彫部品は、週末の昼間と違って、あっという間に気持ちを虜にする魔力が潜んでいます。ストーブ脇の作業台の上で、手回しロクロに乗せた円柱をゆっくり回しながら、表面の陶土を少しずつ部分的に削り取っていく作業は、次第に完成するカタチが見えてきて、全てを忘れるほど陶酔する瞬間があります。自宅でゆっくり過ごす時間がなくても、心が解放される時間が持てれば、多忙感や不安感がなくなってしまうことを実感しています。
    2月RECORDは「塊」
    今月のRECORDのテーマを「塊」に決めました。彫刻をやっている者にとっては極めて安易なテーマです。いくらでもイメージが湧いてきますが、抵抗が無さ過ぎて自己を深める表現に繋がらない嫌いはあります。作品完成度はまた別の話なので、水準を上げていきたい思いはあります。何故このテーマを選んだのか、それは今月陶彫制作に追われるのが目に見えていて、夜もRECORD制作にあまり時間が取れないかもしれないと思ったからです。昼間の仕事から帰って、さらに制作で睡眠時間を削るのは厳しいものがあります。「塊」であればイメージを掴むのに時間はかからないし、ひたすら手を動かせば自ずとカタチになってくるだろうと思っています。陶彫の新作は図録撮影がある5月初旬、ワイン会社の木版画は今月中旬の締め切りがあるため、そちらの制作を優先してしまい、己の約束事に縛られているRECORDを後回しにしてしまうこともあり、自分自身に対する課題をどう扱うか、ここは無理のないところで制作しようと決めました。今月もしっかりやっていこうと思っています。
    「罪と罰」第一部・第二部のまとめ
    通勤時間帯に読んでいる「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)ですが、重厚なロシア文学であり、思想小説でもある本書は、当時のペテルブルグの貧困に喘ぐ民衆を背景に、貧しい元大学生が殺人を犯し、その心理状態の変化を、周囲で関わる人々を織り交ぜながら描いていくものです。主人公は元大学生ラスコーリニコフ。第一部の冒頭でラスコーリニコフが飲み屋で退職官吏マルメラードフの家族への思いを聞くところがあります。妻子のために稼いだ給料を全て飲み代にしてしまう性癖、そのために娘ソーニャは娼婦になって一家を支えている現状がマルメラードフによって語られています。ラスコーリニコフにも芯の強い清楚な妹ドゥーニャがいて、金持ちで弁護士のルージンに婚約を迫られているのです。ドラマの登場人物たちがさまざまな場面で導入されて、やがて起承転結の「起」の部分にあたる場面に差し掛かります。ラスコーリニコフが金貸しの老婆イワーノヴナを金品欲しさに殺してしまう場面です。居合わせた老婆の妹リザヴェータも殺してしまうところで第一部が終わります。第二部はラスコーリニコフが殺人の証拠を隠滅し、別件で出かけた警察で老婆殺しの話を立ち聞きする場面があり、また友人の大学生ラズミーヒンの殺人事件への洞察やらがあって、ラスコーリニコフの胸中が穏やかでない状況が綴られています。そんな時にマルメラードフが馬車に轢かれ、瀕死の状態になったところをラスコーリニコフによって妻子の待つ家に運ばれます。そこでマルメラードフが息を引き取り、ラスコーリニコフは持てる金銭を全てマルメラードフの妻子に渡してしまいます。そんなことでラスコーリニコフは殺人罪に対する心の救済を意識し始めているところで第二部が終わります。その後の展開が楽しみになってきました。