2013.04.27 Saturday
新作「発掘~地殻~」は「発掘~鳥瞰~」「発掘~混在~」に続く三双屏風として展示する作品です。屏風の方法をとることで彫刻と言っておきながら、これは絵画かもしれないと思っています。作品は正面でしか観ることができず、裏には何もありません。半立体としての世界が即ち彫刻ですが、鑑賞視点からすれば絵画の領域になると考えます。油絵の具で色彩を施すため、ますます絵画性が強くなります。制作工程のほとんどが彫刻的作業に費やされているので、彫刻としての意識が強くなりがちですが、自分の作品は彫刻と絵画を併用した表現で、比重としては同じくらいと考えることにしました。今日から三連休で絵画的な作業を開始しました。今日は支持体作りが主な仕事で、ベースになる油絵の具を塗りました。畳6枚分の半立体の作品に塗る油絵の具の量はどのくらいになるのか、バケツの中で色彩を混合しながら、溶き油を入れて大きな刷毛で混ぜ合わせました。スタッフと家内と私の3人で塗り始めました。精魂こめた作業を続けること3時間、中腰になったり屈んだりしながら何とか支持体作りが終わりました。明日は上から絵の具を散らします。三連休は油絵の具と格闘してます。
2013.04.26 Friday
2006年にホームページを立ち上げて、毎日NOTE(ブログ)を更新しています。昨晩「蛙のカタチ」をアップしたら、ちょうど2500通となりました。どのくらいの方々に読んでいただけているのか見当がつきませんが、RECORDとともにNOTEは習慣化しています。仕事から帰宅してから、頭を切り替えて、これに取り組んでいるのです。通常は夕食前後にRECORDを描き、就寝前にNOTEをまとめますが、夕方の早い時間帯にNOTEを入力している時もあります。制作工程上のあれこれ、展覧会の感想、読書の感想、日常生活に関わること等、話題はさまざまです。文章を書くのが自分は好きなんだとNOTEをやっていて改めて思いました。でも文筆家ではない自分の文章は拙いものですが、それでも毎日書き綴っていく予定です。ご意見ご感想などあれば自分のホームページにお寄せいただけると幸いです。
2013.04.25 Thursday
今月のRECORDのテーマが「跳」なので、気儘に思いついた動物や昆虫を描いてみようと考えました。そこで跳ねる定番として蛙を取り上げました。蛙は成長過程でオタマジャクシから足が生えて蛙に変わる不思議な生き物ですが、自分は農家の育ちなので実家の田んぼに蛙が多くいて大変身近な存在でした。過去形で語らざるをえないのは実家の周囲がかなり前から住宅地に変わり、田んぼが見られるのは横浜でも僅かな地域になっている現状があるからです。蛙はカタチからしてアニメ風キャラクターになりやすいと思います。かつてバリ島に行った時も蛙のキャラクター製品が売られていました。蛙は万国共通の楽しい存在なのかもしれません。自分の大好きな詩人に草野心平がいて蛙の詩で有名です。高校時代は蛙の鳴き声で綴られた草野心平の詩を口ずさんでいました。蛙は泥臭くユーモラスで存在感があります。そんな蛙のカタチを捉えてみたいと思います。
2013.04.24 Wednesday
私には彫刻の他にRECORDと称する作品があります。RECORDはポストカード大の平面作品で、一日1点ずつ作ることを自分に課しています。作り始めて7年目になりますが、RECORDにゴールはありません。自分に支障がなければ命尽きるまで作り続けていく覚悟です。RECORDを作っていて今まで余裕を感じたことはなく、苦し紛れの状況が習慣化しています。それでも過去のRECORDを見ると作品によってはまずまずの出来かなぁと思うこともあります。完全な満足は得られませんが、まずい作品でも廃棄するには忍びないと思っています。今回2010年の10月分をホームページにアップさせていただきました。「吊るす」というテーマで作った1ヶ月分です。ホームページには左上にある本サイトをクリックしていただけると入れます。ご高覧いただけると幸いです。
2013.04.23 Tuesday
新作の完成にはサインをして作品がオリジナルであることを証明します。版画ではエディション番号とサインでオリジナルであることを示しています。最近では空間を変容させるインスタレーションがあったり、市場に出せない状況の作品もあって、作品にサインができないものも多くあります。自分の陶彫作品は印を和紙に押して、それを作品の裏側に貼りつけてサインの代替としています。印は新作ごとに新しく彫ります。理由は作品が40個もある集合彫刻のため部品をバラバラにすると新作と旧作の区別がつかなくなる可能性があるからです。印には番号を付けています。番号通りに組み立てていけば集合彫刻が出来上がります。今回も「発掘~地殻~」と「発掘~連築~」の印を作らなくてはなりません。どんなものを作るかは機会を改めますが、そろそろデザインを考える時期に来ています。