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  • 10月RECORDは「さからう」
    今月のRECORDのテーマを「さからう」に決めました。今年はひらがな4文字による年間テーマを設定して、日々RECORDを作っています。1ヶ月のテーマを決める際は、その時の心情もありますが、視覚表現がやりやすいテーマを選びます。下書きを突き詰めていくとテーマから離れてしまうこともあります。テーマによって表現の抑制がなされると退屈な作品になる可能性があるので、テーマから外れても可としています。逆に予めテーマがあった方がイメージしやすい場合もあります。今月のテーマである「さからう」は比較的やりやすいのではないかと判断しました。思春期で何事にも逆らいたい反抗期真っ直中の若者や、旧態依然とした集団の体質にメスを入れた某知事が、課題の解明に乗り出したことが、結果的に決定された既成内容に反旗を翻すことになったりして、世間では是正や改革に痛みを伴う「さからう」ことが見受けられます。そういう意味でも「さからう」は狭義・広義ともに面白いテーマではないかと自負しています。RECORDは厳しい日常の条件の中で制作をしていますが、今月も頑張りたいと思います。
    10月の制作目標
    10月になり、新作の制作に弾みをつけようと思っています。秋が深まって作業がやりやすい季節になりました。今月はテーブル彫刻の天板に柱を立てる作業をやりたいと思っています。天板に穴をあけて柱に接合するのですが、背の低いテーブルは何とかなります。背の高いテーブルは柱が2m50㎝もあるので、柱4本を立てるだけでも工夫が必要です。幸い若いスタッフの協力が得られそうなので、今月中にテーブルのカタチにしていこうと思っています。勿論接合したまま固定してしまうと、工房が狭くなるので分解可能にしておく必要があります。陶彫制作では背の高いテーブルの下に吊り下がる陶彫部品の成形に入りたいと考えています。おそらくウィークディの夜は柱を覆う陶彫部品の制作に入っていくのではないかと思いますが、昼間の仕事との兼ね合いがあって微妙です。RECORDは当然継続ですが、陶彫夜間制作とどうやって折り合いをつけていくのか、ここも微妙です。鑑賞も東京で大きな企画展があるので、ぜひ見に行きたいと思っています。読書は2ヶ月間空白の期間があったので、今月こそは再開しなければなりません。こうして予定を羅列していくと、今月はゆっくり出来る時間がなく、身体を気遣いながら過ごしていこうと思っています。職場では再任用管理職で、退職前と何か変わったことがあるわけではなく責任もそのままです。給与が振り込まれると、ちょっとガッカリします。ただ、自分で選んだことなので文句の言いようがありません。つまらないことを書きましたが、今月も頑張ります。
    週末 陶彫によるテーブルの脚
    週末は専ら制作に時間を費やしています。今日も工房に篭りました。久しぶりに若いスタッフも来て、大学院の修了制作に取り組んでいました。私は新作のテーブル彫刻の陶彫部品を作っていました。テーブルは木材を使って構造を作ります。天板を支えるのは木材による柱ですが、その柱を陶彫部品が覆います。一見全て陶彫で出来た柱に見えると思いますが、強度の関係で心棒は木材にすることにしたのです。今日は柱を包む陶彫部品を作っていました。背の高いテーブルは8本の柱があります。背の低いテーブルは16本の柱が必要です。まず背の低いテーブルに接合する16本の柱を包む陶彫部品を作り始めました。木材の柱は四角柱なので、4面の陶彫部品が必要になり、16本全てでは64個の陶彫部品を作らねばなりません。一日作ってどのくらいの陶彫部品が出来るのか、今日試してみることにしました。それによって早くもエンジン全開にしてウィークディの夜に工房に通わなければならなくなるからです。丸一日制作して8個の陶彫部品が出来ました。このペースであれば8日間で完成します。ウィークディの夜に8個は出来ないので、その4倍かかるとして32日で完成する予定になります。背の低いテーブル彫刻の柱は10月と11月で何とかなるかなぁと試算しました。背の高いテーブル彫刻の陶彫部品も柱が長い分だけ同じくらい時間がかかるだろうと思います。これは12月と1月かなぁと思っていますが、そんなに上手くいくでしょうか。実はウィークディの夜というのが曲者で、昼間の仕事がスムーズなら、これも可能ですが、職場はそんなに甘いものではありません。昼間の仕事だけで力尽きてヘトヘトになり、どうしても気持ちが乗らない夜もあるでしょう。加えて毎日やっているRECORDやNOTE(ブログ)もあります。制作工程を考えると今回もなかなか大変です。勾配のきつい上り坂を登っていくような按配ですが、乗越えていくしかありません。昨日撮影に来たカメラマンが、隣で陶彫制作をやっている私を見て、「短時間で作品が出来るんだね。迷いがないし。」と言っていました。迷っている暇がないんです。心の緊張を最大限にすれば自ずと迷いは消えます。改めて私の週末の過ごし方は、創作活動で精神的に追い詰めているなぁと思った次第です。
