Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2020.09.27

9月最後の週末です。今月は4回週末がやってきました。今日の陶彫成形を含めると今月は5点の立体を立ち上げたことになります。週末の中に四連休があって、連休中に土台のための厚板材を一部切断し、全体構成を考え…[続きを読む]

2020.09.10

「地面が庭園の一部であるのと同じように、床を彫刻の一部である場所、あるいは平面と考えた。~略~ノグチは、日本では地面に据えられた岩は『下にある原始の塊体から突き出す突起を表現している』と言った。庭園の…[続きを読む]

2020.09.04

このところ蒸し暑い工房には長く留まれず、その代わり空調の効いた自宅の食卓をアトリエの代用にして、RECORDの制作に時間を割いています。下書きばかりが先行するRECORDですが、だいぶ解消してきました…[続きを読む]

2020.09.03

今月は4回の週末があり、そのうち1回は4連休になります。陶彫制作においては、土曜日に土練りをして座布団大のタタラを数枚用意し、日曜日に成形や彫り込み加飾を行うのが定番になっています。その制作工程のうち…[続きを読む]

2020.09.02

既に閉幕している展覧会の感想を取り上げるのは恐縮ですが、横浜生まれの國領經郎の画業を自分なりに振り返ってみたいので、詳しい感想を掲載させていただきました。広漠とした砂丘に人物の群像が描かれた絵画が、私…[続きを読む]

2020.08.16

今日も朝から気温が上昇し、静岡県では40度を越す気温が記録されました。空調のない工房での陶彫制作は、どのくらい体調が保てるのか、実際に朝から工房に篭っていましたが、2時間程度で切り上げることにしました…[続きを読む]

2020.08.04

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作っている総称をRECORD(記録)と言っています。2007年2月から一日も欠かさず毎日制作していて、今年で13年目を迎えます。陶彫による集合彫刻を作り出したのは…[続きを読む]

2020.08.02

今日は朝から工房に篭りました。新作の3点目の陶彫部品の成形を行ないました。現在は床から立つ直方体を作っています。比較的大きめな直方体を立ち上げましたが、今後は大小さまざまな直方体を考えています。大きめ…[続きを読む]

2020.07.22

私は20代終わりで海外生活を切り上げて、日本に帰ってきました。海外でイメージを醸成した立体的な世界観を、30代初めになって陶のブロックを組み合わせることで表現できると考えていて、実際にそれが具現化され…[続きを読む]

2020.06.20

週末になりました。個展の搬入まで数えるくらいしか週末がない中で、出展作品の梱包を最優先していますが、つい作りかけの最新作品が気になってしまい、今日も梱包の後で、創作的な仕事を入れてしまいました。梱包は…[続きを読む]

2020.06.17

昨日、東京板橋にある板橋区立美術館で開催中の「深井隆ー物語の庭ー」展に行ってきました。板橋区立美術館は過去に数回訪れたことのある美術館で、規模は大きくないけれど美しい空間をもつ美術館です。ただし、私の…[続きを読む]

2020.06.10

陶彫部品を組み合わせて集合彫刻にしていく私の作品は、30代の半ばから始まりました。20代のうちは単体で彫刻を作っていました。習作期はほとんど人体塑造ばかりで、それによって立体構造の捉えを学んでいたので…[続きを読む]

2020.06.09

少し前のNOTE(ブログ)に、「聚景」印のデザインというタイトルで新しい印を彫ったことを書きました。今回は「突景」印のデザインです。「発掘~聚景~」はやや大きめ、「発掘~突景~」は小さめの石材を選んで…[続きを読む]

2020.06.07

新作の修整と最新作の陶彫成形は、同時に進めていきます。新作の修整や梱包作業は創作活動ではないため、それだけではどうも気分が上がらないのです。今日は朝から工房に篭りました。久しぶりに美大受験を考えている…[続きを読む]

2020.06.05

今年のRECORDのテーマは色彩です。「白」、「灰」、「藍」、「紅」、「緑」に続いて今月は「橙」にしました。これは橙色と言う意味で、橙の果実を指すものではありません。果実を指すのであれば、橙が橙色に色…[続きを読む]

