Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 週末 梱包完了から新作陶彫へ
    週末になりました。今週は6月から7月に月が変わりましたが、観測史上初とも言える異常気象に日本中がぐったりしていたのではないかと思います。ともかく暑くて炎天下の外出は避けたいと思うのは私だけではないでしょう。私は相変わらず今週も毎日工房に通っていましたが、空調設備のない工房に行って作業をしてくるのは危険な行為かもしれません。この気温ではいつものように朝から夕方まで作業が出来る環境ではないので、今週は短めな制作時間にしました。それでも7月個展の搬入準備として全作品の梱包を終えました。追加の木箱が微妙に必要になって、木材を店で調達しながら、何とか全てを収めました。7月に入ってから最新作の陶彫制作に切り替えましたが、暫く陶土を扱っていなかったので、余った陶土が硬くなりつつあり、一度砕いてから水を打ちました。最新作は随分前から作っていたので、既に焼成が終わっている作品もあります。今後はこの陶彫制作に本腰を入れていきたいと思います。今週は個展案内状を友人や知人、前に勤めていた職場の人たちに送りました。料金別納郵便で郵便局から出しました。自家用車を車検に出していて、2日間は車が使えないこともありました。昨晩は映画館に家内と出かけました。映画「エルヴィス」は是非とも観たかった映画だったので、充分楽しめました。猛暑の中でも一週間を振り返ると、いろいろなことをやっていて、元気に活動しているなぁと思います。この元気を長く保っていきたいと願うばかりです。
    17回目の個展開催の7月
    7月になりました。昨年のNOTE(ブログ)を見ると「16回目の個展開催の7月」というタイトルがありました。今年はひとつ増やして「17回目の個展開催の7月」にさせていただきました。個展は18日(月・海の日)から開催されます。例年ではまだ梅雨空が残る7月上旬ですが、今年は先月から猛暑を記録更新していて今日も暑い一日でした。個展の準備は終わっていて搬入を待つばかりですが、今月は来年に向けた最新作の陶彫制作に本腰を入れていこうと思っています。最新作はかなり前から作っているので、今まで今年発表する作品と併行して行なっていたものを、今日から最新作だけに絞り込んで制作を進めます。気分は早くも最新作に向けられています。陶彫制作が平面制作のRECORDと関連しているので、RECORDの方も気合を入れていこうと思っています。これで漸く自分が理想とする陶彫制作とRECORD制作が繋がって、立体と平面の双方の視点から造形世界を創出するという意図が達成されることになります。今月は鑑賞も充実させていこうと思っています。早速今日は家内を誘って映画館に足を運びました。今日から封切られる映画「エルヴィス」をレイトショーで観に行ったのです。エルヴィス・プレスリーはアメリカが生んだ音楽史上最も売れたロック・アーティストで、私も幼い頃に当時は強烈に思えたそのサウンドを聴いて酔いしれてしまいました。私にとってロックはプレスリーから始まり、「監獄ロック」はその代名詞となりました。映画「エルヴィス」の詳しい感想は後日改めます。今日は暑い夏の幕開けがプレスリーの映画で始まるという幸福に、7月初日からエンジン全開になりました。自分には毎年個展が開催される7月が創作活動のターニング・ポイントになります。今月は新しい世界へ足を踏み入れる1ヶ月でもあるのです。
    6月で個展準備が整う
    6月の最終日になりました。6月はどんな1ヶ月だったのかを振り返ってみたいと思います。例年なら6月は梅雨の季節ですが、果たして梅雨はどこにいってしまったのか、毎日猛暑の記録が更新される事態に辟易しています。日本の一部を除いて35度を越える異常気象に、身体がついていけない状況です。とりわけ空調設備のない工房での作業は、長く続けることが出来ません。幸い作品はほとんど出来上がっている状態なので、補填作業でほぼ満足のいく完成度に達することが出来ました。今月は来月の個展搬入に向けての梱包作業に追われました。シートにエアキャップを貼り付けて梱包する厚板材や、木箱を作って収納する陶彫部品まで、何とか全部を納めて個展準備が整うことになりました。教職を退職し、創作活動一本になったため例年より早く準備が出来たことになります。同時に来年発表する陶彫作品の窯入れも行い、今年7月に発表する作品と来年発表予定の作品が併存しています。こうしたことで創作の源泉が未来永劫繋がっていっているような気持ちになれたのは、創作活動一本になったことが要因と考えます。焦らず、休まずというのが私の座右の銘ですが、着実に歩みを進められることが私にとって嬉しいと感じる瞬間なのです。