    週末 RECORDの撮影日
    10月になりました。今月の目標は後日書かせていただきます。今日は週末で朝から工房で制作をしていました。午前10時頃、懇意にしているカメラマン2人がやってきて、1年間のRECORDの撮影をしていきました。昨年の10月分から昨日の9月30日までの365点。カメラのアングルを合わせて、照明を調整して2人がかりの撮影が始まりました。1年間、仕事帰りに自宅の食卓で作ってきたRECORD。かなりの比率で深夜になることもあり、翌日の仕事を心配しました。昼間の仕事で神経をすり減らしてしまい、どうしても筆が進まない夜もありました。年度末に新年度人事をやっている時は、RECORDどころではない日もありました。あれやこれや作品を振り返っていると、制作当時のことが頭を過ぎります。毎晩欠かさずRECORDを制作していることは、改めて凄いことだなぁと思い、自分で自分を褒めてもいいのではないかと感じました。具象から抽象まで幅広く表現しているRECORDですが、かれこれ始めて10年になろうとしているので、自分のスタイルが表れています。得意な表現があることも確かです。敢えて苦手な表現に挑戦して、駄作続きになっていた時期があるのも確かです。下書き、彩色、ペン入れ、さらに効果を狙った絵の具による技法という定番があって、それを崩せないのも確かで、1年間を通して実験的な作品が少ないなぁと思います。自分は生真面目な性格のため、その日その日をきちんと制作し、ゴールを定めてしまっていると思っています。時間がないことを言い訳に、失敗を恐れているのです。RECORDを眺めていると自分が浮き彫りになることがあって、頑張る自分と小心な自分が見えてきます。いろいろな意味でRECORDをやってきた意義は充分あると考えています。これからも継続していきます。今回撮影したRECORDをホームページにアップしたら広報させていただきます。
    映画鑑賞が充実した1ヶ月
    今日で9月が終わります。9月はどんな1ヶ月だったのか振り返ると、美術展2つ、公募団体展1つ、グループ展1つ、映画4本といった鑑賞が充実した1ヶ月だったと思っています。とりわけ映画はよく観に行きました。「シン・ゴジラ」(邦画)「栄光のランナー」(米国)「あなた、その川を渡らないで」(韓国)「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」(仏国)といった制作された国も、内容のバリエーションも豊富な映画を観て大変満足をしています。美術展も「ポンピドゥーセンター展」や「木々との対話」展(都美館)等を見て、空間表現を考えさせられることも多くありました。このところ演劇や音楽会には行っていませんが、映画は勤務後の夜の時間帯に自家用車で行ける手軽さがあり、シニアの割引もあって頻繁に出かけられるのです。20代の頃と60代の現在になって、自分は映画をたくさん観ています。映像表現の醍醐味をこの歳になって再び味わっていますが、自分と同世代か、さらに上の世代の人たちが映画館で目立っています。私と同様に青春時代に映画館に足繁く通っていた世代なのかなぁと思います。今月は久しぶりに美術展にも行きました。これから注目すべき企画展が数多くあります。来月も鑑賞の時間を作りたいと考えています。制作は陶彫成形と板材加工を少しずつ進めました。まだ制作ペースに拍車はかけられませんが、追々ペースアップを図っていきます。RECORDは苦戦しました。一日1点というノルマを課しているものの、毎日下書きは出来ても、仕上げまでを一日で作れない現状があって、今日までの作品を仕上げて辻褄を合わせるのは至難の業でした。ほとんど毎晩深夜まで作業をしていました。読書は遅々として進まず、これが今月では一番犠牲になったものかもしれません。来月はバランスを考えながら、また楽しみながら頑張っていきたいと思います。