2020.06.04

新作のイメージはどういう場面で湧いてくるのでしょうか。私の場合は現行の作品制作が佳境を迎えているか、また課題に突き当たって困難を極めている時に、ふと湧きおこることが多いと感じています。現行の制作に落ち…[続きを読む]

2020.06.01

新型コロナウイルス感染症の影響で、6月になって漸く仕事が通常勤務になりました。ただし、感染症対策は怠りなくやっていかなければならず、完全に仕事が回復した状態ではありません。それでも職場で全員が顔を合わ…[続きを読む]

2020.05.31

毎年、この時期に個展の図録用に彫刻作品の写真撮影を行っています。数えればもう15回目になりますが、この日が新作のゴールになるため、私は朝から気持ちが休まることはありません。集合彫刻である私の作品は、今…[続きを読む]

2020.05.15

職場勤務と自宅勤務を正副管理職で交互にやっている生活が続いています。先行きが見えない不安を抱える中で、こんな事態は社会人になって初めてのことですが、海外での留学を含め長い学生生活を送ってきた私は、暇人…[続きを読む]

2020.05.11

今年のRECORDのテーマを数ある色彩から一色選んで採用しています。5月は季節感のある「緑」にしました。相原工房から眺める木々の美しさにいつも心が安らぎ、陶彫制作の休憩には青葉若葉を楽しんでいます。こ…[続きを読む]

2020.05.05

ゴールデンウィークの4日目を迎えました。一昨日から小品「陶紋」の制作に入っていて、今日も制作を継続しました。新作の「陶紋」は5点作る予定です。そのためのタタラを準備していたので、今日は昨日に続いて4点…[続きを読む]

2020.04.28

現在作っているテーブル彫刻の題名を「発掘~突景~」にしました。同じ大きさのテーブル彫刻は、一昨年前に発表した「発掘~角景~」、昨年発表した「発掘~曲景~」があり、今回はそれに並ぶ3作目になります。「発…[続きを読む]

2020.04.25

週末になりました。在宅勤務が増えてきている昨今は週末になっても実感がありません。それでも工房に出かけると週末の雰囲気が漂います。今日は新作のテーブル彫刻に置く陶彫部品の成形を開始しました。新作のテーブ…[続きを読む]

2020.04.15

厚板6枚で屏風を構成し、その屏風と床を使って陶彫部品を組み合わせた作品を「発掘~聚景~」と名づけることにしました。聚景は造語で「しゅうけい」と読みます。屏風には格子模様の穴を刳り貫き、その穴を避けるよ…[続きを読む]

2020.03.19

「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)のⅢ「北斎晩年の<ふしぎな世界>」についてのまとめを行います。今や国際的な名声のある日本人画家といえば葛飾北斎の右に出る者はいません。西欧人にフアンが多いのは…[続きを読む]

2020.03.15

昨日は6人で砂マチエールの貼り付け作業を行いました。今日は引き続き新作屏風の油絵の具塗装作業を行うことにしました。今日のスタッフは一人だけでしたが、彼女は染めをやっているアーティストで、作業に対する手…[続きを読む]

2020.03.14

今日は若いスタッフ4人、家内と私の合計6人を工房に集めました。スタッフは10代から20代の女性たちで、美術に関係した人ばかりです。今月の制作目標として一番に掲げているのが、砂マチエールの貼り付け作業で…[続きを読む]

2020.03.03

今年のRECORDのテーマを色彩にしています。1月は「白」、2月は「灰」にしてきましたが、今月から有彩色にしていこうと思います。考え方としては基本となる色相環の色彩ではなく、RECORDとして絵画的ま…[続きを読む]

2020.02.05

今月はもう既に1回分の週末が過ぎてしまいましたが、改めて今月の制作目標を考えてみました。2月は建国記念日や天皇誕生日の振替休日があって、11回の休日があります。そのうち2回は過ぎたので、残り9回を創作…[続きを読む]

2020.01.28

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第3章の4「フォークロアの意匠」についてのまとめを行います。本書も終盤に差し掛かり、洋の東西を問わず芸術民俗学としての事象が露見されるさま…[続きを読む]

2020.01.21

昨年12月から「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)を読んでいます。本書のⅡ「変容する神仏たち」についてのまとめを行います。近世宗教美術の世界を網羅した文章の冒頭に、仏教の世俗化の経緯が書かれてい…[続きを読む]