Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末 工房を避けて自宅で制作
    工房に行きましたが、あまりの暑さのため工房での制作を断念しました。昨日ギャラリーから搬出してきた木箱を確認して、毎年呉服屋さんの女主人から個展用に贈っていただいているランの花を、搬出荷物の中から取り出し、自宅に持ち帰ってきました。自宅玄関に見事なランが咲いていて玄関を明るくしてくれています。今日は本来なら来年の新作用に土練りをする予定でした。暫く土練機を使っていないので手入れをしながら、土を練ろうと思いましたが、強烈な暑さのため持ち越しです。代わりに自宅でRECORDや来年の作品のイメージをまとめることをしていました。来年の作品は陶彫で作った塔が群を成して点在しているイメージがあります。新作は木彫を併用するので、鑿の手入れをしておかねばならず、これも一仕事だなぁと思っています。以前より自分は暑さには人一倍強いと自負していましたが、最近の熱中症報道で、少しばかり腰が引けています。スタッフがいない工房で倒れたら、誰も助けに来ないので、そこは自制していこうと思いました。
    2014個展の最終日
    東京銀座のギャラリーせいほうでの9回目の個展が、今日最終日を迎えました。今年展示した「発掘~層塔~」の陶彫部品は今までの最大数を誇り、評判もまずまずでした。「発掘~層塔~」と「発掘~増殖~」を合わせると100以上の陶彫部品をこの1年で作ったことになります。蓄積してきた労働の成果に我ながら驚きますが、それでも目指すところはまだ遠く、作品は多くの課題を残しています。この作品で全てを出し切れたと言えず、まだまだイメージは尽きません。来年こそ燃え尽きるまでやると決意を新たにしているところです。最終日にも多くの知人友人や職場関係の方々が画廊に足を運んでいただきました。本当に深く感謝しています。1年1回のコミュニケーションですが、大切な時間を与えていただいているなぁと痛感します。来年もギャラリーせいほうで個展をさせていただくことになりました。来年は10回目の節目の個展になりますので、またご高覧いただけると幸いです。さて、搬出作業ですが、懇意にしている運搬業者3人とスタッフと家内と私の合計6人で行いました。解体、梱包、運搬とも陶彫部品の数の多さ、困難な状況にも関わらず、額に汗してテキパキとやりました。トラックが横浜の工房に帰ってきたのは夜9時になっていましたが、自分はやり遂げた満足感を持ちました。また来年、創作の炎を燃やし続けていきたいと思います。
    「表象の多面体」を読み始める
    「表象の多面体」(多木浩二著 青土社)を読み始めました。「視線とテクスト」に次ぐ評論家多木浩二の著作です。本書では4人の芸術家、写真家、建築家を取り上げて、敢えて異なる世界観を持つ作品を大学で論じ、学生たちに刺激を与えようとしたものです。多面体という表題はそこからきていると思います。取り上げられている4人は芸術家キーファー、写真家ジャコメッリ、写真家アヴェントン、建築家コールハースです。それぞれ画像もあって比較的分かりやすい論文になっています。この4人の作家のうちキーファーの作品は、以前箱根にある彫刻の森美術館で見た記憶があります。藁を積んだ作品や木材を焦がして炭化させた巨大な作品が印象に残っています。他の3人の作品についても頭の片隅にありますが、本書を通じて理解を深めたいと考えています。本書は図版が多いため短時間で読めるのではないかと思います。
    「視線とテクスト」読後感
    「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)を読み終えました。著者である評論家多木浩二は3年前に他界し、本書は遺稿集として出版されたものです。知の遺産の継承として編集され、主に建築や家具についての評論が編者によってピックアップされて掲載されています。数人の建築家を取り上げた作家論もありますが、ほとんどが建築や都市に纏わる意味論が中心です。思索の中には難解な箇所も多く、読み砕くのに時間がかかりましたが、人間の意識を建築や都市計画によって変容させ、そこに新しい価値や意味を込めることが、豊かに生きていく道標になることを思い知らされました。デザインの目的、発想構想、その役割等々が論じられている箇所にも注目しました。私がやっている彫刻とは異なり、扱っているテーマが常に生活と関わりのあるモノだけに、その意味を考え、価値を見いだすことに大変な労力を費やした評論であることを、本書を読み終えてから実感しました。度々登場する記号論については、再度自分の中で記号の持つ象徴的な意味合いを整理しておく必要を感じました。何かまとめになる文章の引用を考えましたが、内容が凝縮されているため、これぞまとめという文章が見つからず、というよりいっぱいありすぎて、敢えて引用をせずに終わりたいと思っています。
    個展&展覧会鑑賞
    今日も昨日と同じで午前中職場に出勤し、午後は年休を取りました。午後はギャラリーせいほうの個展会場に向かう予定でいましたが、ちょっと寄り道することにしました。職場では数社の新聞を取っていますが、そのうち日本経済新聞の美術欄が目に留まり、バレエに使われた衣裳の展覧会があることを知って、寄り道することにしたのでした。場所は東京六本木の国立新美術館。当館に到着すると、まず混雑している展覧会が目に付きました。これは「オルセー美術館展」でした。確か有名な作品が来日しているはずと思って、ここにも入ってみることにしました。なかなか優れた作品が来ていて、成程これは混雑するわけだと思いました。詳しい感想は後日にします。肝心の「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」は期待通り楽しい展覧会でした。色彩とカタチの斬新さに目を奪われました。画家のブラックやデ・キリコも参加していたようで、バレエの衣裳だけで見せられる展覧会はなかなかあるものではないと思いました。これも詳しい感想は後日にします。午後3時頃になって銀座のギャラリーせいほうに到着すると、芳名帳にやはり知人友人の名前があって、自分が不在のため申し訳ないことをしたと思いました。来てくださった方々に感謝いたします。因みに明日は職場の仕事があって銀座には行けません。