Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 資料を求めて…
    今夏は5日間の休暇を使って、自分の創造的発想に繋がるところに出かけたいと考えています。昨年は石川県能登半島に輪島塗を見に行きましたが、優れた工芸品に接して、現地の職人にも話を聞きました。すぐに自作に応用できるものはありませんでしたが、街ぐるみで脈々と続く伝統を守っていく姿勢が垣間見れました。今年は何か作品を作る上で参考になるところはないか思案しています。長い休暇を取って海外の遺跡を巡ることは出来ないので、僅かな滞在時間で刺激があればと思い、長崎県の端島(軍艦島)はどうだろうかと考えています。軍艦島は、炭鉱で栄えた時代に人口過密だった島のようで、所狭しとコンクリートの建物があって、しかも過疎化して住居だけが残っている画像をネットで見ました。例年訪問している長野県麻績の池田宗弘先生の工房にも休暇を使っていきたいと思っていて、5日間をどういうふうに利用しようか、計画が楽しみになっています。計画が絵に描いた餅にならないようにしたいと思います。
    「ウォーキング ウィズ ダイナソー」観劇
    先日、横浜アリーナで「ウォーキング ウィズ ダイナソー ライブアリーナツアー イン ジャパン」と称したライブを観てきました。原寸大の恐竜が精巧に動き、三畳紀・ジュラ紀・白亜紀を通して、その生態系を見せるという壮大なエンターティメントでした。恐竜はロボット・テクノロジーの産物で、しかも現実感のある素材で出来ていて、あたかも実物のような動きをしていました。大型恐竜には人が本体に包まれた操縦席にいて、コンピューターでは出来ない動きをしていました。そこに照明や音響が加わり、息を呑むショーが展開されていました。デジタル映像とは違い、それぞれの場面に圧倒的な存在感があり、自分の席の前に陣取っていた小さな男の子が泣いていました。自分は彫刻をやっているおかげか、人が工夫を凝らして作る世界が大好きです。このショーは映画で見る特殊撮影とは一味も二味も違う実在の面白さがありました。登場する10数体の恐竜は、そのサイズの比較もさることながら、動きの緩急が表現されていて、研究と工学と劇演出が見事にタイアップしていました。横浜アリーナは観客で埋め尽くされていて、家内と自分も連席は取れず離れた場所で観劇していました。図録に掲載のあった制作風景にも創作的な意欲を掻き立てられるものがありました。
    13‘個展オープニング
    今日から東京銀座のギャラリーせいほうでの個展が始まりました。まず現在の職場の人たちや前の職場の人たちが大勢来ていただいたことに感謝申し上げます。新象美術協会の画家小野さんや鎌倉彫の彫り師安斉さん、大学の先輩の版画家加藤さん一家、ずっと一緒に仕事をしているカメラマン玉置さんと衣笠さん、毎年作品に対するコトバをいただいている評論家瀧悌三さん、最後に30年ぶりに再会した彫刻家南部さん、その他紹介出来ませんが多くの方々に来ていただきました。「発掘~地殻~」は評判が良くて嬉しい限りです。作品の傾向が変わっていたというのは、ずっと自分の個展を見続けていただいている方からの感想で、作品が生命体のようになって蠢いていると言われました。仰る通りです。木の根の中に甲冑に覆われた命が宿るオブジェ。そこにある凹型文様は、都市のようであり、解読不能な出土品のようでもあり、と見に来られた方にさまざまな思いを抱いていただいたことで、今回の「発掘~地殻~」は成功したかなぁと内心自負いたしております。次に自分がギャラリーせいほうに顔を出せるのは土曜日になりますが、家内は明日も行く予定です。このNOTE(ブログ)をお読みの皆様に、もし東京に出かける機会がありましたら、銀座8丁目のギャラリーせいほうにお立ち寄りいただければ幸いと存じます。
    搬入アクシデント
    NOTE(ブログ)にはその日の記録の役割があります。自分がアーカイブを見て、現在のことを確かめるために使うことが多いからです。今日の搬入のことも書きとめておこうと思います。今日は若いスタッフ4名と運搬業者2名、それに家内と私を加えた8名で、朝10時に相原工房を出発し、東京銀座8丁目のギャラリーせいほうに11時に到着しました。荷を全てトラックから降ろし、「発掘~地殻~」の屏風の位置を決め、無事組み立て終わったところで、重大な忘れ物に気づきました。そこまでは順調で、今日は大勢のスタッフに囲まれているので早く展示が終わると思っていました。「発掘~地殻~」は6点の木彫土台に陶彫部品40体をボルトナットで取り付ける集合彫刻です。ところがナットが見つからず、その入れ物を工房に忘れたことが判明し、万事休すとなりました。手伝いに来たスタッフには「陶紋」の台座組み立てや照明だけやってもらうことにして、そのまま帰ってもらいました。急いで家内と自分だけ横浜・銀座間を車で2往復し、工房に戻ったのが午後3時、再びギャラリーに来たのが午後4時、そこから2時間接合作業をして、ようやく展示が終わりました。時間は午後6時を回っていました。こんな失敗もあるのかと反省し、今年は準備万端などと思い上がっていた自分を恥じました。もしやナットくらいなら銀座のどこかで売っているかもしれないと走ってくれた美大生2人、照明をやってくれた後輩たち、本当に迷惑をかけました。そして有難うございました。何とか明日からの個展の幕開けが出来そうです。
    週末 搬入前の楽しみ
    いよいよ明日が個展搬入日です。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も8回目となりました。今日までギャラリーせいほうで別の企画展をやっている関係で、ギャラリーの鍵を預かることになり、明日は自分で鍵を開けて搬入展示を行うことになります。今日は昼頃ギャラリーに行って鍵を預かり、久しぶりの銀座を家内と散策しました。なかなか個展開催中に銀座をブラブラすることができないので、歩行者天国になっている目抜き通りを歩きました。前からA&Fというブランドの店舗が気に入っていて、店内階段の壁一面に描かれた筋骨逞しい男性の群像絵画が面白いと思っています。照明を落とした売り場で、眼を凝らしながら手に取ったTシャツがとうとう買えず、結局ユニクロで同じタイプのTシャツを買ってしまいました。金額は3分の1以下。自分はつくづく庶民だなぁと思います。その後、新横浜に行き、横浜アリーナでやっている「ウォーキング ウィズ ダイナソー」を観てきました。家内が前から行きたいと言っていたので、自分が家内の興味に付き合うカタチになりましたが、実物大の動く恐竜ロボットが登場する舞台に度肝を抜かれ、これは心底楽しめました。自分は彫刻をやっているせいか、人が作ったものを観るのが大好きです。横浜開港150周年の時に、フランスからやってきた巨大な動く蜘蛛も見に行きました。今回はイギリスからやってきたエンターティメントで、精巧に作られた恐竜が舞台狭しと歩き回る演出に暫し我を忘れてしまったのでした。これは機会を改めて詳しい感想を書きます。今日は搬入前のちょっとした楽しみを満喫しました。明日から彫刻家としての技量が問われる世界に埋没していきます。頑張っていきたいと思います。