2019.01.13 Sunday
三連休の中日です。今日も朝から工房に行って、新作の陶彫部品の制作に励んでいました。昨日準備したタタラを使って根の陶彫部品の成形をやっていました。三連休の制作目標である根の陶彫部品2個のうち、初めの1個目に取り掛かっていました。成形が終わったところで、次の成形に備えて、大きなタタラを複数枚用意しました。陶土の塊を掌で叩いて座布団大に伸ばす作業です。そこでふと気づいたことがあります。制作の後に、私は決まって顎が痛くなっていて、食べ物を咀嚼する時はそれが歯茎にまで影響していることです。最初は歯痛ではないかと思いましたが、何か違うような気がしていました。判明したのは作業中にやっている私の癖でした。力仕事で私は思い切り歯を噛み締めているのです。それはタタラ作りに限らず、土練りだったり、木彫だったり、パワーを必要とする作業になると、必ず顎が痛くなるのです。亡父にも同じような癖があったことを思い出しました。亡父の口癖は「歯ぎしりするまで頑張る」というもので、造園の施工中によく言っていました。夕食になると顎が疲れていて、原因が分からないうちはこれはどうしたものだろうと思っていました。まさか私は歯ぎしりするまで頑張ってはいないのですが、無意識に歯を噛み締めてしまう癖が出ているようです。成形や彫り込み加飾のような神経を使う作業にそれはありません。ですから年中あるわけではないのです。今日は昨日ほど寒くはなく制作は進みました。顎の疲れは別にしても、寒さによる身体全体の疲れはかなりあると思っています。今日は夕方5時に作業を終えました。自宅に帰ると空調の効いた部屋が心地よい暖かさのため、ソファから起き上がれなくなりました。明日も制作継続です。
2019.01.12 Saturday
今日から三連休で、陶彫制作は根の陶彫部品を2個作ることを目標に掲げました。朝から工房に篭りましたが、気温は益々寒くなり、少し作業をしたらストーブで温まる繰り返しでした。ウィークディの疲労もあって遅々として進まぬ作業に加えて、この寒さに心が折れそうでしたが、自宅に戻ってしまうと二度と工房に来たくなくなるだろうと思い、今日の制作ノルマを果たすまでは陶土に齧りついていました。外は雨が降ったり止んだりしていて、天気予報では雪に変わるかもしれないと言っていました。幸い横浜では夜まで雪が降ることもなかったのですが、この寒さだけは何とも対応し難く、制作によって心底冷えてしまったのでした。今日は夕方から職場に出かけなければならない用事がありました。職場のある地域で賀詞交換会が開催されるので、管理職として出席するためでした。1月5日にあった賀詞交換会は区単位で行ったもので、今回は自治会によるものでした。ここの自治会と私はかなり密接な関係があり、職場を理解してもらうために、こうした会には必ず参加しているのです。ここの集いには見知った顔が多いため、私は新年の挨拶だけではなく、余興を準備して臨んでいました。今年は正副管理職による漫才をやりました。副管理職にも手伝ってもらい、職場の事情を盛り込んだネタを私は考えていました。横浜に同種の職場は数多くあれど、正副管理職が漫才をやる職場は滅多にないのではないかと自負しています。自分の職場を良い方向にもっていくために私は手段を選びません。職員間のコミュニケーションを図る大鍋作りもそうですが、地域とのパイプを太くするための余興もやっていて、職場周辺の活性化を願っているのです。毎年秋に制作しているプロジェクション・マッピングもそのひとつです。ただし、これは義務というより自分の楽しみでもあって、自分が出来ることをやっているに過ぎません。
2019.01.11 Friday