今月の美術館鑑賞は「牧歌礼賛/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児」展(東京ステーションギャラリー)、「ピカソ展」(パナソニック汐留美術館)、「清水九兵衛/六兵衛」展(千葉市美術館)、「ボテロ展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)の4つの展覧会に行き、映画鑑賞では「シン・ウルトラマン」(TOHOシネマズららぽーと鴨居)に行って来ました。空想特撮映画では、子どもの頃から親しんだ世界に再び触れることができて、大いに楽しめました。今月の鑑賞は充実していました。一日1点制作のRECORDはなかなか進まず苦戦しています。実はRECORDは、来年発表予定の陶彫作品と関連するところがあるので、来月になれば勢いが出てくるのではないかと思っています。読書は美学に関する書籍をいまだにじっくり読んでいるところです。
    17回目の宛名印刷
    今日は個展案内状の宛名印刷を行ないました。案内状はギャラリーせいほうに1000枚、私の手元に500枚あって、私の友人知人には手元にある500枚から印刷をしています。この名簿は私自身の年賀状にも使っていて、私の友人、家内の友人、以前勤めていた職場の人たちにも送っています。名簿の中には住所変更をして送ることが出来ない人がいて、昨年の状況を見て、ギャラリーの方に返送された人たちは名簿から削除せざるを得ません。案内状が届かない人たちのために、ホームページの扉に案内状の画像をアップしています。今年は新型コロナウイルス感染症がやや落ち着いた感じがあるので、今まで躊躇していた方々にも東京銀座へ足を運んでいただけるかなぁと思っていますが、いかがでしょうか。個展も今年で17回目を迎えました。宛名印刷も17回もやっていて、その都度多少名簿の氏名が入れ替わっていますが、毎年300人近い人たちにお知らせをしています。案内状の効果は、私の現在地点を示すものとして、私は今もこんな活動をしているということをアピールする役目もあるのです。再度情報を文章でお知らせいたします。個展の期間は2022年7月18日(月・海の日)から23日(土)までで、11:00~18:30ですが、最終日は搬出作業があるため18:00までとさせていただいています。場所はギャラリーせいほうで、住所は東京都中央区銀座8-10-7です。ギャラリーは1階にあり、通りに面したところはガラス張りになっていますので、見つけるのはそれほど難しくないのではないかと考えています。私は昨年から創作活動一本になったので、期間中はできるだけギャラリーにいるつもりです。ご高覧いただけると幸いです。
    「浪漫主義と日本」のまとめ②
    「美学事始」(神林恒道著 勁草書房)の「第二部 芸術論の展開」の「3 浪漫主義と日本」を前後半に分けてまとめます。今回はその後半部分ですが、日本浪漫派と称される人たちの考え方を中心に据えています。「ロマン主義をめぐる論議で、岡倉天心に次ぐロマン主義の日本的変容というべきものが、昭和十年三月にその機関誌を創刊した、『コギト』の同人、保田與重郎、神保光太郎、亀井勝一郎らによる『日本浪漫派』の運動ではないだろうか。~略~彼らの理論は、そこから学んだドイツ・ロマン派の思想を日本的精神の風土に移植し、これをもって『前代未だ知らざる切迫の極点に形成され、而して未だ多く常に先代の糟粕を嘗めて去就に迷う』、文学を志す青年たちの新たな指標としようとしたものである。」その中にこんな文章がありました。「日本浪漫派は、今日僕らの『時代青春』の歌である。僕ら専ら青春の歌の高き調べ以外を拒み、昨日の習俗を案ぜず、明日の真諦をめざして滞らぬ。わが時代の青春!この浪漫的なものの今日の充満を心情に於て捉え得るものの友情である。芸術人の天賦を真に意識し、現状反抗を強いられし者の集いである。日本浪漫派はここに自体が一つのイロニーである。」あたかも青春賛歌のような気炎のある展開が想像されますが、迫る時代の風潮によって日本浪漫派は、そもそもマルクス主義からの転向やプロレタリア文学の挫折から生じたものなので、ファシズムへ傾倒していくことになりました。「問題はこうしたドイツ・ロマン主義美学によって理論武装した『日本浪漫派』が、その後次第に対外戦争が激化していくなかで、その多くがファシズムと一体化した、いわゆる『日本主義』イデオロギーへとのめり込んでいったことである。同じくロマン主義が国策に利用されるという、やりきれない事態が、ちょうど合わせ鏡のように、本家本元の同盟国ドイツにも出来している。時代と国境を越えてしばしば発生するこの現象は、もともと民族主義に根ざしたロマン主義の宿痾のようなものである。」今回はここまでにします。