2013.02.06 Wednesday
新作「発掘~地殻」の陶彫部品追加を受けて、ウィークディの夜に工房に行って制作をしています。追加の決定前は夜の制作として木彫を考えていたのですが、陶彫の制作を優先させることにしました。ただ、昼間の仕事があるし、その仕事如何で夜の工房に出かけるのは辛い時もありますが、追加制作は早めに作りたいので、多少無理をして工房に行っています。仕事から自宅へ帰ると、心身ともぐったりしてしまいますが、そこを何とか気持ちを切り替えて工房に向かいます。工房に行ってしまうと昼間の仕事とは内容が大きく異なるので、創作への元気が湧いてきます。精神力ひとつで気の持ちようが変わるのが不思議です。言うなれば彫刻も精神の産物です。ただし、弊害となるものは自分の精神力と言うより冬の寒さです。こればかりはどうにもならず、今晩も手が悴んで身体に寒さを引き込んでしまうのではないかと思い、1時間足らずで工房を引き上げてきました。無理せず休まずやっていこうと思います。
2013.02.05 Tuesday
今月のRECORDのテーマを「築」にしました。今までも構築性の強いモノに興味をもってきた自分の得意とするテーマですが、イメージを出し尽くした感覚があって、さらにイメージを広げられることが今月の課題です。今月は写真資料を使って城の石組や柱など「築」に関する絵を描いていこうと思っています。RECORDのアーカイブを見ると、RECORDを描き始めた最初の年にギリシャ神殿の柱を描いたことがあります。これが面白かったので、今回もう一度描いてみようかとも思っています。さらに注目しているのは18世紀のイタリアで活躍した画家ピラネージの世界です。廃墟や牢獄を描いたピラネージは、RECORDで参考にしたい表象世界を持っています。洋の東西を問わず、今月は「築」を通して構築性の強いモノを学んでいこうと思っています。
2013.02.04 Monday
先月の雪が積もった朝、通勤途中の凍てついた路面で転倒して背中を打ちました。暫く湿布を貼っていましたが、痛みは既になくなっていて仕事にも創作活動にも影響はしていません。最近の木彫制作で腕や肩の筋肉を駆使しているため、そろそろ水泳をやって全身の調整をしようと思い立ち、今晩は近隣のスポーツ施設に出かけました。10分程度泳いでいたら忘れていた背中の痛みが次第に出てきて、しかも足が攣りそうになったので途中で止めて帰ってきました。大事をとってスポーツを止めましたが、事故から2週間以上も過ぎているのに、まだ身体にはダメージが残っているのが信じられませんでした。スポーツで体調を管理しながら創作活動を行うという従来のスタンスは、まだ時期的に早かったようです。気持ちはそうしたいのに身体が待てと言っているように思えました。
2013.02.03 Sunday
先日より懸念していたことですが、「発掘~地殻~」の全体構成を眺めていると、やはり陶彫部品が足りないと思いました。「発掘~地殻~」は陶彫と木彫を組み合わせたレリーフ状の作品です。まず陶彫部品を作ってから木彫に取り掛かっていますが、木彫でカバーできると思った箇所に、どうしても陶彫が必要と感じるようになり、それならば陶彫部品を急遽追加することにしました。今は木彫制作で精一杯ですが、新作には全体として最後まで拘りたいと思っているのです。実を言えば陶彫は土練りから始めなくてはなりません。陶土をすっかり使い果たしていて都合よく陶土が終わったなぁと思っていたのでしたが、結局は単身の陶土をそれぞれ倉庫から取り出し、多少多めに土錬機にかけて菊練りを繰りかえし、追加分の陶土を用意しました。木彫よりも陶彫は乾燥に使う時間や焼成時の失敗も考慮して早めに取り掛からねばならないのです。モデリング(陶彫)とカーヴィング(木彫)を行きつ戻りつする今回の制作は、今までになく苦しいものになってきました。陶彫の準備をしながら、焦る気持ちもあって木彫も併行してやっていました。前に師匠の池田宗弘先生から「相原はいつも全力投球だなぁ」と言われましたが、まったくその通りで、いつになったら余裕が出るのか皆目検討がつきません。今日も朝から夕方まで瞬く間に時間が過ぎてしまい、気がつけば身体はぐったりと疲れていました。ウィークディの夜に制作時間が取れるのかどうか、願わくば1時間でも制作が出来たらいいなぁと思っています。
2013.02.02 Saturday
午前中は工房に行って、木彫制作の続きをしていました。「発掘~地殻~」の6点から成る全体を眺めてみると、陶彫部品はこれで完了と判断していましたが、木彫との絡みからその判断が揺らいでいます。明日もう一度考え直してみようと思っています。ともかく今日も木彫に取り掛かり、全体にわたって木材を配置しました。仕事量の多さを考えると時間を無駄にしたくはないのですが、夕方に家内の従兄弟が横浜下町の高架下ライブハウスでライブを行うので聴きに行きました。こうした時間は決して無駄ではなく、自分の感覚を磨く濃密な時間なのです。横浜の黄金町にある「視聴室」に行ったのは今回で3回目。従兄弟の他に、自作のアニメーションと併せて自作自演の歌を披露した若者や、ギターやアコーディオンにのせて自作の詩を歌いこんだ人がいて、かなり楽しめる内容でした。自己表現の場を求めて、メッセージを発信する人たちに出会えて、今宵は良い時間を持ちました。