冬季休業が終わったばかりで、すぐ三連休がやってきます。有難味は薄いのですが、創作活動においては時間確保が出来て、弾みがつくのではないかと思います。新作の2つの塔を繋ぐ根の陶彫部品は、前の作品でも何回も作っているので、制作方法には馴染んでいますが、これはなかなかシンドい作業なので骨が折れます。陶彫はどんなカタチであれ、焼成をしなければならないため、陶土を無垢にはできません。内部はがらんどうなのです。根の陶彫部品は蒲鉾型で、裏側から手を入れられると曲面の張り出し具合や厚みを調整できます。この裏側から手を入れる作業が結構辛いのです。陶彫部品が乗っている作業台に穴が開くようにしてあって、成形がある程度終わったら、小さな穴から手を差し込んで、陶土の内側を手で探りながら、最終的なカタチに仕上げていきます。この三連休では、根の陶彫部品を2個作ることにしました。現在、根の陶彫部品は3個出来ていて、乾燥を待っている状態です。三連休で2個作れれば、残りは10個程度になります。三連休では職場のある地域の新年会があって、全て制作に充てられないのですが、限りある時間を有効に使って頑張りたいと思っています。RECORDはこの三連休でどのくらい遅れを散り戻せるのか、これは夜の時間帯になりますが、合わせてRECORDも頑張っていきます。
2019.01.10 Thursday
「風景シリーズ」として始めた今年のRECORDですが、まず最初の1月を「浮遊の風景」というテーマで日々制作をすることにしました。私が創作活動の中心に据える彫刻は、空間の中に置かれる立体であり、それなりに重量があります。彫刻を重量から解放したのはアメリカ人彫刻家アレキサンダー・カルダーでした。彼のモビールは空間に浮遊する彫刻作品として世界的な認知を受け、現代彫刻の中にはモビールの考え方を発展させた作品も見受けられます。また、トロンプ・ルイユ(騙し絵)の手法を使ってオブジェを宙に浮かせる立体作品も登場しています。それが軽やかに見えるかどうかは別問題として、モノが浮いているのを見ると私はある種の軽快さを感じてしまうのです。私は地表から立ち上がったり、地表の下へ掘り込まれていく形態を作っているので、その真逆にある空中を浮遊するカタチに憧れを抱いています。まだ、自分で浮遊感のある彫刻作品を試みようとは思いませんが、いつかそんな風景をイメージして、彫刻を作る日がくるのでしょうか。風に舞う凧や風力発電に使用するプロペラさえ、私は立体造形としての魅力を感じています。発掘された出土品みたいな作品をつくっている自分にしたら可笑しな趣向ですが、自分とは対極にあるモノにある日忽然と挑戦するかもしれません。そんな思いを反映して、今月のRECORDを作っています。平面作品だから出来ることは、重力からの解放です。もしこんなものが作れたら、という思いで1ヵ月間やってみようと思います。
2019.01.09 Wednesday
今年のRECORDの方向性を考えました。もう既に元旦から作り始めているRECORDですが、今年1年の大きな主題として、現存する風景、または心象風景を中心に据えて、日々制作していこうと決めました。彫刻の手ほどきを受けていた20歳頃の私は、立体把握の習作として人体塑造をやっていましたが、海外に出て空間造形の在り方を思考するうち、周囲の風景を取り入れるようになり、西欧で遭遇した古代遺跡をイメージの源泉にする彫刻を作ってきました。「発掘シリーズ」や「構築シリーズ」はそうした中で生まれてきたものです。RECORDは彫刻とは別の動機で始めた表現媒体ですが、既存のRECORDにも彫刻のイメージを補填する作品があり、それならばいっそのこと類似したシリーズでRECORDをやってみようと思い立った次第です。私が5年間の滞欧生活で辿り着いた心象風景。自分の足で歩き回り、現地の空気を吸って思い至った空間に対する感触。そこに現象として存在し、意識分析を経て作品として再現する意義。そんな思索を通して現前する風景を自己解釈する試みを彫刻ではやってきました。今年のRECORDは、その延長にある位置付けをして取り組んでいきます。毎月のテーマに「~の風景」という文言を入れていきます。RECORDが彫刻と異なるのは次元の違いです。平面なら素材の重量や重力から解放されます。ただし実材がないため、存在感に欠けるのは否めませんが、自由度は増すのではないでしょうか。今年1年間をそんなコンセプトでいく所存です。